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世界ジュニアフィギュアスケート選手権2012 [フィギュアスケート]

ベラルーシのミンスクで世界ジュニアフィギュアスケート選手権大会が開催されました。
ロシア、アメリカ、中国の強さが他国を圧倒する大会でした。

日本選手の成績は、男子の田中刑事選手が189.86点で7位、日野龍樹選手が181.34点
で9位、宇野昌磨選手が175.92点で10位。
また、女子の宮原知子選手が157.78点で4位、佐藤未生選手が141.20点で12位、庄司
理紗選手はジャンプのミスが多発し、113.08点でまさかの20位でした。

男子シングルの優勝は222.45点のハン・ヤン選手(中国)、2位は221.97点のジョシュア・
ファリス選手 (アメリカ)、3位は214.90点のジェイソン・ブラウン選手(アメリカ)。
今大会で唯一クワドを成功させたハン・ヤン選手は、いくつかミスもありましたが、ジャンプ
もスケーティングもジュニア離れしていて、シニアに上がってからの活躍も楽しみです。
ファリス選手は、ミスの少ない安定した演技でハン・ヤン選手とは僅差の銀でした。
ブラウン選手は3Aは跳ばなかったものの、とにかく演技の美しさが印象的でした。

一方、女子の優勝は187.05点のユリア・リプニツカヤ選手(ロシア)、2位は171.85点のグ
レイシー・ゴールド選手(アメリカ)、3位は168.45点のアデリーナ・ソトニコワ選手(ロシア)。
驚異的な柔軟性を誇るリプニツカヤ選手は、今季ジュニアの大会では負け無しの13歳。
マイナスのGOEが一つも無い見事な演技で、2位以下に15点の差をつける圧勝でした。
ゴールド選手は、SPで3F-3T、フリーでは3Lz-3T、2A-3Tを決めました。凄いですね。
ソトニコワ選手は今季試練続きですが、大輪の花を予感させる演技はさすがです。
そして、ソトニコワ選手に次いで4位に入った宮原選手は、大健闘だったと思います。

ところで、今大会の国別メダル獲得数は、ロシア5(金2、銀1、銅2)、アメリカ4(銀2、銅2)、
中国3(金2、銀1)でした。(順位は、1位ロシア、2位中国、3位アメリカ)
また、ロシアの女子シングル(1位・3位・6位)とアイスダンス(1位・2位・4位)、中国のペア
(1位・2位・9位)の強さが目立ちました。そして、中国は今後、シングル競技(今大会では
男子が1位と6位、女子が5位と11位)でも侮れない存在になりそうな気配を感じます。

さて、日本は男女ともに来季の出場枠を2枠に減らすこととなり、トップ勢にかなり水をあけ
られた感がありますが、この先どれだけ巻き返していけるでしょうか。
せっかく2枠あったペアに選手を派遣できなかったのも、個人的にとても残念です。
そして、リプニツカヤ選手も年齢的にソチ五輪に出場可能なようですし、他国のことながら、
今後熾烈を極めていきそうなロシア女子の代表争いから目が離せそうにありません。

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