SSブログ
フィギュアスケート ブログトップ
前の20件 | 次の20件

両足着氷は失敗ジャンプ [フィギュアスケート]

現在開催中のフィギュアスケートのNHK杯。今日は男女シングルSPの放送がありました。
男子と女子の放送の合間に「ミステリーハウス」の地下探索と”ハーミット&野蛮人”叩きを
挟みながらのテレビ観戦となりました。

さて、男子は1位高橋大輔選手、2位ハビエル・フェルナンデス選手、3位織田信成選手です。
採点に手間取っていた織田選手のスコアが低いように感じたのですが、あの綺麗な4Tが
回転不足を取られたのですね…気を落とさずにフリーも頑張って欲しいです。

一方、女子のほうは、1位浅田真央さん、2位鈴木明子選手、3位エレーナ・ラディオノワ選手。
相も変わらず、またまたツーフットの3Aを跳んだ浅田さんが1位ですね。この人には片足で
着氷する意思がほとんどないのでは…日頃からツーフットの練習をしているのでしょうね…
アスリート失格と言う以外ありません。3Asadaとは言い得て妙ですね。。。

ところで、ご本人による「失敗ではない」という趣旨の発言がありましたが、ツーフットは立派
な失敗ジャンプですよ。私的には、ツーフットは潜在的に”回転不足”と”転倒”という問題を
抱える深刻な失敗ジャンプだと思います。要するに、毎回ツーフットを繰り返すということは、
跳べないということとほぼ同義です。ISUもまさかこんな姑息な手段で点数を稼ぎにくる選手
が存在しようとは思わずにルールが決められたのでしょうが、トップを争う選手によってこうも
繰り返されると、ショーではなくスポーツとして観ている側は興醒めもいいところです。
主人は浅田さんのツーフットを一種の”詐欺行為”で”恥知らず”だと申しております。

それにしても、殿堂入りまでしているコーチがついていながら、いつまでツーフットを続けさせ
るおつもりなのでしょう。コーチ自ら浅田さんをアスリートではなく、タレント扱いですか。。。
それとも、はなから浅田さんには片足着氷は無理だと匙を投げておられるのでしょうか。。。

最後に、ジャンプ・ミスはあったものの、鈴木選手の演技には心に響くものがありましたね。
そして、ラディオノワ選手の3-3のリカバリは素晴らしいの一言です。

2013年11月9日追記:
本日行われたフリー演技の結果、NHK杯の男子シングルの優勝は高橋選手、2位は織田選
手、3位はジェレミー・アボット選手となりました。織田選手の決まったジャンプは本当に綺麗。
SPの4Tの回転不足判定が未だに信じられません。また、ジャンプ・ミスはありましたが、アボ
ット選手のフリーの演技は良かったですね。リッポン選手のフリーも好きなプログラムです。
一方、女子の優勝は浅田さん、2位はラディオノワ選手、3位は鈴木選手という結果になりまし
た。浅田さんはどうしてもツーフットが止められないようで、3Aはとうとう回転不足を取られまし
た。そして、ラディオノワ選手は本当に魅力的な演技をする選手ですね。フリーは3Fがe判定に
なった以外にはミスの無い演技で、TESはトップでした。

nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ISU GPS スケート・カナダ 2013(カナダ大会) [フィギュアスケート]

ISU GPS の第2戦スケート・カナダが開催され、男子の羽生結弦選手が2位、織田信成選手が
3位、そして女子の鈴木明子選手が2位という結果になりました。

男子の優勝はパトリック・チャン選手で、2位の羽生選手に30ポイント近い差をつける圧勝でした。
フリーでは4T-3Tと4Tを見事に決め、定評のあるスケーティングに加え、表現力もかなり向上し
ているように感じました。今季のフリーはとても気に入っています。
今大会での羽生選手は、目の前のチャン選手とその場にはいない町田樹選手を意識してしまっ
たのか、どこか自分の演技に集中できていないようにも見受けられ、ミスが目立ち、フリーでは
後半の大事なところで失速してしまい、多くの課題を残す結果となりました。ただ、それでも2位
に入るところが、色々な意味で彼の強さなのかなとも思います。気負わず、マイペースで。。。
織田選手については、ミスもありましたが、SP、フリーともにプログラム全体の印象は悪くなか
ったと思います。ただ、演技後の羽生選手との様子の違いに、主人は「力残しすぎだろう。わざ
わざ息を切らす必要はないけれど、もっとできるんじゃないか」と期待も込めて申しておりました。

一方、女子の優勝はユリア・リプニツカヤ選手。SPもフリーも素晴らしい演技でした。プログラム
も素敵ですし、3-3も跳べる上に驚異的な柔軟性を持ち、しっかり技術点を稼ぐことのできるミス
の少ない選手なので、今後PCSも上がってくれば、トップ選手達を脅かす存在になりそうです。
そして、鈴木選手の滑りと表現力は、今大会の女子出場選手達の中では別格でしたね。この
年齢まで現役で活躍できるのは凄いことです。技術がしっかりしていることと日々の鍛錬の賜
物だろうと感心させられます。悔いなく競技生活を終えることができるといいですね。
グレイシー・ゴールド選手はSP1位から順位を落として3位という結果になりましたが、ジャンプ
もスピンもいいですし、何と言っても華がありますから、怪我に気をつけて頑張って欲しいです。

さて、町田選手の存在が日本の他の男子選手達に与えるプレッシャーの大きさを感じさせられ
る初戦に続く第2戦でした。また、個人的には、浅田真央さんが出場していないため観戦する
気になった主人と水入らずで楽しめた大会でした。鈴木選手をお気に入りの主人が鈴木選手と
浅田さんがぶつかるNHK杯の観戦をどうするつもりなのか、今からちょっと気になっています。
そして、若手中心に女子選手の3Lz-3Tを観る機会も増えてきましたが、それぞれの素晴らしさ
を認めた上で、やはりキム・ヨナ選手の3Lz-3Tは最高だと改めて思いました。

最後になりますが、ジェレミー・アボット選手のフリー「エクソジェネシス」を再び観ることができて
嬉しく思っています。音楽表現という意味では最高の選手の一人だと思うのですが、なかなか
ジャンプが決まらない。。。スポーツの非情さを感じるものの、かと言って現在特定の選手には
適用されているかのようにも見える「PCSで救済」的な措置も興醒めです。時折見聞きすること
ではありますが、ジャンプの比重を軽くしたダンス(シングル)のような種目を作ってみてはどう
かと思ったりもします。(でも、やはりスポーツとしては邪道かな。。。)

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

スケート・カナダを観ながらミステリーハウス [フィギュアスケート]

フィギュアスケートのオリンピック・シーズンも始まり、今週末はスケート・カナダ2013が開催中。
日本からは織田信成選手、羽生結弦選手、無良崇人選手、鈴木明子選手が出場しています。

今日は男女SPの放送があったのですが、最近諸々の事情もあり、フィギュア熱も冷め始めて
きたところに、ここのところYahoo!モバゲー『ミステリーハウス』に嵌ってしまい、一週間ほど前
に開けたばかりの地下室を探索しながらの視聴となりました。(まだ悟りレベルが低いので、
うっかりしているとすぐ満タンになってしまいます。)

さて、SPの結果はと言うと、男子の織田選手がトップのパトリック・チャン選手と約7ポイント差
で2位、羽生選手が約8ポイント差で3位、無良選手が5位となっています。
一方、女子のほうは、鈴木選手がトップのグレイシー・ゴールド選手と約4ポイント、2位のユリ
ア・リプニツカヤ選手とは約1ポイント差で3位となっています。

織田選手はSPでは4Tで転倒してしまいましたが、概ね加点のもらえるジャンプは健在だとお
見受けしました。今季のプログラムも個性に合っていて、個人的にかなり気に入っています。
羽生選手はコンビネーションのルッツが抜けてしまったのが痛かったですね。本人もとても悔し
そうでした。昨シーズン頃から、羽生選手を観ていると、何故か競技生活を長くは続けないよう
な気がしてしまうことがあります。あくまでも私の個人的な印象ですが…

ゴールド選手は演技も素晴らしかったですが、ますます華やかさと美しさが増したのでは…
そして、リプニツカヤ選手の今季プログラムはSPもフリーも大好きです。15歳にしてこの表現力、
さすがロシアっ子だなと思いました。ちなみに、私のお気に入りロシア女子ベスト3は、エリザヴ
ェータ・トゥクタミシェワ選手、エレーナ・ラディオノワ選手、そしてリプニツカヤ選手です。

