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フィギュアスケート ジャパン・オープン2012(出場選手) [フィギュアスケート]

2012年10月6日開催予定のフィギュアスケートのジャパン・オープン(Japan Open)の出場
選手が出揃ったようです。

日本からは、高橋大輔選手、小塚崇彦選手、鈴木明子選手、浅田真央選手。
北米からは、パトリック・チャン選手、ジェフリー・バトル選手、アシュリー・ワグナー選手、
アグネス・ザワツキー選手。
そして欧州からは、エフゲニー・プルシェンコ選手、ミハル・ブレジナ選手、アリョーナ・レオ
ノワ選手、エレーナ・ゲデヴァニシヴィリ選手の出場が予定されています。

日本女子の最後の一人がなかなか決まらなかったようですが、浅田選手に決定しました。
2012-13シーズンはソチ五輪の行方を占う上でも大事なシーズンです。
ジャパン・オープンは新しいプログラムのお披露目の場的なところもありますから、選手達
がどんな演技を見せてくれるか楽しみですね。

なお、ジャパン・オープンに先立ち10月5日には、五輪、世界選手権などの国際主要大会
メダリスト達によるメダル・ウィナーズ・オープン2012が開催されます。この大会はボーカル
入り楽曲も使用可で、アイスショーの競技版のようなものだそうです。
ただ、個人的にボーカル入り楽曲は好みに合わないことが多い上に、とりわけジャンプに
シングル競技ならではの魅力を強く感じ、どちらかというとアイスショーよりも緊張感のある
アマチュアの試合を好む私としては、正直なところあまり強い関心は起こらないです。

2012年10月7日追記:
日本チームが見事2年ぶり5度目の優勝を飾りました。2位は北米、3位は欧州でした。
出場した日本人4選手ともに、シーズン序盤にしてはなかなか良い演技だったと思います。
浅田選手は3Aをプログラムから外すと、演技全体の安定感がかなり増します。
昨シーズンも、前半はそうだったような。。。
3A抜きの大会で浅田選手の晴れやかな笑顔を見るにつけ、彼女のアキレス腱は、本人以
上に3Aを熱望しているようにも感じられる熱狂的なファンなのではないかと思えてなりません。
また、時を同じくして行われたフィンランディア杯2012では、羽生結弦選手が優勝しました。
なんとフリーでは、4Tと4Sを決めました。素晴らしい。。。

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キム・ヨナ選手ソチ五輪まで現役続行を表明 [フィギュアスケート]

バンクーバー五輪フィギュアスケート女子金メダリストのキム・ヨナ選手が2日に記者会見
を行い、競技に復帰し、2014年のソチ五輪後に現役を引退する意向を表明したそうです。
また、引退後はIOC委員に挑戦したいと語ったとのこと。

待ってました~。
韓国ではキム選手に続く有望な女子選手がなかなか育っていないようなので、おそらくは
キム選手の現役続行となるだろうと期待はしていましたが、本人の言葉ではっきり意思表
示があり、個人的にすっきりしました。ソチ五輪までの限りある期間ではありますが、再び
試合でキム選手のプログラム&演技を観ることができるのはとても嬉しいことです。
何気に女子シングル競技そのものに対する期待感も高まります。

朝鮮日報によると、キム選手は「私には現役としてすべきことがまだ残っていると思った」
と語ったそうです。やはり一番は五輪の枠取り(2枠?)のためなのでしょうね。
そして、ある意味金メダル獲得が至上任務だったとも言えるバンクーバー五輪とは異なり、
IOC委員に挑戦するという第二の人生のためのソチ五輪出場という側面もあるようです。
ソチの次は韓国・平昌(ピョンチャン)で冬季五輪が開催されますしね。
それにしても、この若さで、周りの期待と自身の目標のすり合わせの上手さに感嘆します。

さて、もし2013年カナダ・ロンドンで開催される世界選手権に出場するとなると、出場条件
となる技術点最低スコアをISU公式国際大会でクリアしなければなりません。
今シーズンのGPSのエントリーが既に発表されている中、キム選手のGPSへの出場の機
会があるのかないのか、どの大会で復帰するのか待ち遠しい限りです。
そして、振付はデヴィッド・ウィルソン氏の名前が出ているようですが、コーチは誰になるの
でしょう…とにかく楽しみですね。

ところで、安藤美姫選手の競技に対するモチベーションは上がってきているでしょうか。
キム選手の現役続行表明に良い刺激を受けてくれるといいのですが…

2012年7月5日追記:
安藤美姫選手が、現役復帰を表明したキム選手を「同じリンクで滑れることを誇りに思う」と
賞賛し、自身も「GPSではベストを尽くし、ファイナルの金を目標にしたい」と語ったそうです。
ただ、五輪についてはまだ考えていないとのこと。
安藤選手とキム選手、女子シングルに役者が揃った気がして嬉しく思います。

2012年8月21日追記:
キム選手の今季プログラムは、SP、フリーともデヴィッド・ウィルソン氏が振付を手掛けること
になったようです。

2012年8月30日追記:
キム選手が今夏のアイスショーで、以前のSP「ロクサーヌのタンゴ」を演じる映像を観ました。
ジャンプ構成は3S、3Lz、2Aと全盛期より難度を下げたものでしたが、復帰を決めたばかり
とは思えない素晴らしい演技で、あらためて高い技術と音楽表現を兼ね備えた希有な選手
だと思いました。本人はメダルを狙うわけではないようですが、今後どこまで戻していけるか
によっては、ソチでのメダル候補にもなりそうな気がします。

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高橋大輔選手のコーチ陣にニコライ・モロゾフ氏加入 [フィギュアスケート]

フィギュアスケートの高橋大輔選手が、新シーズンの指導スタッフにニコライ・モロゾフ氏
を迎え入れることになりました。
今年3月の世界選手権前にモロゾフ氏から申し出があり、最近になって決断したとのこと。
モロゾフ氏はメインコーチではなく、アドバイザー的な存在になるようで、高橋選手は今後
も引き続き長光歌子コーチの指導も受けるそうです。

羽生結弦選手のブライアン・オーサー氏師事にも驚きましたが、高橋選手とモロゾフ氏も、
負けず劣らず驚きです。ただ、現状では男子の成績がイマイチなロシア、一方リンク事情
がイマイチな日本、双方にそれなりにメリットのある試みだとも思います。
モロゾフ氏はあくまでもコーチ陣の一員ということですし、高橋選手も新しい環境で自分が
何をすべきかよく分かっていることでしょう。悪くない関係ではないでしょうか。

