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うつ病と心身症 [病・医療]

学生時代からの友人にうつ病を持っている者がいます。
毎年秋から冬にかけて調子が悪くなって登校できなくなり、春になると良くなるのです。
毎年決まってこのパターンだったため、ある年、試験的に早めに夏頃から薬を飲み始めて
様子を見ることにしました。すると、その年に限って、秋になるとうつの症状ではなく、
(本人が言うには、生まれて初めて)胃炎の症状が出ました。

当時私は心身症について書かれた本を読み終えたばかりで、本の中で紹介されていた
「根本的な原因を取り除かないまま、薬でうつ病の症状を抑えると十二指腸潰瘍になり、
十二指腸潰瘍の症状を抑えるとうつ病になる患者」の話を思い出しました。
心の病も身体の病も、「休みなさい」という自身からのSOSなのかもしれません。

その友人のうつ病は今でもまだ完治はしていませんが、胃炎になってみて胃潰瘍を繰り
返す人の大変さが分かったようで、その後はうつを持病として受け入れ、調子が悪い時は
無理をせずに休み、薬の助けも借りながら、徐々にではありますが、焦ることなく症状と
付き合っていくことが出来るようになってきたようです。

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