日本は男女とも逆転可能な位置にいると思うので、フリーもがんばってください。
それにしても、ジムの「発掘前の鋼鉄」が出ない。。。もう30回は探索していると思うのだけれど…

2013年10月28日追記:
スケート・カナダのフリー演技も終わり、男子の優勝はパトリック・チャン選手、2位は羽生選手、
3位は織田選手、女子の優勝はリプニツカヤ選手、2位は鈴木選手、3位はゴールド選手という
結果となりました。浅田真央さんのいない大会は清清しくていいですね。主人と二人で選手達
の演技と勝負の行方を存分に楽しませてもらいました。
羽生選手は、チャン選手を意識しすぎたのか、町田樹選手の快進撃がプレッシャーになったの
か、SP、フリーともに精彩を欠きましたが、崩れながらも2位に入ったのは流石です。
女子のリプニツカヤ選手と鈴木選手のフリー演技には、眼が離せないくらい惹き込まれました。
鈴木選手の表現力は言わずもがなですが、リプニツカヤ選手の音楽解釈と表現力にも驚かさ
れました。特にリプニツカヤ選手の今季フリーは、個人的に大好きなプログラムです。お二方と
も、ソチ出場が叶うといいと心から思います。
そして、ジェレミー・アボット選手のフリー「エクソジェネシス」は、ジャンプ無しでもいいと思うくら
いに私の大好きなプログラムで、密かに持ち越して欲しいと思っていました。大感激です。
また、チャン選手の音楽表現が見違えるように良くなったことに感動しました。
ミステリーハウスのほうは、「発掘前の鋼鉄」も無事見つかり、今はプールで「水流」探しです。

nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ISU GPS スケート・アメリカ 2013(アメリカ大会) [フィギュアスケート]

2013-2014シーズンのISU GPシリーズ初戦スケート・アメリカ(Skate America)が開催され、男子
シングルで町田樹選手が優勝、高橋大輔選手が4位、小塚崇彦選手が6位という結果になりました。
また、女子シングルでは予定通り浅田真央さんが優勝、アイスダンスではキャシー・リード&クリス・
リード組が5位となりました。

町田選手は2位のアダム・リッポン選手に約24ポイント、3位のマックス・アーロン選手に約27ポイン
トの差をつける圧勝でした。ジャンプに安定感があり、SPもFSも素晴らしい演技でしたね。町田選
手の大躍進で、ますます男子五輪代表争いの行方が分からなくなってきました。全日本が楽しみ。
高橋選手と小塚選手はジャンプのミスが目立ちましたが、これから精度を上げていけるといいので
すけれど…ただ、小塚選手の今季プログラムは本人の良さが出ていて結構好きです。でも、高橋
選手のプログラムは今ひとつピンとこなくて、個人的に選曲ミスではないかと思ってしまいます。

一方、女子シングルの2位はアシュリー・ワグナー選手、3位はエレーナ・ラディオノワ選手でした。
ワグナー選手はシーズン序盤から3-3を組み込んできましたね。個人的に好きなタイプの選手では
ないのですが、全米女王としての貫禄十分な存在感ある演技には感心させられます。
ラディオノワ選手は今かなりお気に入りの選手です。演技中の笑顔が何とも愛くるしくて14歳という
年齢のわりに所作もきれい、ジャンプ、スピン、ステップと全て揃っていて演技に惹き込まれます。
FSの冒頭で失敗した3-3の中盤でのリカバリも素晴らしかったですね。

さて、優勝した浅田さんですが、3Aのツーフットにはますます磨きがかかり、この人にとってはツー
フットも成功ジャンプの範疇なのだなと思いました。本来フィギュアスケートのジャンプは片足で着氷
するものなのですけれど、最初からやる気満々のツーフットですものね。跳べないジャンプをあたか
も跳べたかのように見せかけ、認定と転倒防止のみならずジャッジによる(うっかり)見逃しの一石
三鳥を狙うかのような狡猾で姑息な技術には、ただただ呆れるばかりです。やはり浅田さんはアス
リートではなく、フィギュアスケートをお仕事にしているタレントですね。この摩訶不思議な技術は引
退後のアイスショーででも存分に披露することにして、これ以上競技会での使用は控えていただき
たいものです。そして、取ってつけたように振付をこなすだけにも見える情緒の感じられない雑な演
技。個人的に、キム・ヨナ選手が本物のフィギュアスケートの演技を若い世代の選手達にお手本と
して示してくれたことに安堵感を覚えずにはいられません。アスリートとして志の低いタレント・スケ
ーターの浅田さんが女子のトップに君臨していたかもしれないことを思うとゾッとします。

ところで、浅田さんはFSでは3Aを片足で着氷できるかもしれないと思って試みた結果、UR判定を
もらい、転倒したようですね。残念ながら、FSでの3Aが現時点での実力かと思われます。
また、ご自分で「私にしか出来ない8トリプルの高難度構成」的なことを言わないほうがいいのでは…
品性が疑われますし、実際には跳べていないですからね。それにしても、冗談のような高いスコア
には毎度のことながら驚かされます。

nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

安藤美姫選手の復帰戦(ネーベルホルン杯2013) [フィギュアスケート]

9月25日~28日にドイツのオーベルストドルフで開催されたネーベルホルン杯の女子シングルで、
安藤美姫選手が2位という結果となりました。優勝はロシアのエレーナ・ラディオノワ選手、3位は
アメリカのアシュリー・ケイン選手でした。男子シングルでは織田信成選手が優勝しました。
また、アイスダンスのキャシー&クリス・リード組は7位となり、五輪出場枠を獲得しましたが、ペア
の高橋成美&木原龍一組は11位という結果となり、残念ながら出場枠獲得とはなりませんでした。
ただ、ミニマムスコアをクリアしているので、団体戦に出場できる可能性は見聞きします。

安藤選手は、4月の出産からの短い準備期間を考えると、ミニマムスコアもクリア出来ましたし、
復帰戦としてはまずまずの出来ではないでしょうか。「さすがジャンパーは強いな」と思いました。
本大会ではスピン、ステップはまだまだ、ジャンプも本来の調子が戻ったとは言い難い状態で体
力不足も感じられましたが、日々の練習の中で徐々に体力もついてくるでしょうし、今後どこまで
戻せるか楽しみです。全日本には必ずや出場することになるでしょうから、今からわくわくします。
そういえば、安藤選手の元に招待状が届いたのは大会の10日前頃だったそうですね。

優勝したラディオノワ選手は、個人的に今最も好きな選手の一人です。
14歳にしてはジャンプ、スピン、ステップとかなりの粒ぞろい、加えて趣のある所作と可憐な笑顔
に魅了され、映像をリピート中です。恵まれた容姿もさることながら、とにかく演技に何とも言えぬ
魅力があり、目が釘付けになります。将来がとても楽しみ。ロシアの若手女子の勢いはまだまだ
止まりそうにないですね。

ところで、キム・ヨナ選手が怪我でグランプリ・シリーズを欠場することになったようです。キム選手
の参戦を楽しみにしていた私としては残念ではありますが、五輪での演技を楽しみにしています。
今季は特に大事なシーズンになりますので、今後選手の皆さんには大きな怪我が無いことを願っ
ています。

nice!(3)  コメント(18)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

世界フィギュア2013ロンドン大会 [フィギュアスケート]

カナダのロンドンで世界フィギュアスケート選手権大会が開催され、男子シングルに出場した羽生
結弦選手が244.99点で4位、高橋大輔選手が239.03点で6位、無良崇人選手が234.18点で8位、
また女子シングルの浅田真央選手が196.47点で3位、村上佳菜子選手が189.73点で4位、鈴木
明子選手が164.59点で12位という結果となり、男女共に五輪の出場枠を3枠確保しました。

男子の優勝は267.78点でパトリック・チャン選手。SPで世界歴代最高得点を叩き出し、3連覇を達
成しました。続いて2位は僅差の266.48点でデニス・テン選手、3位は249.06点で欧州王者のハビ
エル・フェルナンデス選手。テン選手とフェルナンデス選手は世界選手権は初の表彰台ですね。
正直、チャン選手とフェルナンデス選手のメダル獲得の可能性は予測していましたが、テン選手が
銀メダリストになるとは思っていなかったです。SPもFSもまさにノーミス、素晴らしい演技でした。

羽生選手はSPは9位と出遅れましたが、FSで巻き返し順位を上げました。インフルエンザや怪我
の影響で調子が万全ではないと言われる中、より良い結果を残すためにはどうすべきか分かって
いる頼もしい日本のエースです。無理せず、しっかり怪我を治して欲しいと思います。
個人的に、高橋選手のSP「月光」は未だにピンときません。以前のほうが良かったような。。。
そして無良選手のジャンプ、特に3Aは高さがあって綺麗ですね。FSの演技もとても良かったです。