もともと高橋選手はモロゾフ氏に師事していましたが、2008年織田信成選手もモロゾフ氏
に師事することとなり、高橋選手は同氏との関係を解消したいきさつがあります。
モロゾフ氏も高橋選手には心残りがあったようで、「4年前のことは申し訳なく思っていた」
「自分の全てを注いで、彼の五輪メダル獲得に協力したい」と話しているそうです。
リップサービスもあるでしょうが、コーチのほうから「最もお気に入りの生徒」と請われるとは、
さすが高橋選手ですね。

一方、高橋選手も「メダルに向けて同じ方向性でプラスになればいい」「厳しい環境に身を
置こうと思って決めた」と語ったそうで、ソチに賭ける意気込みを感じます。ひょっとしたら、
羽生選手のオーサー・コーチ師事にも多少は刺激を受けたのかもしれないですね。
モロゾフ氏は、荒川静香さんのトリノ五輪金メダル獲得時のコーチで、安藤美姫選手を2度
の世界女王に導いたコーチとしても知られています。高橋選手も同氏に師事していた2007
年の世界選手権で銀メダルを獲得しており、決して相性は悪くないようですし、ソチ五輪に
向けて、ロシアのコーチと繋がりを持っておくのも一案だと思います。

そして、もし両者が過去にやり残したことがあるのであれば、それをソチで完成させるのを
楽しみに見届けたいと思います。何だかワクワクしてきました。

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微妙な褒め言葉~タレントそれともアスリート [フィギュアスケート]

報道によると、フィギュアスケートの浅田真央選手の来季SPはローリー・ニコル氏、フリー
はタチアナ・タラソワ氏の振り付けになるようです。個人的にタラソワ氏による浅田選手の
プログラムは概ね嫌いではないので、どんなプログラムになるのか楽しみにしています。

さて、スポーツ報知のコラムに、「日本のメダリストのコーチたち~佐藤夫妻〈5〉」と題した
城田憲子さんと佐藤信夫&久美子ご夫妻の対談記事がありました。
でも、ざっと目を通したところ、浅田選手に関する佐藤コーチご夫妻の言葉に???です。

技術的なことには殆ど触れず、近年成績が振るわない浅田選手をどうでもいいことで持ち
上げようとしているかのようで、21歳のトップ選手が挨拶ができるようになり、点数計算が
分かるようになったと言われても、正直「以前はダメだったのね」と思うだけです。
またコーチ自ら特定の現役選手、しかも自分の教え子をスター扱いしているようですが、
フィギュアスケート競技は芸能ではないですし、真の褒め言葉にはなっておらず、浅田選
手の今後について、現状では劇的な技術的進歩は望めないのだろうという印象をかえっ
て強く受けてしまいました。まあ、スポンサーとPCSという強い味方はいますけれどね。。。

そして、時を前後して、読売新聞に浅田選手のインタビュー記事が載っていて、その中に
「10代の頃はジャンプが最大の武器だったが、今では『ジャンプより、滑りそのもののほう
が好き』と、言い切るまでになった」とあり、目を疑いました。結局、世界選手権での3A挑
戦と、それにまつわる報道は一体何だったのでしょう。この短期間に、アスリートとしての
劇的な心境の変化???それともタレントとしての大幅な戦略変更???
メディアへの露出自体はもともと本人も望んだことでしょうが、それにしても、このような滑
稽極まりない演出がいつまで続くのでしょうね。まるで安っぽいキャンペーンのようです。

そうこうしているうちに、「日本のメダリストのコーチたち~佐藤夫妻〈6〉」を読む機会もあり、
小塚崇彦選手とコーチ業の話題なのですが、色々と頼りなさを感じてしまいました。
2012~13シーズンは織田信成選手と安藤美姫選手が復帰する予定なので、順当にいけ
ば、男女とも世界選手権の3枠を4選手以上で争うことになるのではないかと思います。
何だかんだ言っても、スポーツ選手である以上、最も期待されるのは何よりも成績でしょう
から、浅田選手も小塚選手も、来季は勝負に拘った戦いぶりを見せてもらいたいものです。

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ISU GPシリーズ2012-2013出場選手(安藤美姫選手復帰) [フィギュアスケート]

国別対抗戦から約1ヶ月が経ち、2012-2013シーズンのフィギュアスケートGPS(グラン
プリシリーズ)の各大会の出場選手が発表されました。

男子では高橋大輔選手、小塚崇彦選手、織田信成選手、羽生結弦選手、町田樹選手、
無良崇人選手の6選手が2大会に、村上大介選手が1大会にエントリーしています。
女子では鈴木明子選手、浅田真央選手、安藤美姫選手、村上佳菜子選手、今井遥選
手の5選手がそれぞれ2大会にエントリーしています。
そして、ペアでは高橋成美&マーヴィン・トラン組が2大会に、アイスダンスではキャシー・
リード&クリス・リード組が1大会にエントリーしています。

さて、昨シーズンはそれぞれ怪我と休養で試合から離れていた織田選手と安藤選手が
復帰しますね。報道によると、安藤選手は、(ISUが義務化した)不測の事態が起こらな
い限り必ず試合に出場することなどを約束する誓約書に署名したとのこと。
復帰すると決めたからにはもう迷わず、全力で試合に臨んで欲しいと思います。

そして、海外に目を向けると、ジョニー・ウィアー選手が2大会で復帰です。ただ、エフゲニ
ー・プルシェンコ選手とエヴァン・ライサチェク選手の名前は、今のところ見当たりません。
それぞれロステレコム杯とスケート・アメリカのTBA枠に入ってくるのかもしれないですね。

また、女子シングルでは、昨シーズンのエリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手とアデリナ・
ソトニコワ選手に続き、世界ジュニアのメダリスト、ユリア・リプニツカヤ選手とグレイシー・
ゴールド選手が新たに参戦してきます。ベテランと若手の対決も楽しみです。
一方、世界ジュニア男子シングルのメダリスト3選手は、ジュニアに残留のようです。
個人的にハン・ヤン選手のシニア参戦を楽しみにしていたので残念ですが、中国の男子
シングルのワールド枠が1枠ということを考えると、致し方ないところでしょうか。

ところで、アリッサ・シズニー選手はNHK杯のみのエントリーですが、股関節の負傷が見
つかり、手術の予定だそうです。昨シーズン後半のジャンプの不調も、今になってみれば
結局この怪我が原因だったのでしょうね。無事な回復と復帰を願っています。

2012年6月16日追記:
安藤選手がまたまた復帰について煮え切らない発言をしているようです。
「まだ試合に向けての目標が見えてこない」のだそうです。
モロゾフ・コーチと離れて新コーチが決まったとの報道もないので少々気にはなりますが、
2度も世界女王になった選手ですし、誓約書にサインもしたわけですから、本番が近づけ
ばしっかりモチベーションを上げてくると信じています。ただ、成人したトップ選手としては、
ご自身の発言にはもう少し慎重になったほうが良いのではないかと思います。

