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逝く者と残される者 [雑感]

昨年、私の大学時代の友人の親友(Aさん)が、自らの命を絶ちました。
行動力、統率力があり、リーダー格の優秀な女性でした。
私は面識があるくらいで、特に仲が良かった訳ではありませんが、
友人が余りにも取り乱していたので、少し話を聞く事になりました。

亡くなったAさんは、深刻な不眠症に悩まされていたそうです。
友人はAさんが亡くなるほんの一週間位前に会って話をしたようですが、
不眠症だけでなく、家族(実の母と妹)のことでも悩んでいたそうです。
(やはり、Aさんにとっても、家族の問題は大きかったようです。)

Aさんは、亡くなる前日にも、大学の先輩と会っていたそうです。
これだけ精力的に行動できる人が自ら命を絶つというのも不思議ですが、
うつ病の場合、「うつ症状が酷いどん底の時よりも、
多少行動できる病初期や回復期のほうが自殺の危険性が高い」
と言われているので、そういうことなのかな、と思いました。

もちろん亡くなったAさんも辛かったのだろうと思いますが、
身近な者が自殺すると、残された者が受ける傷も相当なものだと思います。
亡くなる前に接触した者の殆どが、「なぜ助けてあげられなかったのか」
「何か変なことを言ってしまったのではないか」と自分を責めます。

ちなみに、私の主人のモットーは
「この世は生きて何ぼ。死んでしまったらオシマイ。」だそうです。
「自殺した者の殆どが、あの世で後悔していると思う。」と真顔で言います。
私はそうとは言い切れないような気もしますが、
本当のところは、彼らに聞いてみないと分かりませんね。

Aさんのご冥福をお祈り致します。

タグ:自殺 不眠症
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