一方、女子の優勝は2年ぶりの世界選手権出場となったキム・ヨナ選手。SPの3Fがe判定を受け
た以外ミスの無い貫禄の演技で、218.31点という高得点をアークして2度目の優勝を飾りました。
さすが五輪金メダリスト、「お見事」と言うしかないような圧勝でしたね。相変わらず「点数高過ぎ」
「八百長」などと騒ぐ人達もいるようですが、キム選手の点数だけを見ると確かに高いものの、浅
田選手の得点から相対的に判断すると特に違和感は覚えないです。
そして2位は197.89点でカロリーナ・コストナー選手。アクシデントあり、転倒ありでしたが、流れる
ようなスケーティングに加え、近年は演技から硬さが取れて一段と優雅になったように感じます。

浅田選手の3AはSPでもFSでもツーフットでしたが認定され、SPでは加点までついていますね。
ちなみに、SPの3AのGOEは-2~+2でジャッジによってバラバラです。長年、誤魔化す技術に磨き
をかけてきた甲斐があったとでも言うところでしょうか。ただ、私としては、爪先をほんの少しつくだ
けでも片足より遥かに安定することを鑑みると、ツーフットは転倒よりは多少ましという程度の失敗
ジャンプだと思います。浅田選手は常習的に転倒防止策のツーフットを繰り返していますが、片足
で着氷できないジャンプを普通は「跳べる」とは言わないと思うのですけれどね。

そして、今大会に出場した選手達の中で、村上選手の4位という成績は立派だったと思います。
特にステップで始まるSPはなかなか趣があり、後半の3T-3Tも決まれば実に見応えがあります。
正直なところ、シーズン序盤この構成に対して少々懐疑的だった自分を反省しています。
鈴木選手は、来季はご本人の納得のいくシーズンで現役を終えることができるといいですね。
また、忘れてはならないのが7位のジジュン・リー選手。まさに観客を魅了する氷上の妖精でした。

ところで、アメリカ女子が念願の3枠を獲得した一方で、ロシア女子が2枠に減らしてしまいました。
有望な若手が続々出てくる中、ロシアは国内の代表争いがいっそう激しくなりそうです。

2013年5月8日追記:
4月に行われた国別対抗戦後、浅田選手がソチ五輪後の引退を仄めかしたようです。アスリートと
してはピークを過ぎていると思われるので自然な成り行きではありますが、同大会での精彩を欠く
演技を観るにつけ、本当にジャンプが苦手なんだなと思いました。もともとチート技術で誤魔化した
歪なジャンプしか跳んでいないことを自覚した上でソチに向けた戦略を立ててもらいたいものです。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

世界ジュニアフィギュアスケート選手権2013 [フィギュアスケート]

イタリアのミラノで世界ジュニアフィギュアスケート選手権大会が開催され、男子の宇野昌磨
選手が187.08点で7位、日野龍樹選手が176.85点で10位、女子の宮原知子選手が147.42
点で7位、本郷理華選手が142.62点で9位という結果になりました。
また、日本はアイスダンスとペアには出場しませんでした。

男子シングルはアメリカが表彰台を独占。優勝は228.32点でジョシュア・ファリス選手、2位
は224.15点でジェイソン・ブラウン選手、そして3位は204.34点で大森勝太郎選手。
ブラウン選手は個性的な選手ですね。昨季世界ジュニアでは3A無しでしたが、今季は見事
に成功させました。ファリス選手と大森選手の演技は、正直あまり印象に残らなかったです。
宇野選手の表現力には天賦の才を感じます。現在15歳、3Aの習得が待たれます。
そして、当初出場を予定していたハン・ヤン選手がシニアの補欠に変更となり、ちょっと残念
でした。ナン・ソン選手に頑張って2枠を取ってもらい、2人で五輪に行けるといいですね。

一方、女子はロシアが表彰台を独占。優勝は169.71点でエレーナ・ラディオノワ選手、2位は
165.67点でユリア・リプニツカヤ選手、そして3位は160.32点でアンナ・ポゴリラヤ選手。
ラディオノワ選手のFSを気に入ってリピートしています。エレメンツの素晴らしさは言うに及ば
ず、14歳とは思えぬ表現力と身のこなし。ジュニア選手の演技に見惚れることは滅多にない
のですが、すっかり虜になってしまった感じです。年齢的にソチに間に合わないのが残念。
リプニツカヤ選手はSPのジャンプミスが痛かったですが、FSを手堅くまとめたのは流石です。
ポゴリラヤ選手は14歳にしては容姿も演技も大人っぽくて、シニアに上がっても違和感がな
さそう。それにしても、ロシアの若手女子の層の厚さとレベルの高さには驚かされます。

宮原選手はSP、FS合わせて10個のトリプル・ジャンプのうち9個がUR判定を取られ、FSでは
LzとFの両方でe判定を受けました。残念な結果ではありますが、ジャンプは難度だけでなく
精度や質も大事ですし、回転不足は遅かれ早かれ本人が乗り越えなければならない壁でし
ょうから、シニアに上がる前に技術を見直す機会が持てて良かったのではないかと思います。
ただ、宮原選手はもともと左利きで逆回転でジャンプを跳んでいたところ、2年かけて順回転
に矯正したとのこと。お箸や鉛筆の持ち手の矯正とは違ってスポーツですし、悪影響はない
のだろうか…とふと思いました。そういえば、コストナー選手もシズニー選手も逆回転ですね。

さて、日本にとっては将来に少々不安を残す大会となりました。
役者の揃った現在のシニアが特別と言ってしまえばそれまでなのですが、男子は羽生結弦
選手以降、女子は村上佳菜子選手以降、若手が順調に育っていないようで気になります。
また、今後はシングルだけでなく、ぜひともペアとアイスダンスの強化にも期待したいです。

2013年3月8日追記:
宮原選手のコーチでもある田村岳斗氏による「世界ジュニアの女子シングル テクニカルパネル
判定について」という記事を読みました。宮原選手のジャンプに対する判定に納得がいかない
ようですが、正直、宮原選手のジャンプは技術的な見直しが必要だと思います。
また、「グレーゾーンのジャンプは全て認定すべき」との主張のようですが、個人的に、現在の
判定方法は改善の余地大だと思います。緩いジャッジで恩恵を受ける可能性があるのはグレ
ーゾーンのジャンプを跳ぶ選手達ですから、結果として、正確な技術に対する相対的な評価が
下がることになるのではないかと危惧します。私的には、不十分な技術による高難度技(その
時点で既に幾分か実質的な難度は下がっているのでは?)にはあまり感動できません。
田村氏に対しては、習い事の発表会ではなくスポーツの競技会なのですから、「感傷的になっ
て何寝ぼけたことを言ってるの」という感じです。宮原選手にしてみれば、いい迷惑でしょうね。

nice!(1)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

四大陸フィギュア2013 [フィギュアスケート]

大阪でフィギュアスケートの四大陸選手権大会が開催され、男子シングルで羽生結弦選手が
2位、そして女子シングルでは浅田真央選手が優勝、鈴木明子選手が2位、村上佳菜子選手
が3位となり、日本が表彰台を独占しました。
また、SPを変更して大会に臨んだ高橋大輔選手は精彩を欠いてまさかの7位、無良崇人選手
もスコアを伸ばすことができず8位という結果になりました。

男子シングルは若いクワド・ジャンパーの勢いを感じる大会でした。日本も気を抜けませんね。
優勝はFSで3クワドを決めたケヴィン・レイノルズ選手。高難度構成ながら今までなかなか得
点に結びつかなかったのですが、とうとうシニアの国際大会で初優勝です。
2位の羽生選手はSP、FSともに大きなミスがありましたが、SPの魅力は健在、以前はややも
すれば味気なさを覚えたFSのプログラム全体の印象も、むしろ良くなったように感じます。
そしてシニアの初舞台で3位に入ったのは、昨季世界ジュニア・チャンピオンのハン・ヤン選手。
パトリック・チャン選手を彷彿させるとも言われるスケーティングに見事なジャンプ、大舞台での
度胸満点の演技に大物感が漂います。今後、必ずや羽生選手のライバルになりそうですね。
そして、全米チャンピオンとして大会に出場し4位となったマックス・アーロン選手のスピード感
溢れるパワフルな演技が妙にツボに嵌ってしまい、FSを中心に(時々SPも)リピート中です。