2012年7月5日追記:
安藤選手が、「GPSではベストを尽くし、ファイナルの金を目標にしたい」と語ったそうです。
五輪についてはまだ考えていないとのことですが、とりあえず力強い言葉に安心しました。
安藤選手とキム・ヨナ選手の復帰で、女子シングルにも役者が揃った気がします。

2012年8月25日追記:
中国大会、フランス大会にエントリーしていたカロリーナ・コストナー選手が欠場となるよう
です。ただ、欧州選手権、世界選手権には出場する意思があるようで、引退ではないとの
こと。婚約者のドーピング問題の影響でしょうか。

2012年9月3日追記:
安藤選手は今春モロゾフ氏にコーチの依頼をしたようですが、モロゾフ氏は断ったとのこと。
ロシア女子はソチでのメダルが見込まれる選手が揃っている上、安藤選手はこの1年を休
養に当てて去就もはっきりしない状態でしたから、ある意味自然な成り行きだと思います。

2012年10月9日追記:
安藤選手がGPSを欠場することになったようです。
コーチが見つからず、技術的、精神的な調整が間に合わなかったことなどが理由だそうで
すが、競技へのモチベーションが上がらなかったのでしょうね。
コーチに関しては、オリンピックまでの時間を考えると、優柔不断に去就を迷う姿を見れば、
思うようにコーチが決まらないのも頷けます。正直なところ、嫌々誓約書にサインするくらい
なら、最初から欠場にすればよかったのに…と思います。

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羽生結弦選手のコーチ変更:ブライアン・オーサー氏に師事 [フィギュアスケート]

フィギュアスケートの羽生結弦選手がブライアン・オーサー・コーチに師事することになり
ました。阿部奈々美コーチとは24日付で、師弟関係を円満に解消したとのこと。
羽生選手は高校在学中のため、当面はオーサー氏が拠点とするカナダのトロントと日本
を行き来するそうです。(留学の形をとってカナダに拠点を移すという話も見聞きします。)

突然のニュースで驚いていますが、個人的に嬉しいニュースでもあります。
世界選手権での演技を観て、「ロミオとジュリエット」は阿部コーチと羽生選手の集大成
という印象を受けると同時に、今後はどうするのかなという疑問も起こりました。
日本のフィギュアスケート選手にとって海外での修行は、成長過程のある段階で更なる
ステップアップのためにほぼ必須だと思うので、羽生選手の場合その時がいつ来るかと
注視もしていました。それにしても、決断の早さと思い切りの良さは流石です。

さて、オーサー氏の手腕はキム・ヨナ選手で実証済みです。練習環境も格段に良くなる
と聞きますし、語学力の向上も期待できます。ソチ五輪まで残り2年を切った今の時期に
考え得る最良の選択肢の一つだったのではないかと思います。
オーサー氏にはハビエル・フェルナンデス選手も師事していますから、いろいろ気になる
ことがないわけでもないのですが、何となく能天気に、本気モードは羽生選手だけでなく
オーサー氏も同じなのではないかとの希望的観測をも個人的に抱いています。

ところで、このニュースを聞いた主人の第一声が、「大きなスポンサーでもついたかな」で
した。現実主義者の主人らしい言葉ですが、確かにそうかもしれませんね。
羽生選手本人のスター性、今季の成績、将来性、知性とやる気、どれをとっても否定する
材料が見当たらないですからね。

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世界フィギュアスケート国別対抗戦2012(結果) [フィギュアスケート]

19日から22日まで東京で開催された世界フィギュアスケート国別対抗戦で、日本チームが
55ポイントを獲得して見事優勝しました。選手の皆さん、おめでとうございます。
2位はアメリカ、3位はカナダ、続いて4位フランス、5位ロシア、6位イタリアとなりました。

日本チームは初日でアメリカと並び暫定トップにつけ、2日目でアメリカを抑えて単独トップに
立ち、最終日もそのまま逃げ切りましたが、終わってみれば2ポイント差、危なかったです。
個々の選手(組)の成績は、男子の高橋大輔選手が1位、小塚崇彦選手が6位、女子の鈴
木明子選手が1位、村上佳菜子選手が6位、ペアの高橋成美&マーヴィン・トラン組が3位、
アイスダンスのキャシー・リード&クリス・リード組が6位でした。

男子シングルの高橋選手は本当に素晴らしかったですね。SP、フリーともに目立ったミスの
ない心技体の充実したほぼ完璧な演技で、パトリック・チャン選手を抑えて堂々の1位。
特にフリーの演技では、テレビの画面を通して会場の熱気が伝わって来るようでした。
今季のモチベーションの高さを見るにつけ、改めて良きライバルの存在の大切さを感じます。
国内でも羽生選手が順調に伸びてきていますし、良い刺激になっていることでしょう。
ただ、チャン選手のほうは、クリスティ・クラールコーチの辞任が今後どう影響するのか少々
気になるところです。

女子シングルの鈴木選手も良かったですね。アメリカのアシュリー・ワグナー選手とグレイシ
ー・ゴールド選手の力強いフリー演技の後、村上選手が大きなジャンプミスを連発して冷や
冷やしましたが、ベテランらしくミスを最小限に抑えた演技でコストナー選手を逆転して1位。
今季の鈴木選手は、大崩れしない安定感があります。27歳にしてなお進化し続けることが
できるのも、基礎技術がしっかりしていることと日頃の鍛錬の賜物だろうと思います。

ペアの高橋&トラン組と女子の村上選手も、フリーは残念だったけれど、SPと応援席で存在
感を見せてくれました。ただ、小塚選手は世界選手権に続き、ちょっと元気がなかったかな。
そして、アイスダンスのリード組は、クリスの右足に酷い痛みがある中での出場だったようで
す。しっかり養生して、来季は良いシーズンになることを願っています。

個人的に特に目を引いたのは、本大会がシニア・デビューとなったアメリカの16歳、ゴールド
選手です。ジャンプが素晴らしく、演技も溌剌としていて若さに溢れ、容姿も可愛らしく、夫婦
揃ってすっかり魅了されてしまいました。今後の活躍がとても楽しみです。

さて、気になるニュースとして、ペアのマーヴィン・トラン選手(カナダ国籍)が、日本代表とし
てソチ五輪に出場するため、日本国籍取得を目指すことになったようです。
また、安藤美姫選手が来季のGPシリーズにエントリーの意向を示したそうです。ただ、競技
復帰については決断までには至っていないとのことで、キャンセルの可能性もあるもよう。

