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更新拒絶と正当事由と法定更新 [借地借家]

家主からの更新拒絶は6ヶ月前に通知しなければなりませんが、正当事由なくしては賃貸
借契約の解約は出来ません。そして、正当事由の有無を決めるのは裁判所です。大抵は
裁判まではせず、家主が立ち退き料を支払って明け渡してもらうことが多いようです。

もう何年か前の話になりますが、知人が突然賃借している部屋の更新を拒否されました。
理由は「家主の自己使用」です。
知人は移転費用を補償してもらえるなら出て行ってもいいと思っていたようですが、家主が
気難しくてなかなか立ち退き料の話し合いが進みませんでした。

借りている側に居座るつもりもないのに立ち退きの話し合いがスムーズに行かないのは、
家主側が借地借家法を十分に理解していなくて、自分の都合でいつでも出て行ってもらえ
ると勘違いしている場合が多いようです。
家主に「裁判する」と言われたので、知人が「どうぞ裁判してください」と答えたら、翌日、
家主側が折れてきて解決しました。間に入った不動産会社に、立ち退き料を支払うよう説
得されたようです。

「家主の自己使用の必要」が正当事由として認められるためには、立ち退き料を支払うの
が一般的なようです。裁判になっても、よほど強い正当事由でもない限り、立ち退き料なし
で退去してもらうことは出来ませんから、相当変わった家主でもない限り、最初は強気でも、
自分の立場を理解すればたいていは折れてくると思います。
ただ、建物が競売にかけられた場合は、新しい所有者に対抗出来ないケースもあるので、
注意する必要があるようです。

なお、もし家主が更新しないと主張した場合でも、法定更新といって、従前と同じ契約内容
で自動的に賃貸借契約は更新されますから、借主はそのまま住み続けることができます。
でも、更新拒絶された場合は、一度弁護士に相談することをお勧めします。
法律相談だけなら5千円くらいでできますし、市役所や区役所でも無料の法律相談を行って
いるようです。

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自律神経失調症と診断されて [病・医療]

子供の頃、父の実家に帰ると、誰とも口を利かず、いつも一人でただぼーっとしている女性が
いました。父の姉でした。
私は子供心に、伯母は精神的な病を患っているのだろうと思っていましたが、実際は
自律神経失調症と診断されていて、それに異議を唱える親族は一人もいませんでした。
私は父方の一族が醸し出す独特な緊張感が苦手で、いつも居心地の悪さを感じていました。

私が大人になる頃には、伯母は自分の子供達のことも認識できなくなっていました。
私はそんな伯母を放っておくべきではないと考えていましたが、伯母のご主人と子供達が
現状維持を望んでいたため、どんな提案をしても結局は無駄でした。
伯母は、自分の症状に気づくことが出来なかったのか、それとも気づいていながら他人に伝える
手段を失っていたのか、周りが気づかぬ間に胃潰瘍が進行して吐血し、病院に運ばれたものの、
回復しないまま亡くなりました。

自律神経失調症、医者にとっても、患者の家族にとっても、実に都合のいい診断名です。
でも、果たして、患者本人にとってはどうなのか疑問です。

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ウール・ニットのお手入れ [洗濯・洗濯用品]

私はとにかく何でも洗いたくなる性分です。
買って一年目のものはなかなか水に浸す勇気がないこともありますが、
ウールのニットもクリーニングに出すよりも自分で手洗いしたい方です。

そんな折、衣料品関係の仕事をしている知り合いから、とても参考になる話
を聞きました。
型崩れや縮みが気になる洋服は、一度クリーニングに出すと生地が安定し
て、その後自分で水洗いしてもトラブルが少なくなるそうです。
実際に試していますが、確かに、まずクリーニングに出したものと、いきなり
自分で洗ったものを比較すると、一度はクリーニングに出したものの方が
その後の取り扱いが楽になるような気がします。

もっとも、クリーニング店の腕も大事ですけどね。

ニットのように伸び縮みしやすい衣類は、前もって、おおまかな寸法を測って
おくと、クリーニングや水洗い後の縮み具合が分かっていいです。
私は手洗い後に洗濯機で軽く脱水(ほんの10~30秒)してから平干しします
が、その際、測った寸法に合わせて形を整えてから乾かすようにしています。
こうすると、多少の縮みは回復します。

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トリプル・アクセル [フィギュアスケート]

トリプル・アクセルは浅田真央選手の代名詞のような印象がありますが、伊藤みどりさんの
現役時代をリアルタイムで知っている私にとっては、トリプル・アクセルと言えば、やはり伊藤
みどりさんです。

最近では両選手のジャンプの比較動画なども目にしますが、質という意味では、浅田選手の
トリプル・アクセルは伊藤みどりさんのそれには遠く及びません。氷上回転(プレローテーショ
ンやグリ降り)が甚だしく、常に回転不足気味に降りてくる浅田選手のトリプル・アクセルは、
私の目には、ほとんど違う種類のジャンプにすら見えます。

バンクーバー・オリンピック後の浅田選手による「トリプル・アクセルの女王と言われて嬉しい」
「トリプル・アクセルはもう自分のものにした」という主旨の発言を聞いて、私は耳を疑いました。
「私のトリプル・アクセルはまだまだです。本当の女王は伊藤みどりさんです」と言えるだけの
謙虚さと冷静な自己分析能力があれば、浅田選手も、今頃になってジャンプでここまで苦労は
しなかったのではないかと残念に思います。

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