一方キム・ヨナ選手とアシュリー・ワグナー選手が不在の女子は、予定通り浅田選手が優勝。
今回もチート技術満載でしたが、SPでは微妙な3Aが久々に認定されて本人も満足そうでした。
ただ、FSの3Aは誤魔化しようのないツーフットでUR、3-3、2-3もUR。全体的にスピードもなく
雑な演技で、本人の納得が一番かとは思いますが、あまり欲を出して足をすくわれぬよう。。。
2位の鈴木選手の演技は若い選手が多い今大会では別格な感があり、女子の最終滑走者と
して競技をを引き締めてくれました。一時期の不調を脱したようで良かったと思います。
村上選手はFSで3つURを取られ、2Aが抜けてしまいましたが、SPは念願のノーミスでしたね。
ところで、我が家では5位のジジュン・リー選手と6位のグレイシー・ゴールド選手が人気です。
ゴールド選手は女優のような美しさ、ジジュン選手は演技も容姿も可憐で上品、まさに「氷上
の妖精」のようです。あと、クエイシン・ジャン選手はとても綺麗なジャンプを跳びますね。

さて、日本の男子も女子もうかうかしていられないなというのが正直な感想です。
クワド合戦の様相を呈してきた今、磐石だと思われていた男子も油断は禁物だということを痛
感しましたし、ジャンプで回転不足を取られがちな高橋選手の今後も気になります。
女子も表彰台を独占はしたものの、今大会に出場していない強力なトップ選手も複数名います。
また、勢いのある若手の成長は目覚しいもので、今回は勝てても1ヵ月後に必ずしも勝てる保
障はないですからね。とにかく、カナダ開催の世界選手権を楽しみに待ちたいと思います。

nice!(1)  コメント(14)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

フィギュアスケート欧州選手権2013 [フィギュアスケート]

クロアチアのザグレブでフィギュアスケートの欧州選手権大会が開催されました。
男子シングルでは、ハビエル・フェルナンデス選手(スペイン)が274.87点で初優勝を飾りました。
2位は250.53点でフローラン・アモディオ選手(フランス)、3位は243.52点でミハル・ブレジナ選手
(チェコ)でした。SPを6位で終えたエフゲニー・プルシェンコ選手は、腰痛のため棄権しました。
また女子シングルでは、カロリーナ・コストナー選手(イタリア)が194.71点で5度目の優勝を飾り、
2位は193.99点でアデリーナ・ソトニコワ選手(ロシア)、3位は188.85点でエリザヴェータ・トゥクタ
ミシェワ選手(ロシア)となりました。なお、キーラ・コルピ選手は怪我のため欠場しました。

男子はFSに3つのクワドジャンプを入れているフェルナンデス選手が頭ひとつ抜けている感じでした。
世界選手権では日本選手にとって強敵になることは間違いないでしょうね。そして、男子シングル
はSPとFSで計3回のクワドが上位に食い込むための必要最低条件になりつつありますね。
ところで、2位のアモディオ選手はFSでジャンプを7回しか跳んでいないのですが、リカバリに失敗
したのでしょうか。。。ただ、それでも2位というのは、いろいろな意味で驚きです。
そして、ブレジナ選手は念願のメダル獲得というところでしょうか。

一方女子は、ロシアの若手が表彰台を2つゲットしました。ただ、昨季の世界選手権銀メダリストの
レオノワ選手と3枠確保の立役者の一人でもあるマカロワ選手が出場していません。ロシア選手権
での成績が振るわなかったので仕方ないですが、残酷な下克上、世代交代を感じさせます。
それにしてもコストナー選手のボレロはいいですね。3Lzも入り、卓越した滑りを持つ彼女ならでは
の素敵なプログラムだと思います。滑り込めば更に良くなるでしょうし、世界選手権が楽しみです。
ソトニコワ選手はシニアの国際大会でやっと本来の実力が出せたようにお見受けします。個人的に
ジャンプに少々難有りな印象を受けますが、全体的に子供っぽさを感じさせない演技は流石です。
全露女王として大会に臨んだトゥクタミシェワ選手は、SPで出遅れてもFSで挽回するのが最近の
パターンになっている感じですね。ジャンパーの強みでしょうか、FSのTESは70点超えです。ただ、
まだ本人比でジャンプが本調子ではないような。。。安定したらどんな強さを見せてくれるでしょう。

ところで、時を同じくして全米選手権大会も開催され、その結果を受けて四大陸選手権と世界選手
権の代表選手が決定しました。
男子シングルの世界選手権代表にはマックス・アーロン選手(優勝)とロス・マイナー選手(2位)、
四大陸代表にはアーロン選手、マイナー選手、アダム・リッポン選手が選ばれました。
また女子シングルの世界選手権代表にはアシュリー・ワグナー選手(優勝)とグレイシー・ゴールド
選手(2位)、四大陸代表にはゴールド選手、アグネス・ザワツキー選手、クリスティーナ・ガオ選手
が選ばれました。
なお、アリッサ・シズニー選手は怪我のため大会を欠場、ジェレミー・アボット選手はFSで順位を落
として3位となり、世界選手権出場を決めることはできませんでした。男子シングルにおける高難度
ジャンプの重要性と、2枠しか持たないことの厳しさを感じます。

2013年2月4日追記:
四大陸選手権のアメリカ代表は、アダム・リッポン選手からリチャード・ドーンブッシュ選手に変更と
なったようです。

nice!(1)  コメント(22)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

浅田舞さんキム・ヨナ選手の得点について問題発言 [フィギュアスケート]

13日にテレビ東京で放送されたソチ五輪特集番組内での浅田真央選手の姉・舞さんによる発言
が物議を醸しているようです。舞さんはキム・ヨナ選手の高いスコアに対して、「選手だった私が
観ても分からない」「審査員がキム選手を好きなんですかね」「この問題はノーコメントにしておい
たほうがいいかもしれない」などとコメント。賛否両論の声が上がっているようです。

個人的には、一言で言うとくだらない番組だったと思います。
キム・ヨナ選手の得点に対する舞さんの無責任なコメントだけでなく、安藤美姫選手、カロリーナ・
コストナー選手、キム選手を「お騒がせ女王」と呼んでみたり、本当に品の無い番組で少々不快
にもなりました。また、当てが外れてしまったのでしょうが、浅田選手に有利な条件での「金メダ
リスト予想」にも関わらずキム選手に軍配が上がってしまい、苦笑するしかありませんでした。

それにしても、安藤選手、キム選手、コストナー選手という世界選手権優勝経験者が不在だった
とはいえGPFを制し、今季復活を遂げたと言われる浅田選手は何を焦っているのでしょうね。
3月の世界選手権ではキム選手とコストナー選手とは直接対決するのですから、ゆったり構える
ことはできないものでしょうか。キム選手が3-3持ちのまま戻ってきたことが余程気になるのかな。
また舞さんの言葉を借りるなら、浅田選手も十分ジャッジに好かれていると思います。後は本人
がしっかり実力をつければいいことです。舞さんは、浅田選手のスコアにも疑問を持つ声つがある
ことを認識したほうがいいですね。身内があまり露骨な発言をすると、家庭内での会話が連想さ
れて生々しさを感じてしまいます。そもそも問題の本質を見誤ってはバンクーバーの二の舞です。

正直、浅田選手はタレントとアスリートの両立が困難になりつつあるようにお見受けします。
近年は頼みの3Aもなかなか決まらなくなり、他の選手を下げることでしか自身が輝けなくなって
しまったかのようです。タレントとしての浅田選手が転倒しないことを優先して質のいいジャンプ
の習得を怠った結果、アスリートとしての浅田選手が困っている感じですね。ただ、本人は自業
自得ですが、浅田選手のタレント業に巻き込まれ、印象操作のために利用される他の選手達が
気の毒です。最近の浅田選手からは、残念ながらスポーツの清清しさを感じることができません。
そして、何より「二兎を追う者は一兎をも得ず」ですからね。

ところで、必ずしも思惑通りにいったとは思えないですが、この番組も元々浅田選手側から持ち
込まれた企画であるような印象を受けたのは主人と私だけでしょうか。。。ここまで偏った演出を
見せられると、メディアや熱狂的なファンが必ずしも独り歩きしているようには思えなくなります。
浅田選手もアスリートとしてのプライドがあるのなら、嫌韓・反韓を利用するような小賢しい商売
のやり方は控えたほうがよろしいのではないかと思います。場外乱闘も慎みましょうね。。。