2012年4月25日追記:
国別とは関係ないですが、羽生結弦選手がブライアン・オーサー・コーチに師事することにな
ったようです。びっくりだけれど、ちょっとワクワクもします。

2012年4月26日追記:
自民党のスポーツ立国調査会で26日、トラン選手がソチ冬季五輪に出場できるよう、特例の
適用を目指し、日本国籍取得を後押しする方針が決まったそうです。

2012年5月18日追記:
朝日新聞によると、安藤美姫選手が2012~13年シーズンのGPシリーズから復帰することに
なったようです。ISUは休養した選手が復帰する場合、不測の事態が起こらない限り必ず試合
に出場することなどを約束する誓約書への署名を義務化。安藤選手もこれに署名したとのこと。

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トリプル・アクセルへの不思議なこだわり [フィギュアスケート]

中日新聞に、佐藤信夫コーチによるインタビューが載っていました。
佐藤コーチは浅田選手について、「本人がトリプル・アクセル(3A)一つに拘っているので、
取り上げるのは難しい」「速度を上げてなめらかに滑って欲しいけれど、ジャンプの確率が
下がることに本人が納得していない」などの言葉を残されたようです。

また、日経新聞の「フィギュアスケートで、いま求められる演技」というタイトルの記事でも、
浅田選手の3Aへの拘りと佐藤コーチの方針とが噛み合わない様子が紹介されています。
「浅田選手にとって、今までとは違う作戦にいきなり変えることができない。理解してもらう
根比べの状態」との佐藤コーチの言葉に、正直唖然としました。

本人が納得していないと、成果も半減するという実例でしょうか。
佐藤コーチも、大変お困りのようです。
ソチまで2年弱のこの時期に、浅田選手の意識がまるで一年前に逆戻りしてしまっている
ようで、両者の間に信頼関係がしっかりできていないようにも感じられます。
ただ、オリンピックの銀メダルも含め、すでに立派な実績を持つ選手ですし、スポーツ選手
にとって時間は有限ですから、後は本人がどうしたいかという納得の問題なのでしょう。

しかし、練習でも跳べていない3Aに、何故これ程までに拘るのか不思議です。
回転不足やパンクを繰り返し目にするにつけ、3Aがモチベーションになっているとは思えな
いですし、むしろ執着、あるいは依存にも近い少々奇妙な印象すら受けます。
もし報道されている通り、それ程までに3Aが大事であるならば、たとえ転んでも、しっかり
回り切る気概を試合で見せてもらいたいものです。

先頃の世界選手権では、来季の枠取りのかかる重要な大会であるにもかかわらず、日本
女子の一番手としてフリーに臨み、2Aでもメダルの可能性のある中で3Aを優先、失敗後は
やる気を疑われる演技ですから、本人には国を代表するという意識も希薄なようです。
浅田選手は立場上アマチュアとは言い切れないのが実情で、今後いかにイメージ、ひいて
は商品価値を維持するかが本人の中では最優先課題なのかもしれません。

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世界フィギュアスケート国別対抗戦2012(日本代表選手) [フィギュアスケート]

今月19日~22日に東京で開催される世界フィギュアスケート国別対抗戦に出場する
日本チームのメンバーが発表されました。

男子シングルは、髙橋大輔選手、小塚崇彦選手。
女子シングルは、鈴木明子選手、村上佳菜子選手。
ペアは、高橋成美&マーヴィン・トラン組。
アイスダンスは、キャシー・リード&クリス・リード組。

日本スケート連盟によると、世界ランクと世界選手権の成績を基に選んだとのこと。
なお、羽生結弦選手は右足首捻挫のため、男子は小塚選手が出場となりました。
日本以外の参加国は、アメリカ、カナダ、ロシア、イタリア、フランスです。

先ごろ行われた世界選手権では不本意な結果となった小塚選手、キャシー&クリス・
リード組には、今度こそ納得のいく演技を期待しています。
出場選手の皆さん、がんばってください。

さて、どんなスポーツでも、チーム戦には個人戦とは違う格別な面白さがあります。
昨年の秋に開催された体操の世界選手権を観ていて、フィギュアスケートでも早く団
体戦が本格的に始まって欲しいと思いました。ソチ五輪から正式に導入されるとのこ
となので、個人的にとても楽しみにしています。

2012年4月7日追記:
各国の出場選手が発表されたようです。
個人的に、アメリカ女子シングルのグレイシー・ゴールド選手(世界ジュニア銀)とロシ
ア女子シングルのアデリーナ・ソトニコワ選手(世界ジュニア銅)に注目しています。
また、ロシア男子シングルのアルトゥール・ガチンスキー選手は、今回は代表から外れ
ているようです。

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不可解なトリプル・アクセル挑戦 [フィギュアスケート]

フランス・ニースで開催された世界フィギュアスケート選手権大会も幕を下ろしました。
本大会で浅田真央選手は、トリプル・アクセル(3A)に挑み、SPではDG判定、フリーでは
1Aという結果になりました。もちろん、試合でどのジャンプを跳ぼうが選手の自由ですし、
これを「挑戦」と称える人もいるとは思いますが、私的には少々微妙です。
というのも、浅田選手の3Aへのアプローチはどっちつかず、中途半端に見えるからです。
詭弁とも取れる言葉ばかりが先行して、正直、何がしたいのかさっぱり分かりません。
今季は無理せず、「3A無し」でどの程度スコアを伸ばせるか試すのかと思っていました。

「あくまでも3Aに拘る」と言うのであれば、なぜシーズン前半は回避したのか不思議です。
また、「調子をみながら跳ぶか跳ばないか決める」と言うのであれば、私の目には、浅田
選手の3Aは、シーズン前半に比べて今がそれ程良くなっているようにも見えません。
そして、「日本での練習では跳べていたけれど、現地入りして調子を落とし、本番で失敗
した」と言うのであれば、彼女の言う「失敗・成功」は今でも「転倒の有無」であり、「回転
不足」という概念は頭にないようにも思われます。それにしても、DGとパンクとは…

浅田選手の3A挑戦について、「アスリートとして高みを目指している」と表現されることも
ありますが、私は少々異なる印象を持っていて、「転倒の恐怖を克服できず、真剣に3A
を跳ぶための身体作りもしておらず、思い切りのいいジャンプを跳べない」と感じます。
また、よく「浅田選手にしか跳べない3A」とも言われますが、浅田選手の3Aは「跳べてい
る」とは言い切れないものがありますし、他の選手にしても、試合で使うような博打をしな
いだけで、練習で全く跳んでいないわけでもないと思います。

そして、「モチベーションの問題」などともっともらしい説明もされていますが、本大会での
3A失敗の様子を見てしまうと、とても3Aがモチベーションになっているとも思えないです。
個人的に、お正月を挟んで急に浅田選手が3Aに再挑戦し始めたのは、例の「エッセイの
発売中止」事件の背景とも微妙に関係しているのではないかと感じます。
浅田選手は、アスリートの顔と複数のスポンサーを持つタレント的な顔を持っていますが、
最近は、その両立に苦労しているようにお見受けします。3Aと人気の微妙な関係。。。
それとも、十代の頃の成功(?)体験が忘れられないのでしょうか。。。

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世界フィギュア2012ニース大会 [フィギュアスケート]

フランス・ニースで世界フィギュアスケート選手権大会が開催され、男子シングルの高橋大輔
選手が銀メダル、羽生結弦選手が銅メダル、女子シングルの鈴木明子選手が同じく銅メダル
を獲得しました。羽生選手と鈴木選手にとっては、自身初の世界選手権表彰台。日本男子と
しても、世界選手権で同時に複数のメダルを獲得するのは初めてだそうです。
そして、高橋成美&マーヴィン・トラン組が、ペアの日本代表としては史上初のメダルとなる銅
メダルを獲得しました。待ち望んでいた快挙ですね。選手の皆さん、おめでとうございます。

さて、男子の優勝は、またしてもパトリック・チャン選手。あまりの強さに、いつしか私も、男子は
つい2位以下を予想しながら観戦するようになってきています。SP、フリー合わせて3本の4Tを
ほとんど回転不足も無く、常に回り切るガッツと技術力は驚嘆ものです。
そして、チャン選手のスケーティングが別次元なら、高橋選手の表現力も別次元ですね。
SPもフリーも貫禄を感じさせる素晴らしい演技で、観客をしっかり魅了したことでしょう。

羽生選手は、常にいい意味で私の予想を裏切ってくれます。
SPは7位とやや出遅れたものの、フリーでは途中転倒もありながら、最後の3Sまでジャンプを
全て決めてチャン選手に次ぐ2位。世界選手権初出場で表彰台はお見事。ジャンプやスピンの
美しさもさることながら、最後まで冷静かつ情熱的に演じ切る精神的な強さも魅力です。
会場の歓声もすごかったですね。何気にPCSもトップ選手達の仲間入りをしつつあります。

女子は、フリーで素晴らしい演技を見せてくれたカロリーナ・コストナー選手が念願の初優勝。
銀メダルはアリョーナ・レオノワ選手で、初表彰台です。来季のロシア代表争いは見所ですね。
日本女子は、全員メダルを狙える位置にいながら、フリーで浅田真央選手、村上佳菜子選手と
ミスが続き順位を下げる中、鈴木選手がベテランらしい演技と表彰台で締めくくってくれました。
昨年8位だった村上選手は成長の感じられる5位。SPの演技はとても良かったと思います。
浅田選手は、3Aをはじめジャンプ・ミスが多かった割には6位という悪くない成績でした。

そして、男女ともに成績が振るわなかったアメリカ勢の中で、アシュリー・ワグナー選手が全米
女王の意地を見せ、SP8位からフリーで巻き返して4位に入り、2枠を死守しました。
また、5度も転倒しながら最後までジャンプを跳び続け、素晴らしいスピンを見せてくれたアリッ
サ・シズニー選手には拍手を送りたいです。今後、アメリカ女子の代表争いも激化しそう。。。

ところで、前回銀メダリストの小塚崇彦選手が11位、銅メダリストのアルトゥール・ガチンスキー
選手が18位、そして5位のシズニー選手が22位という結果となり、原因はそれぞれでしょうが、
改めて、スポーツの世界で安定して結果を出し続けることの難しさを感じました。
また、高橋&トラン組の銅メダルは、個人的にとても嬉しく思っています。彼らに続いて、今後は
日本でもペアの選手が育ってくれるといいですね。

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世界ジュニアフィギュアスケート選手権2012 [フィギュアスケート]

ベラルーシのミンスクで世界ジュニアフィギュアスケート選手権大会が開催されました。
ロシア、アメリカ、中国の強さが他国を圧倒する大会でした。

日本選手の成績は、男子の田中刑事選手が189.86点で7位、日野龍樹選手が181.34点
で9位、宇野昌磨選手が175.92点で10位。
また、女子の宮原知子選手が157.78点で4位、佐藤未生選手が141.20点で12位、庄司
理紗選手はジャンプのミスが多発し、113.08点でまさかの20位でした。

男子シングルの優勝は222.45点のハン・ヤン選手(中国)、2位は221.97点のジョシュア・
ファリス選手 (アメリカ)、3位は214.90点のジェイソン・ブラウン選手(アメリカ)。
今大会で唯一クワドを成功させたハン・ヤン選手は、いくつかミスもありましたが、ジャンプ
もスケーティングもジュニア離れしていて、シニアに上がってからの活躍も楽しみです。
ファリス選手は、ミスの少ない安定した演技でハン・ヤン選手とは僅差の銀でした。
ブラウン選手は3Aは跳ばなかったものの、とにかく演技の美しさが印象的でした。

一方、女子の優勝は187.05点のユリア・リプニツカヤ選手(ロシア)、2位は171.85点のグ
レイシー・ゴールド選手(アメリカ)、3位は168.45点のアデリーナ・ソトニコワ選手(ロシア)。
驚異的な柔軟性を誇るリプニツカヤ選手は、今季ジュニアの大会では負け無しの13歳。
マイナスのGOEが一つも無い見事な演技で、2位以下に15点の差をつける圧勝でした。
ゴールド選手は、SPで3F-3T、フリーでは3Lz-3T、2A-3Tを決めました。凄いですね。
ソトニコワ選手は今季試練続きですが、大輪の花を予感させる演技はさすがです。
そして、ソトニコワ選手に次いで4位に入った宮原選手は、大健闘だったと思います。

ところで、今大会の国別メダル獲得数は、ロシア5(金2、銀1、銅2)、アメリカ4(銀2、銅2)、
中国3(金2、銀1)でした。(順位は、1位ロシア、2位中国、3位アメリカ)
また、ロシアの女子シングル(1位・3位・6位)とアイスダンス(1位・2位・4位)、中国のペア
(1位・2位・9位)の強さが目立ちました。そして、中国は今後、シングル競技(今大会では
男子が1位と6位、女子が5位と11位)でも侮れない存在になりそうな気配を感じます。