2013年2月1日追記:
女性自身に『浅田真央「キャスター失格よ!」キム・ヨナ批判の姉を叱責』という記事が出ました。
舞さんの失言に対して浅田選手が「何でテレビでそういうことを言うの?」と怒ったということらし
いのですが、昨年の出版中止騒動同様、浅田選手に対して批判が出ると周りのせいにするとい
う体質は変わらないですね。しかも、舞さんの発言の内容よりも失策を責めているようです。
またいつもの印象操作の一環なのでしょうね。ただ、いつまでこの手法が通用するでしょうか。
妹が嫌がることを分かっていてテレビでこのような発言を咄嗟に思いつくとは思えませんし、私的
には、むしろ家庭内での浅田選手の本音を舞さんが代弁したのだろうという印象を強くしました。
もっとも、その後の視聴者の反応については少々誤算があったようですが…

2013年3月20日追記:
先日開催された世界選手権は、世界中に現時点でのキム選手と浅田選手の実力差を知らしめ
る結果となりました。実際にキム選手の得点は高かったですね。でも、ほぼノーミスですから。。。
一方、浅田選手の得点も演技のクオリティの割には高かったと思います。ツーフットの回転不足
気味3Aに加点までつきましたからね。浅田選手も十分にジャッジに愛されているのではないでし
ょうか。。。日本の恥ですから、舞さんには二度と軽はずみな発言をしないでもらいたいです。
そして、現状を正しく認識することから進歩は生まれるものだと思います。

nice!(1)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

安藤美姫選手トヨタ自動車を退社 [フィギュアスケート]

フィギュアスケートの安藤美姫選手が、1月1日付で所属先のトヨタ自動車を退社したそうです。
安藤選手は、11年、12年と公式戦に出場することができず、社員としての義務を果たすことが
できなかったことが契約満了とした理由だとしてるとのこと。
トヨタ自動車側からはソチ五輪までの支援の申し出もあったようですが、公式戦出場がかなわ
なかったため、今回の決断になったもよう。

新しいコーチが決まらず、今季GPSを欠場して現在は日本スケート連盟の特別強化選手から
も外れている安藤選手ですが、来季は試合に出場したい旨を表明しており、全日本選手権を
目標にするつもりのようです。そしてもしソチ五輪出場が叶ったら、それはご褒美なのだとか。
個人的には、一旦競技復帰を明言したのなら、キム・ヨナ選手のように、たとえ臨時コーチしか
帯同できなくても何とか試合には出て欲しかったですけれど、価値観は人それぞれですから、
こればかりは仕方のないことですね。

そういえば、キム選手の復帰後の演技を観てショックを受けた友人が溜息混じりに、「日本は
安藤選手に超本気モードで復帰してもらわないとまずいんじゃない」などと言っていました。
現役日本シニア女子選手の中では、おそらく最高のジャンパーである安藤選手。もう一度あの
見事なジャンプを観たいし、キム選手やコストナー選手、欧米の若手選手達との対決も見たい
です。でも正直、その一方で、もう安藤選手にはあまり期待していない自分もいたりします。
とにかく早くコーチが決まるといいですね。このまま中途半端な状態での引退は残念過ぎます
し、後々本人にも何かと悔いが残るのではないでしょうか。。。

2013年1月14日追記:
テレビ東京のソチ五輪特別番組で、安藤選手、キム選手、カロリーナ・コストナー選手らを何と
「お騒がせ女王」と呼んでいました。浅田真央選手の姉・舞さんによるキム選手の得点に対す
る悪意の感じられる無責任なコメントと合わせて物議を醸しているようです。
浅田選手にとっては、現役の世界選手権優勝経験者である上記3選手が邪魔なのでしょうね。
正直、浅田選手側がキム選手の復帰を脅威に感じており、コストナー選手の現役続行を快く
思っておらず、安藤選手にも復帰して欲しくないという本音が見え隠れするようで興ざめでした。
また、舞さんは、キム選手同様、浅田選手の得点も疑問の声が上がるほど十分に高いことを
自覚したほうがいいですね。素人や善人を騙す悪徳商法を見ているようでうんざりします。

2013年2月1日追記:
ネットで『安藤美姫「トヨタ退社」でも現役続行する理由』(アサ芸)という記事を見つけました。
ちらっと目を通したところ、「JSFとしては、気まぐれ娘の安藤がお荷物的な存在で、早く引退し
てほしいとさえ思っている」「(GPファイナル)優勝の羽生結弦が冷遇されていたのに似ている」
など悪意を感じるかなり怪しい内容でした。(ちなみにGPファイナルの優勝は高橋大輔選手)
競技復帰を模索する安藤選手の最悪の敵は、やはり日本国内にいるようですね。
そしてその中心人物は、人気、実力ともに急上昇中でシンボルアスリートに内定したらしいとの
報道もある羽生選手の活躍をも快くは思っていないようで、なんだかなぁ…という感じです。
それにしても、一体誰がこんな記事を書かせたのでしょう。。。

nice!(1)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

キム・ヨナ選手韓国選手権で優勝 [フィギュアスケート]

1月5日、6日に行われたフィギュアスケートの韓国選手権でキム・ヨナ選手が210.77点で優勝し、
3月にカナダで開催される世界選手権の代表に決まりました。

国内大会のスコアはあまりアテにならないので置いておくとしても、キム選手のSPとFSの映像
を観て、やはり抜きん出た才能を持つ侮れない選手だと思いました。
SPでは転倒というアクシデントや3Lzが1回転になるなどのミスがありながらも、ステップからの
3Fに3Tをつけて3-3のコンビネーションにするという素晴らしいリカバリを見せ、FSでは全ての
ジャンプを着氷し、ほぼノーミスの演技で締めくくりました。

コンビネーション・ジャンプのリカバリに3Tを跳べる選手が一体どのくらいいるでしょうか。普通
は3-2になるのではないかと思います。また、3Lz-3T、3Lz、3Fを含むFSをノーミスで滑るという
のも、とても1年8ヶ月ぶりに競技に復帰した選手とは思えないです。しかも臨時コーチの状態
ですから驚きです。まだ全盛期ほどの力強さやスピードは感じられないものの、NRW杯の時よ
りも演技全体にキレが戻り、しっかりジャンプをコントロールできているような印象を受けました。

キム選手は、スピンとステップについてはまだレベル4を揃えることができていません。でも徐々
に強化してくるだろうと予想されますし、おそらくジャンプの質も今以上に良くなってくるでしょう。
ISU主催の国際大会における演技と評価を見るまでは何とも言えないところもあるのですが、
バンクーバー五輪時より劣るとはいえ、質の良い高難度ジャンプを持つ上に高いPCSが見込ま
れる選手に復帰早々ここまでの演技を見せられると、何気に女子シングルは再びキム選手を
中心に回りそうな予感すらしてしまいます。フィギュアスケート競技を熟知している感じですね。

さて、ソチ五輪まであと1年になりました。本番に向けて今後選手達がジャンプの難度を上げる
などしてくれば、より高いレベルでの戦いが見られそうで楽しみです。今季のプログラムに3Lz
を入れているカロリーナ・コストナー選手にも要注目でしょうか。世界女王としてキム選手を迎え
撃つ世界選手権が待ち遠しいです。そして、高難度ジャンプを跳ぶ若手選手達のPCSがどこま
で伸びてくるか興味が尽きません。

ところで、浅田真央選手がショーで3Aを披露したようです。動画を観たところ、私にはツーフット
のDGに見えました。浅田選手の転ばない技術はある意味すごいとは思いますが、残念ながら、
とても「試合で跳んでも認定されるくらいにきている」ようには見えなかったです。
でもまあ、ショーですから、転ばなければいいとも言えますけど。。。
ただ、試合には「転んでも回りきる」くらいの気概を持って臨んでもらいたいものですね。

nice!(1)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

世界フィギュア2013の日本代表選手 [フィギュアスケート]

フィギュアスケートの全日本選手権大会も終わり、来年2月に大阪で開催される四大陸選手権
と3月にカナダで開催される世界選手権の代表選手が決まりました。
四大陸、世界選手権ともに、男子シングル代表に羽生結弦選手、高橋大輔選手、無良崇人選
手、女子シングル代表に浅田真央選手、村上佳菜子選手、鈴木明子選手、そしてアイスダンス
代表にキャシー・リード&クリス・リード組が選出されました。また、世界ジュニア選手権の代表
には、田中刑事選手、日野龍樹選手、宮原知子選手、本郷理華選手が選ばれました。