さて、日本は男女ともに来季の出場枠を2枠に減らすこととなり、トップ勢にかなり水をあけ
られた感がありますが、この先どれだけ巻き返していけるでしょうか。
せっかく2枠あったペアに選手を派遣できなかったのも、個人的にとても残念です。
そして、リプニツカヤ選手も年齢的にソチ五輪に出場可能なようですし、他国のことながら、
今後熾烈を極めていきそうなロシア女子の代表争いから目が離せそうにありません。

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世界フィギュア2012の日本代表選手 [フィギュアスケート]

今更ですが、全日本選手権終了後、3月26日~4月1日の日程でフランス、ニース
で開催される世界フィギュアスケート選手権大会の代表選手が決定しました。
男子シングルは高橋大輔選手、小塚崇彦選手、羽生結弦選手、女子シングルは
浅田真央選手、鈴木明子選手、村上佳菜子選手、ペアは高橋成美&マーヴィン・
トラン組、アイスダンスはキャシー・リード&クリス・リード組が選ばれました。

それぞれに3枠ずつある男女シングルでは、全日本選手権での上位選手が順当
に選出されたことになりますが、今季は織田信成選手が怪我のため、安藤美姫
選手が休養のため欠場したので、本当に無難な結果となりました。
日本のフィギュアスケート界のレベル維持のためには、選手達が切磋琢磨するこ
とが望ましいと思うので、若い選手達の今後の成長にも期待したいです。

そして、今週2月27日~3月4日にベラルーシ、ミンスクで開催される世界ジュニア
フィギュアスケート選手権大会では、男子シングルに田中刑事選手、宇野昌磨選
手、日野龍樹選手、女子シングルに佐藤未生選手、宮原知子選手、庄司理紗選
手が出場する予定です。
世界ジュニアといえば、エリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手が、来季に備えるため
出場を辞退したようです。来季は3Aをプログラムに入れてくるか気になりますね。

代表選手の皆さんには、くれぐれも怪我なきよう。
また、NHK杯で右足小指を骨折したクリス・リード選手は、ギブスは取れたそうです
が、今度は右膝に痛みがあるとのこと。順調に回復することを願っています。
左膝を痛めている織田選手も、焦らず無理せず、しっかり養生してください。

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無自覚それとも確信犯 [フィギュアスケート]

サンスポの記事に、「【真央トーク】ほぼ成功に近いアクセル」というのがありました。
四大陸選手権で2位となった浅田真央選手の言葉を綴ったもののようです。

その中で、3Aについて気になる言葉があります。
「フリーは自分で降りたと思った。(判定は)多少ショックだったが、ほぼ成功に近い
アクセル」ということは、回転不足もツーフット気味の着氷も自覚がないということで
しょうか。。。

しかも、着氷でフリーレッグのトウを突いた後、まるで何事もなかったかのように演
技を続けるという何とも器用な足さばき、しかしスポーツとしては賞賛しずらい巧妙
なテクニックを、3Aだけでなくフリーの3Loでも見せてくれました。
おそらく練習の賜物とも言える転倒防止策だろうと思われますが、試合で多用して、
意図的、確信犯的だと思われぬよう。。。

オリンピックの銀メダリストでありながら、課題を克服すべく練習に励む浅田選手。
しかしながら、彼女の場合、フィギュアスケートの技術以前に、フィギュアスケートと
向き合う根本的な姿勢のようなものに少々疑問を持ってしまいます。
一番の課題とも思われるスピードについても、「あちらを立てればこちらが立たず」
的なジレンマを感じます。

同記事によると、高地効果を認識しているのかいないのか、「(3Aは)しっかり自分
のものになった」と浅田選手。五輪直後の同様の発言を思い出してしまいました。

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四大陸フィギュア2012 [フィギュアスケート]

米コロラド州・コロラドスプリングスにて四大陸フィギュアスケート選手権大会が開催され、
男子シングルで高橋大輔選手が244.33点で銀メダル、女子シングルでも浅田真央選手
が188.62点で銀メダルを獲得しました。おめでとうございます。
この大会では、選手達は標高1800メートルという環境とも闘うこととなり、演技後に酸素
吸入器を使用する選手の姿も見られたようです。

男子の優勝は、273.94点でパトリック・チャン選手。高橋選手とは30点差の圧勝でした。
SPでは手をついてしまったものの、フリーでは見事な4T-3T、4Tを見せてくれました。
昨季のGPファイナル以降チャン選手の強さは半端なく、他の選手は、自分がミスのない
演技をした上でチャン選手が大崩れでもしない限り、勝てる見込みは薄そうです。
高橋選手は、SPで4TがUR判定、フリーで3Aが1Aになるなど痛いミスも出てチャン選手
とは大差がついたものの、3位とも21点という大差での銀でした。
そして、3位争いはアメリカの選手同士で繰り広げられ、ロス・マイナー選手がミスの少な
い丁寧な演技でアダム・リッポン選手を押さえ、銅メダルを獲得しました。

一方、女子の優勝は、192.41点で全米女王のアシュリー・ワグナー選手。安定した力強
い演技で、SP2位からフリーで逆転して金メダル獲得となりました。フリーのGOEは10点
を超えており、改めてミスの少ない質の良い演技を心がけることの重要性を感じます。
銀の浅田選手は、演技後のインタビューでの満足げな受け答えが印象に残りました。
ただ、3AはSP、フリーともにURを取られてしまい、ツーフット気味に着氷するのが半ば癖
になっているようにも見受けられ、少々気になります。
銅メダルのキャロライン・ジャン選手は、ジャンプの癖が改善されて見違えましたね。何に
も増して、長いトンネルを抜けた喜びに溢れる、晴れやかな笑顔が印象的でした。

村上佳菜子選手は、フリーでコンビネーション・ジャンプのセカンド・ジャンプが全て1回転
になってしまい、SP3位からジャン選手に逆転され4位でしたが、SPの演技は良かったと
思います。また、フリーの3T-3Tは、手堅く冒頭で決めて勢いに乗るほうが賢明な気もし
ますが、3T-3Tをフリーに入れること自体は良い選択だと思います。もちろん後半で成功
すれば、基礎点も1.1倍ですし、それはそれで魅力ですけれどね。

その他、男子の無良崇人選手は5位、町田樹選手は7位という結果となりましたが、二人
ともフリーでは崩れてしまったものの、SPの演技は素晴らしかったと思います。
また、女子の今井遥選手は9位、ペアの高橋成美&マーヴィン・トラン組は5位でした。

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フィギュアスケート欧州選手権2012&全米選手権 [フィギュアスケート]