代表選手達の顔ぶれを見ると、全日本選手権の結果で順当に選ばれた感じです。
女子はともかく、男子の四大陸と世界選手権代表メンバーが全く同じことに少々驚きましたが、
四大陸は日本開催でもありますし調整試合としてとらえ、五輪の枠取りがかかる世界選手権に
弾みをつけようといったところでしょうか。十分に世界で戦える実力を持つ織田信成選手と小塚
崇彦選手が代表から外れたことは、日本男子の層の厚さを物語っていると思います。
それにしても、高橋選手と羽生選手だけでも熱戦必至なのに、世界の強豪達が集まる世界選
手権男子シングルは観戦する側も(いい意味で)疲れそうです。

一方女子シングルは、世界女王のカロリーナ・コストナー選手やキム・ヨナ選手がGPSを欠場し
たので、世界選手権で初めてトップ選手達が顔を揃えることになるかと思います。今季快進撃
を続けている全日本女王の浅田選手がどのような戦いぶりを見せてくれるのか興味深いところ
ですね。只今キャンペーン中の3Aも四大陸では解禁となるのでしょうか。ただ、闘志に火が点
いたのならいいのですけれど、浅田選手のスケートは商売と直結していると思われる節があり、
いささか焦りによる大技連呼のようにも感じられます。世界選手権は五輪の枠取りもかかって
いることですし、採点も全日本ほど甘くならない可能性もありますから要注意だと思います。

さて、来季で引退を表明した鈴木明子選手ですが、全日本では精彩を欠き、惜しくも表彰台を
逃してしまいました。年齢を考えても、やはり連戦の疲れがあったのかもしれませんね。高橋
選手と無良選手に慰められるシーンがテレビに映し出された時は、じ~んときてしまいました。
実は私の主人が鈴木選手の演技のファンで、「フィギュアスケートが好きという気持ちが、全身
から溢れている」と言います。四大陸と世界選手権では納得のいく演技ができるといいですね。

ところで、昨季の世界選手権で銅メダルを獲得した高橋成美&マーヴィン・トラン組がペアを解
消したそうです。やはり、五輪出場を阻む国籍問題は大きかったのでしょうか。大好きなペアだ
っただけにとても残念です。高橋選手は早急に新しいパートナーを探すとのことですが、10月に
受けた肩と膝の手術後の経過が気になります。高橋選手が順調に回復して、両選手ともに良
いパートナーと出会えることを願っています。

2013年1月30日追記:
報道によると、高橋成美選手の新パートナーは、2011年世界ジュニア選手権男子代表の木原
龍一選手に決まったようです。木原選手は身長174㎝の大型スケーターだそうです。
二人は佐藤有香&ジェーソン・ダンジェン夫妻に師事し、米デトロイトに練習拠点を置くことになっ
たとのこと。ソチ五輪を目指してがんばってください。

2013年2月7日追記:
アイスダンスのリナ・オイ&水谷太洋組、平井絵己&マリオン・デ・ラ・アソンション組が四大陸
選手権に出場するようです。

2013年2月25日追記:
世界ジュニアには田中刑事選手に代わって宇野昌磨選手が出場するようです。

nice!(1)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

全日本フィギュアスケート選手権2012 [フィギュアスケート]

フィギュアスケートの全日本選手権大会が開催され、男子シングルで羽生結弦選手が初優勝、
高橋大輔選手が2位、無良崇人選手が3位となりました。また女子シングルでは、浅田真央選
手が優勝、村上佳菜子選手が2位、全日本ジュニア・チャンピオンの宮原知子選手が3位でした。
そしてアイスダンスでは、キャシー・リード&クリス・リード組が優勝しました。

選手達の気迫と個性がぶつかり合う男子シングルは見応えがありましたね。特に高橋選手と
羽生選手によるハイレベルな優勝争い、織田信成選手と無良選手による僅差の3位争いが熾
烈でした。若手の中では宇野昌磨選手の演技が好きで、今後の成長を楽しみにしています。

本番で安定して実力を出せる羽生選手のメンタルの強さには、ただただ驚嘆です。SPの演技
は圧巻、高難度ジャンプを後半にまで詰め込んだFSも最低限のミスに抑え、最後まで滑りきる
ことができたようにお見受けします。やはりオーサー・コーチの戦略はお見事ですね。
高橋選手のFSの演技は神がかっていて、細かいミスを気にするのは野暮と言いたくなるような、
そんな異次元のものでした。ただ、勝負と言う観点からすると、回転不足やレベルの取りこぼし
は痛いミスということになるのでしょう。それにしても、一部の熱狂的なファンには引きます。
そしてジャンパー好きの私としては、無良選手の豪快で力強いジャンプは大好きです。壮大で
優雅な羽生選手のジャンプとはまた一味違う魅力があります。

一方女子のほうは、昨年に続き物足りなさが残る大会となりそうなところを、ジュニアの選手達
が盛り上げてくれました。特に本郷理華選手、加藤利緒菜選手、松田悠良選手の演技に目が
留まりました。3位に入った宮原選手も頑張りましたね。ただ、シニアのトップ・スリーがほぼ固
定化してしまって、切磋琢磨とは程遠い状態にあるのが気になります。せめて安藤美姫選手の
復帰が今大会に間に合っていれば…と残念に思います。

また、若手の成長についても、他のライバル国と比べるとどうなのかなと少々心配になります。
以前、村上選手が「真央ちゃんが金で、私は銀がいい」というニュアンスで話している映像を観
たことがあります。本気で言ったのか、はたまた浅田選手と熱狂的なファンに遠慮したのかは
分かりませんが、将来を期待される若手にこのような発言をさせてしまうムードが日本女子シン
グルにはあるように感じられ、強い違和感を覚えました。今は村上選手をはじめ若い選手達が、
真剣に「浅田選手に追いつき、追い越したい」と思っていることを願います。

ところで、今季も浅田選手の3Aキャンペーンが本格的になってきて、少々うんざりしています。
前振りは必要ないので、本人に自信があるのなら、ただコーチを説得して跳べばいいことです。
まあ、コーチから許可が出ないということは、厳密には練習でも微妙なのでしょうけれど…
また、本人は3-3も跳びたいそうです。チート技術に頼らずにすむよう、スピードの中でジャンプ
を跳び、着氷できる勇気と筋力をつけましょうね。くれぐれも昨季の二の舞にならぬよう慎重に。。。
そして「レベルアップ」と言うなら、五輪銀、優勝を争うトップ選手としてのプライドを持ち、せめて
得意(?)とされるフリップくらいはもう少しきれいにトウを突く練習をしてもらいたいものです。

nice!(2)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

城田憲子氏「今のままでは真央はヨナに勝てない」の波紋 [フィギュアスケート]

スポーツ報知に掲載されたコラム『城田憲子の目』に対して、一部の熱狂的な浅田真央選
手のファンから批判が起こっているようです。城田氏は、「今のままでは、真央はヨナに勝て
ない」「残念ながら現時点で2人の差は「大人」と「子供」ほどある」「(浅田選手がキム選手
に勝つためには)ジャンプの精度を上げるしかない」などとし、一方で「(浅田選手の)スピン
や曲のストーリーをつかむ能力とプログラムは問題ない」と評価したそうです。

さて、2人に「大人」と「子供」ほどの差があるかどうかはさて置き、キム選手の復帰戦での
演技を見ると、浅田選手がソチを勝ちに行くためには、ジャンプの精度を上げる必要がある
というのはあながち間違っていないようにも思います。
ロングエッジ、極端な氷上回転、ツーフットなどの癖を持ち、素人目にも容易に分かる回転
不足ジャンプも少なくない浅田選手は、概してキム選手ほどのジャンプのGOEは見込めな
い傾向にあります。今シーズンは高いPCSも幸いして好成績を収めてはいますが、最近の
浅田選手には「ライバル選手達のミス待ち」という印象があり、試合の度にいくつ回転不足
を取られるか冷や冷やします。

もちろんフィギュアスケートはジャンプだけではないですけれど、ことシングル競技において
は、やはりジャンプありきだと思います。そういう意味では、成人した大人のシニア女子選
手の中で3Lz-3Tを安定して決めることのできるキム選手は別格な気がしてしまいます。
また自然な流れの中で跳ぶキム選手のジャンプは、観る側に余計な緊張感を与えません。
そして何よりも、復帰を決めて真剣にトレーニングしてきたことが伺い知れる肢体の美しさ。
こういうことを何気なくさらっと成し遂げてしまうところにも、キム選手が一流のアスリートだ
と感じます。むしろGPFでの浅田選手のほうが、休養明け選手のような体形に見えました。

現時点でスピンとステップは浅田選手のほうがリードしていますが、今後キム選手も筋力、
体力を補強しつつレベルを上げてくるでしょうし、浅田選手にとってジャンプを強化するのは
必須ではないかと思われます。ファンにしてみれば耳の痛いことかもしれませんが、少々
厳しめではあるものの至極もっともな見解を目にして日本スケート連盟に抗議電話をかける
など、大人気ない迷惑行為は慎んでもらいたいものですね。それとも、昔アイドルのために
リクエスト葉書を書くバイトの話を聞いたことがありますが、クレームという組織票でしょうか。。。

ところで、現在クロアチアのザグレブで開催されているゴールデンスピンに世界女王カロリー
ナ・コストナー選手が出場しています。SPの映像を観ましたが、初披露にしては素晴らしい
演技でした。浅田選手のライバルは、何もキム選手だけではないのですよね。
今季GPSの女子シングルは少々地味だったので、役者が揃う世界選手権が楽しみです。

2013年1月7日追記:
キム選手が韓国選手権で優勝し、3月の世界選手権の代表選手に決まりました。
SPでは転倒や3Lzが1回転になるなどのミスがありましたが、ステップからの3Fに3Tをつけて
3-3のコンビネーションにするという素晴らしいリカバリーを見せ、FSでは3Lz-3T、3F、3Lzを
含む全てのジャンプを着氷してほぼノーミス。1年8ヶ月ぶりに競技に復帰して2戦目の選手と
は思えない安定した演技で、復帰早々、世界のトップに躍り出た感があります。
城田氏の言葉通り、今のままでは浅田選手は自力ではキム選手に勝てないかもしれないで
すね。キム選手にノーミスされてジャンプで点差をつけられると、スピンとステップで埋めるに
は限界がありそうです。可能性はほぼ無いとは思いますが、もし3Loまで跳ばれてしまったら…

2013年2月17日追記:
四大陸選手権で、浅田選手がSPで3A(認定)、FSで3A(UR、ツーフット)と3F-3Lo(UR)を跳
びました。転倒はなかったものの、相変わらず微妙なジャンプのオン・パレードでした。
ジャンプの質を上げる地味な努力を放棄し、華やかな大技の見た目の成功に走っているよう
にもお見受けしますが、審判のさじ加減頼みの妖し気なジャンプをいつまで跳び続けるつもり
なのでしょうね。アスリートの姿勢としては疑問を感じますが、スポンサー付タレントだから別
にいいのかな。。。それにしても、試合で多用する3Fの歪さには閉口しますし、FSの3Aが回り
切っている、あるいは回り過ぎているように見えるヲタさん達の存在には驚くしかありません。

2013年3月18日追記:
世界選手権でキム選手が、SPで3Fにeがついた以外はミスの無い演技で2位のコストナー選
手に20点以上の差をつけて圧勝しました。浅田選手はジャンプで大差を付けられて3位でした。
それにしても、キム選手はすごい選手ですね。結局、城田氏の見解通りではないですか。。。
ところで、浅田選手の3Aの着氷はたいていツーフットですが、技術的に片足で着氷できないの
か、それとも最初から片足で着氷する意思が希薄なのか、どちらなのでしょうね。残念ながら、
浅田選手は「精度」と「質」という言葉の意味を十分に理解していないようです。
佐藤コーチの「究極のスケーター」は、おそらくキム選手のようなスケーターのことを言うのでし
ょうが、果たしてタレント・スケーターの浅田選手は「究極のスケーター」になれるのでしょうか。

2014年2月21日追記:
ソチ五輪でキム選手が銀メダルを獲得しました。個人的に、怪我の影響もあり調整が遅れ気味
な印象を受けていましたが、SPもフリーもほぼノーミスの演技は流石だと思います。
一方、浅田さんはSPでジャンプ・ミスを連発、PCSで救済されて16位という有様。大人の事情で
日本に気を遣ったかのような大甘判定のフリーで追い上げたものの結果は6位でした。
回転不足やエッジ・エラーを取られても転ばなければ成功ジャンプとの認識しか持てない浅田さ
んは、やはりキム選手には勝てなかったですね。ただ、少々胡散臭さは残るものの、6位は上出
来だと思います。尤もメダル争いと最終滑走という緊張の中で確実に結果を出す選手と、メダル
争いには絡まない比較的プレッシャーの少ない状況で開き直り、ジャンプにしか気を配っていな
いかのような印象の薄い見た目だけノーミス演技で満足するタレント・スケーターを比較するのも
ナンセンスだとは思いますが…
また、試合後の言動などから伺い知れる人となりについても、キム選手に軍配が上がりそうです。

nice!(1)  コメント(20)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ISU GPファイナル2012とキム・ヨナ選手の復帰戦 [フィギュアスケート]

ロシアのソチでフィギュアスケートのグランプリ・ファイナルが開催され、男子シングルで高橋
大輔選手が優勝、羽生結弦選手が2位、パトリック・チャン選手が3位、ハビエル・フェルナン
デス選手が4位、小塚崇彦選手が5位、町田樹選手が6位となりました。また女子では浅田
真央選手が優勝、アシュリー・ワグナー選手が2位、鈴木明子選手が3位、キーラ・コルピ選
手が4位、エリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手が5位、クリスティーナ・ガオ選手が6位でした。
男女ともに、日本選手が表彰台の2つずつを占める大活躍でしたね。

さて、男子の演技で最も興奮したのは、見事なクワド・ジャンプを3回決めたフェルナンデス選
手のフリーです。SPでは5位と出遅れたもののフリーでは1位となり、3位のチャン選手に0.04
ポイント差に迫る追い上げを見せました。男子のクワド合戦はどこまで行くのでしょう。。。
SPでのミスが響いて2位となった羽生選手はとても悔しそうでしたが、高橋選手とはお互いが
良い刺激になっているようです。今後も切磋琢磨してソチを目指して欲しいと思います。また、
羽生選手には近い将来、高橋選手に続く日本のエースとして頑張ってもらいたいですね。
今大会のチャン選手は今ひとつ調子が良くないようで、フリー終盤の2A-2Tがノーカウントに
なるミスや転倒もありましたが、それでもやはりスケーティングの素晴らしさはピカイチでした。

そして女子のフリーでは、鈴木選手、ワグナー選手と上位選手がミスを連発した後、浅田選手
にも連鎖反応的にミスが出ないか心配しましたが、落ち着いて演技を終えることができて良か
ったです。ご本人はフリーの前に弱気になっていたそうですが、腰痛が深刻というより、むしろ
フリーに対する苦手意識による精神的な要因のほうが強いような印象を受けました。
ワグナー選手はフリーで前のめりに激しく転倒後かなり痛そうでしたが、最後まで全力で演じ
切ったのは立派だったと思います。全米女王としての誇りと意地を感じます。
鈴木選手はメンタルの問題なのか、なかなかSPとフリーを揃えることができずに悔しい試合が
続いています。その詰めの甘さが、後一歩のところでトップに届かない一因なのでしょうね。
また、トゥクタミシェワ選手の誤魔化しのない潔いジャンプはいつ観ても気持ちが良いです。

ところで、心待ちにしていたキム・ヨナ選手の復帰戦の映像を観ました。
スピンやステップではレベルの取りこぼし、ジャンプでは転倒もあり、さすがにバンクーバー五
輪時と同じレベルとまではいきませんでしたが、長期休養明けとは思えない3Lz-3Tの成功や
独特のオーラ、やはり侮れない選手です。あっさりワールド出場のミニマムスコアをクリアしま
した。今の女子シングルには今ひとつ物足りなさを感じているので、キム選手の復帰は嬉しい
限りです。あとは安藤美姫選手が復帰してくれれば…
それにしても、復帰戦で高難度の3-3を着氷されてしまい、更にはB級大会とはいえSP72.27、
フリー129.34と高得点までマークされ、激しく動揺したアンチと某タレントスケーターの熱狂的
なファンによると思われるダブルスタンダードな妄想系コメントの数々には大いに笑わせてもら
いました。コメント数も浅田選手以上と思われ…すごい注目度です。

2013年1月7日追記:
キム選手が復帰第2戦となる韓国選手権でSP、FSともに1位で優勝しました。
SPでは転倒や3Lzが1回転になるなどのミスがありましたが、ステップからの3Fに3Tをつけて
3-3のコンビネーションにするという素晴らしいリカバリーを見せ、またFSでは3Lz-3T、3Lz、3F
を含む全てのジャンプを着氷し、ほぼノーミスの演技を披露しました。
とても1年8ヶ月ぶりに競技に復帰したばかりの選手とは思えない貫禄ですね。

nice!(1)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ISU GPS NHK杯 2012(日本大会) [フィギュアスケート]