1月末イギリス・シェフィールドでフィギュアスケート欧州選手権が開催され、男子
シングルでエフゲニー・プルシェンコ選手が261.23ポイントで優勝しました。
2位は246.27ポイントのアルトゥール・ガチンスキー選手、3位は234.18ポイントの
フローラン・アモディオ選手となり、ロシアのワンツーフィニッシュでした。
ロシア選手権でも優勝を飾ったプルシェンコ選手ですが、怪我や手術のこともあり、
今季の世界選手権には出場しない可能性が高いようです。

一方、女子シングルの優勝は183.55ポイントのカロリーナ・コストナー選手、2位は
166.94ポイントのキーラ・コルピ選手、エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ選手が165.93
ポイントで3位に入りました。今季のコストナー選手は、本人比でジャンプが安定し
ており、比較的安心して観ていられます。世界選手権でも、きっと優勝争いに絡ん
でくるでしょうね。

また、15歳のポリーナ・コロベイニコワ選手が、ロシア女子シングルの選手の中で
は最高位の4位に入りましたが、個人的にロシアの若い選手達からは目が離せな
いです。才能ある選手が無尽蔵に出てくるような気すらしてしまいます。
アデリナ・ソトニコワ選手やエリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手もいますし、来季は
世界選手権出場選手の顔ぶれが大きく変わるかもしれないですね。

そして、時を同じくして行われた全米選手権の男子シングルの優勝はジェレミー・
アボット選手、準優勝はアダム・リッポン選手、女子シングルの優勝はアシュリー・
ワグナー選手、準優勝はアリッサ・シズニー選手となり、この4選手が世界選手権
に派遣されることとなりました。ワグナー選手は全米選手権初優勝だそうです。

ところで、カナダ選手権で優勝したパトリック・チャン選手が300点越えしたようです。
他国の国内大会の点数の出方にはあまり関心がないのですが、さすがにちょっと
驚きました。ただ、映像も観ましたが、得点が妥当かどうかはさておき、すばらしい
演技であったことには間違いないと感じました。

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冬季ユース五輪フィギュアスケート [フィギュアスケート]

1月13日からオーストリアのインスブルックで開催されている第1回ユースオリンピック
冬季大会のフィギュアスケート男子シングルで、SP6位の宇野昌磨選手がフリーで2位
となり、一気に順位を上げて見事銀メダルを獲得しました。おめでとうございます。
同じく男子シングルに出場した中村優選手はフリーで3位となり、SP10位から順位を上
げて総合6位、女子シングルに出場した庄司理紗選手はジャンプの回転不足が目立ち、
SP6位、フリー5位、総合6位という結果になりました。

男子シングルでは、SP、フリーとも1位だった中国期待のハン・ヤン選手が、2位以下に
25ポイント以上の差をつけ金メダル。宇野昌磨選手が銀メダル、ロシアのフェオドシー・
エフレメンコフ選手が銅メダル獲得となりました。

女子シングルでは、ロシアのエリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手がSP、フリーとも1位で
金メダルを獲得。そして、先頃行われたロシア選手権で3度目の優勝を飾ったアデリナ・
ソトニコワ選手が銀メダル、中国のジジュン・リー選手が銅メダルとなりました。
やはりロシアのワンツーフィニッシュでしたね。ただ、ソトニコワ選手は、フリーでジャンプ
のミスが出て99.64とスコアを伸ばすことができず、リー選手とは1.38ポイント差でした。

本大会での国別メダルの数は、ロシア7(男子銅、女子金・銀、ペア銀・銅、アイスダンス
金・銅)、中国3(男子金、女子銅、ペア金)、日本1(男子銀)、ウクライナ1(アイスダンス
銀)となり、ロシアと中国の活躍が目立つ中、宇野選手の銀メダルは嬉しい限りです。
また、韓国の選手が、男女シングルで夫々4位に入ったのが目に留まりました。

ところで、宇野選手は、21日(現地時間)に行われる「NOC混合団体」にも出場する予定
だそうです。これは、国別ではなくて、異なる国の男子シングル1名、女子シングル1名、
アイスダンス1組から成る混合8チームによる変則的な団体戦のようです。
そういえば、ソチ五輪では団体戦が正式に導入されることになっていますね。
個人競技もいいけれど、国対抗の団体競技には格別な面白さがありますから、個人的
にとても楽しみにしています。ただ、日本の五輪団体戦出場は、今のところ微妙ですが…

2012年1月22日追記:
NOC混合団体に出場した宇野昌磨選手のチーム4が、金メダルを獲得しました。宇野選
手は、男子シングルの銀に続く2個目のメダル獲得となりました。おめでとうございます。
なお、NOC混合団体は国際交流を目的とした競技で、全ての選手が出場できたわけで
もないようなので、個人的に、国別獲得メダル数には入れないことにします。

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浅田真央選手のエッセイが発売中止 [フィギュアスケート]

フィギュアスケートの浅田真央選手の初のエッセイ『大丈夫、きっと明日はできる』
(ポプラ社より2月8日に発売予定)が発売中止になったそうです。
同社によると、一部宣伝方法に浅田選手の意にそぐわない部分があったとのこと。
一方、浅田選手は自身のブログで「宣伝、告知について、私の思いと異なるもので
進められたところがある」と説明しているそうです。

それにしても、不思議なニュースですね。私以上に、主人が訝しがっています。
仮に浅田選手にとって不本意な宣伝・告知だったとしても、どうにでも解決できそう
なものですが、いきなり出版中止とは。。。信頼関係の破壊…ですか???
この時期の中止では損失も出ることと想像しますが、今のところ訴訟問題に発展し
そうな様子もないですし、出版社が詫びる形で四方八方丸く収まったのでしょうか。
何となく、皆が納得の上での中止、つまり「まず中止ありき」という印象を受けます。

聞くところによると、今回のエッセイは、仕入れ値と同額で返品できる「委託販売制」
ではなく、返品の引き取り額が仕入れ値より低くなる「責任販売制」で発売されるこ
とになっていたようです。書店は仕入れ部数を読み誤ると、売れ残った時の負担が
大きくなりますから、商品は確保したいものの、当然、発注については慎重にならざ
るを得ないでしょう。私は、話題の宣伝文句よりも、このことのほうが気になります。

ところで、1月12日が注文受付の期限、同12日に発売中止の発表だったようです。
昨年末の予約で10万部らしいですが、その後キャンセルでも続出したのでしょうか。
「責任販売制」の性質を考えると、10万部というのも、仮にこの数字が正しいとして、
もともと書店からの見込み注文で、すべてが消費者がらみだとは考えにくいですし、
そもそも宣伝・告知に関して、浅田選手側が全く把握していなかったとも考えにくい
です。おそらく、発売中止の理由は後づけだろうと思われます。