ISU GPS 第6戦NHK杯が開催され、男子シングルで羽生結弦選手が優勝、高橋大輔選手が
2位となり、共にファイナル進出を決めました。3位はロス・マイナー選手でした。
また、女子シングルでは浅田真央選手が優勝、鈴木明子選手がSP5位からフリーで追い上
げて僅差の2位となり、揃ってファイナル進出を決めました。3位は長洲未来選手でした。
そして、アイスダンスのキャシー・リード&クリス・リード組は5位という結果になりました。

羽生選手は、先月アメリカ大会でたたき出したSP歴代最高得点を自ら更新しての優勝。
カナダに拠点を移した成果が演技全体に感じられました。フリーではミスもありましたが、4T、
4Sと2つのクワドジャンプに後半2つの3Aというジャンプ構成はなかなか見応えがあります。
そして、高橋選手の演技には個人的にしつこさを感じることもあり、正直どちらかと言うと苦手
なのですが、近年は個人の好みを超えたオーラのようなものに圧倒されます。
両選手には、今後も日本のフィギュアスケート界を牽引していって欲しいですね。
ただ、1試合で複数クワドが当たり前になりつつある男子シングル、くれぐれも怪我なきよう。。。

鈴木選手のフリーの演技は素晴らしく、つくづくSPでのジャンプミスが痛かったですね。
浅田選手のフリーの演技にはスピードも覇気もなく、3つのトリプルジャンプがダブルに、1つ
がシングルになったので鈴木選手の逆転優勝かと思いきや、SPの貯金が効いて0.05点差
で浅田選手が逃げ切りました。巷では物議を醸しているようですが、実際、どちらが優勝で
もおかしくない勝負だったのではないかと思います。浅田選手は長年磨き続けたチート技術
が仇となり、スピードとジャンプの両立に苦労しているようにもお見受けします。
ところで、男子に比べて、概して最近のGPS女子シングルは競技としては面白くないです。
むしろ今は、個人的にキム・ヨナ選手の復帰戦(12月5日~9日にドイツのドルトムントで開催
されるNRW杯だとのこと)での仕上がり具合のほうが気になります。

さて、GPファイナルは12月6日~9日の日程でロシアのソチで行われます。
出場選手については、男子シングルはパトリック・チャン選手、羽生結弦選手、小塚崇彦選手、
町田樹選手、高橋大輔選手、ハビエル・フェルナンデス選手、女子シングルではアシュリー・
ワグナー選手、浅田真央選手、キーラ・コルピ選手、鈴木明子選手、ユリア・リプニツカヤ選手、
エリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手に決まりました。
現在日本男子のレベルは非常に高く、4人の選手がファイナルに行きます。ほんとうに3枠では
足りないですね。

2012年11月30日追記:
リプニツカヤ選手に代わって、ファイナルにはクリスティーナ・ガオ選手が繰り上げ出場すること
になったようです。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ISU GPS エリック・ボンパール杯 2012(フランス大会) [フィギュアスケート]

ISU GPS 第5戦エリック・ボンパール杯が開催され、男子シングルの無良崇人選手が
SP2位から逆転、シリーズ初優勝を飾りました。フリーの4Tは素晴らしかったですね。
今季の無良選手、町田樹選手の著しい成長と活躍は嬉しい限りです。
全日本選手権男子シングルも混戦模様となるのは必至で、今から楽しみにしています。

男子シングルの2位はジェレミー・アボット選手、3位はSPでミスが重なり出遅れたもの
のフリーで1位となり巻き返したフローラン・アモディオ選手でした。
昨季のアボット選手のフリーもとても良かったですが、今季のプログラムもステキです。

また女子シングルでは、安定した演技を見せてくれたアシュリー・ワグナー選手がアメ
リカ大会に続き、またまた貫禄の優勝。ファイナル進出を決めました。今季のワグナー
選手は強いですね。フリーで3Lzにeが付いた以外はきれいなプロトコルでした。
そして2位はエリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手、3位はユリア・リプニツカヤ選手とロシ
アの若手が活躍しました。トゥクタミシェワ選手のクリーンな3Lz-3Tを堪能することがで
きて、個人的にとても喜んでいます。

ところで、ファイナル進出者の予想ですが、男子の残り3枠はハビエル・フェルナンデス
選手、高橋大輔選手、羽生結弦選手といったところでしょうか。3選手が激突するNHK
杯は見物ですね。実は、今シリーズで一番楽しみにしている試合です。
一方、女子は残すところ4枠ですが、浅田真央選手、鈴木明子選手、リプニツカヤ選手
はほぼ問題ないのではないかと思います。そしてもう1枠は、長洲未来選手、アグネス・
ザワツキー選手にも可能性がないわけでもないけれど、トゥクタミシェワ選手の可能性
が高いかな。。。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ISU GPS ロステレコム杯 2012(ロシア大会) [フィギュアスケート]

ISU GPS 第4戦ロステレコム杯(Rostelecom Cup)が開催され、男子シングルの小塚崇彦
選手が2位に入り、ファイナル進出を決めました。
SPで出遅れた織田信成選手は5位、村上佳菜子選手は4位でした。
村上選手は、フリーの演技で2Aが抜けてしまい、最後の3Tがノーカウントになったのが残念
でした。(3Tの代わりに2Aにしておけば…)フィギュアスケートは熱く演じながらも、ルールに
則って頭の中で冷静に計算することを求められるスポーツなのですね。

男子シングルの優勝はパトリック・チャン選手、3位はミハル・ブレジナ選手で、チャン選手は
ファイナル進出を決めました。
3Aが2Aになってしまい3Aのない演技とはなりましたが、2回の4Tを決めたチャン選手のフリ
ーは圧巻で、素晴らしいスケーティングとも相俟って、観ていて興奮しました。やはりスゴイ!
あの4Tは転倒を恐れない選手にしか跳べないジャンプですね。
フィギュアスケートもスポーツである以上、個人的にアスレチックな要素は外せません。

女子シングルの優勝はキーラ・コルピ選手で、ファイナル進出を決めました。スケーティング
や所作だけでなく、本当に容姿も美しい選手です。まるで女優のよう。。。
2位はグレイシー・ゴールド選手、3位はアグネス・ザワツキー選手とアメリカ勢でした。
ロシアだけでなくアメリカ女子も、今後の代表争いが熾烈になりそうです。

さて、GPシリーズも残すところあと2戦となりました。
男子シングルの残り3枠をめぐるデッドヒートからは目が離せないです。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ISU GPシリーズ2012-2013前半戦 [フィギュアスケート]

今季もフィギュアスケートのGPシリーズが開幕し、前半戦が終了しました。

第1戦アメリカ大会の男子シングルでは、日本の小塚崇彦選手、羽生結弦選手、町田樹選手
が表彰台を独占。町田選手の成長には、目を見張るものがありました。
続く第2戦カナダ大会の男子シングルでは復帰した織田信成選手が3位、女子シングルでは
鈴木明子選手が2位、村上佳菜子選手が3位に入りました。
また、第3戦中国大会の男子シングルでは町田選手が優勝してファイナル進出を決め、高橋
大輔選手が2位、女子シングルでは3Aを封印した浅田真央選手が優勝しました。
まずまずの出足ではないでしょうか。。。

海外勢に目を向けると、男子シングルのパトリック・チャン選手の勢いが少々停滞気味な感は
ありますが、カナダ大会で優勝したハビエル・フェルナンデス選手とともに日本選手の強力な
ライバルであることには変わりなさそうです。
女子シングルでは、アメリカ大会で貫禄の優勝を果たしたしたアシュリー・ワグナー選手の勢
いはまだまだ続きそうです。また、カナダ大会で優勝したケイトリン・オズモンド選手、中国大
会で2位のユリア・リプニツカヤ選手など今季シニア初参戦の若手選手の活躍が目立ちます。

さて、後半戦に向けて私の最大の関心は、男子シングルの日本選手の中で誰が、また何人
がファイナルに進出するかに集まっています。
また、チャン選手にしても、高橋選手にしても、いくらPCSが高くてもミスを重ねれば勝てない…
男子シングルのファイナルの行方がとても気になります。

ところで、久しぶりに浅田選手の溌剌とした演技を見られて良かったです。
ジャンプ以外にも魅力のある選手ですから、もう3Aにまつわる自己欺瞞は終わりにして、今後
も外野に影響されずに自信を持てるジャンプ構成で試合に臨んで欲しいものです。

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感
前の20件 | 次の20件 フィギュアスケート ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。