結局、私的には「出版のメリットがないので中止」と考えるのが一番しっくりきます。
ただ、真相がどうであれ、浅田選手(陣営)は身勝手だとの印象は拭えません。
よく言われる「今は喪に服すべきで、本の出版なんて不謹慎」とは思わないですが、
時期が時期ですし、予約まで取って発売中止にするくらいなら、最初から出版延期
などの可能性を模索しなかったことが悔やまれます。

2012年4月3日追記:
世界選手権での浅田選手の戦いぶりを見ていて、エッセイの発売を中止して正解
だったと思いました。啓発本の出版は、まだ早いですね。

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安藤美姫選手の来季 [フィギュアスケート]

フィギュアスケートの安藤美姫選手の来季以降の去就が気になる中、主人が日経
新聞・電子版で、「安藤美姫『私がショーで伝えたいこと』」という記事を見つけました。
ざっと目を通してみたのですが、私の読解力の問題なのか、常に選手の一挙一動
に注目しているわけでもない私には、安藤選手の競技に対するモチベーションにつ
いて確信が持てるほどには読み取れませんでした。

「休むことに不安はない」「ジャパン・オープンに出場したおかげで、短期間でも詰め
て練習すれば、体もジャンプも戻ると分かった」と言いつつも、「来年、競技に復帰す
るのか私も分からない」としており、故意に煙に巻いているような印象も受けます。
また、「近況報告はしたいけれど、シーズン真っ只中の今、必要以上に注目を集め
たくない」という気持ちの表れで、明言を避けているのかなとも思います。

「1シーズン、1シーズン、1試合、1試合を大切に頑張ろう。それが選手というもの」と
言う安藤選手。「その時々の自分の気持ちに正直でいたい」という思いもあるのかも
しれませんね。しかし、今季はショーで五輪メダリスト達と同じリンクにも立ち、たぐい
稀な天性のジャンプの才能にも恵まれ、フィギュアスケートの選手となったからには、
やはり心のどこかで五輪のメダルを望まない法はないだろうとも思います。
そして、タイトルにもなっている『私がショーで伝えたいこと』について触れてみるなら、
個人的には、ショーよりも競技での演技に、概してより強い感動を覚えます。

安藤選手の復帰を示唆する記事を読んだこともありますし、私としては復帰に期待し
ていますが、ご本人が競技生活に悔いを残さないことを一番に願いたいです。
とにかく、元気に充実した日々を送っているようで、何よりだと思います。

2012年6月11日追記:
安藤選手は2012-2013シーズンのISUグランプリシリーズにエントリーしています。
不測の事態が起こらない限り必ず試合に出場することなどを約束する誓約書に署名
したとのことですから、ほぼ復帰と考えてよいのではないかと思います。
試合に向けて、ご本人のモチベーションが上手い具合に上がってくることを期待した
いですね。

2012年6月16日追記:
安藤選手がまたまた復帰について煮え切らない発言をしているようです。
「まだ試合に向けての目標が見えてこない」のだそうです。
モロゾフ・コーチと離れて新コーチが決まったとの報道もないので、少々気にはなりま
すが、2度も世界女王になったトップ選手ですから、自分の意思で試合にエントリーし
たからには、本番が近づけばしっかりモチベーションを上げてくると信じています。

2012年7月5日追記:
安藤選手が、現役復帰を表明したキム・ヨナ選手を賞賛し、自身も「GPSではベストを
尽くし、ファイナルの金を目標にしたい」と語ったそうです。五輪についてはまだ考えて
いないとのことですが、とりあえず力強い言葉に安心しました。
昨シーズンの女子シングルに物足りなさを感じた私としては、安藤選手とキム選手の
復帰に心が踊るようです。

2012年9月3日追記:
安藤選手は今春モロゾフ氏にコーチの依頼をしたようですが、モロゾフ氏は断ったとの
こと。ロシア女子はソチのメダルが見込まれる選手が揃っている上、安藤選手はこの
1年を休養に当てて去就もはっきりしない状態が続いていましたから、ある意味自然な
成り行きだと思います。今モロゾフ氏のもとには、レオノワ選手もいますしね。

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全日本フィギュアスケート選手権2011 [フィギュアスケート]

12月23日~26日に全日本フィギュアスケート選手権が開催され、男子シングルでは、
高橋大輔選手が優勝、小塚崇彦選手が銀メダル、羽生結弦選手が銅メダルを獲得。
また、女子シングルでは、浅田真央選手が優勝、鈴木明子選手が銀メダル、村上佳
菜子選手が銅メダルを獲得しました。遅ればせながら、おめでとうございます。

男子シングルは、上位3選手が他を圧倒しました。
高橋選手は、フリーではジャンプ・ミスで3度の転倒があり3位でしたが、4T-3Tも決め
た圧巻のSP1位から逃げ切りました。SPの演技は、本当に素晴らしかったですね。
小塚選手は、大きなミスはフリー後半の3Aだけで4Tも成功。GPSでは振り付けに振り
回されているような印象を受けましたが、かなり板についてきたように感じます。

羽生選手は、SPで4Tが3Tとなるミスが出て、スコアを伸ばすことができませんでした
が、コンビネーション・ジャンプのセカンドをきっちり2Tにするあたりは冷静ですね。
また、フリーでは最後の3Sが1Sになってしまったものの、素晴らしい演技でトップ。
悔しそうな様子が印象的で、まだまだ成長の可能性を感じさせてくれます。

一方、女子シングルは、競技としては物足りなさが残り、安藤美姫選手の不在を実感
します。正直なところ、気迫の感じられないトップ争いでした。
浅田選手は、ミスを最低限に抑えた演技で、手堅くまとめたという感じでしょうか。
鈴木選手は、メンタルの問題なのか、なかなかジャンプが揃わないですね。音楽表現
に対する自信が、かえってジャンプに対するスキに繋がっていないか気になります。

村上選手のSPは良かったですね。3F-3Tを3T-3Tにして大正解です。
村上選手の3T-3Tは、手放すには惜しいと思います。私的には、フリーにも組み込ん
で良いのではないかと思うのですけれどね。苦手なジャンプを試合で多く使わずとも、
他に持ち味もありますし、焦らずステップ・バイ・ステップでも良いように感じます。

また、よく挑戦という言葉を見聞きしますが、周りが「3A、3F-3T」と騒ぐのは控えたい
ものです。今後も、浅田選手には堂々と3Aを回避し、村上選手には堂々と3T-3Tを跳
んでもらいたいと思います。そして、十分に準備ができた時、3A、3F-3Tを試合で使え
ば良いと思います。フィギュアスケートはギャンブルではないですから。。。

その他、宇野昌磨選手、佐藤未生選手、鈴木春奈選手の演技が印象に残りました。

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