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サッカーW杯ロシア大会、日本決勝トーナメント進出 [スポーツ]

関東は梅雨明けだそうです。6月中に梅雨明けするのは統計開始以来、初めてのことらしい。苦手な梅雨が明けるのは嬉しい反面、水不足にならないか少々心配です。

さて、ロシアで開催されているサッカーのワールドカップで日本が2大会ぶりに決勝トーナメント進出を果たしました。個人的には納得しているのですが、ポーランド戦終盤での日本の消極的な戦い方が物議を醸しているようです。

グループリーグの3戦を振り返ると、日本は幸運に恵まれましたね。まず、序盤に退場者を出したコロンビアに2-1で勝利を飾った初戦。次に、先制されるも追いついて2-2で引き分けたセネガル戦。そして、引き分け以上でグループリーグ自力突破という状況で臨んだポーランド戦を0-1で落としたものの、コロンビアがセネガルに勝って1位通過を決めたため、勝ち点、得失点差、総得点で並び、直接対決では引き分けたセネガルをフェアプレーポイントでかわして2位で決勝トーナメント進出を決めました。

ところで、ここで賛否両論の声が上がっているのは、ポーランに先制された日本がコロンビアが先制したことを受け、セネガルが同点に追いつけば敗退が決まるにもかかわらず、自力突破を目指さずに警告数の差で決勝トーナメント進出を狙うというコロンビアの勝利を前提とした他力本願な戦略を選択したことに対してのようです。もちろん最後まで正々堂々と戦うべきだったという価値観も理解できます。でも、ルール違反を犯したわけではないですし、この試合に関しては日本は得点できそうにもなく、追いつくどころか下手するとポーランドに追加点を許してしまわないかとハラハラする場面もあり、私的には結果オーライな感じです。格好良くはないですが、次のステージに進む可能性を模索する中で最善の采配だったのではないかと思います。すでに予選敗退が決まっていたポーランドもお付き合いしてくれましたしね。

ただ、この戦略を決断するに当たり、西野監督は日本が同点に追いつく可能性よりもコロンビアがそのまま逃げ切る可能性のほうが高いと判断し、パス回しで時間を稼いでイエロー・レッドカードをもらわぬよう指示したのだろうと思います。もし点を取りに行っていれば、更に失点する可能性も大でした。要するに日本代表よりもコロンビアの力を信じたとも言えるわけで、一応の納得と目標達成の安堵感はあるものの、心中複雑な選手もいるかもしれないですね。でも、ポーランド戦でスターティングメンバーを6人も入れ替え(個人的には、この采配のほうが驚きでした)てまで決勝トーナメントに備えたわけですから、次のベルギー戦では全力を尽くしてくれることでしょう。いい試合を期待しています。

2018年7月3日追記:
日本はベルギーに2-3で逆転負けしましたが、選手達は頑張ったと思います。良い経験になったでしょうし、グループリーグのように他力本願とはいかないですから、日本の実力を考えると上出来ではないでしょうか。ただ、試合直後、まるで夢から覚めたかのような様子でインタビューに答える西野監督の混乱と動揺を隠せない言葉には少なからず驚きました。
試合を振り返ると、日本は2点先制後の試合運びが良くなかったですね。浮足立った感じでベンチワークも???でした。恐らくベルギーは最初油断していて失点してスイッチが入り、日本は通常モードに切り替わったベルギーに対応できなかったようにお見受けします。長身で元気な選手が2人も投入されたのに、日本側は無策に見えました。それにしても、ベルギーのカウンターからの決勝ゴールは鮮やかでしたね。

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AnotherGreenWorld

こんにちは~ ネットしながら試合みてました。
ともあれ次のステージに行けてよかったですよね。 監督の采配に対していろいろ言われてるみたいですけど、私もGreenGarnetさんの意見に賛成です。ともかく決勝トーナメントにす進まねばならない。そのために一番確率が高い方法はと考えると、あの方法になりますよね。考えてみると西野監督ってW盃直前に突然任されたわけで、それでよくここまで来たなぁって思いますし。侍ジャパンって言ってるくせにという人達もいますけど、侍の戦いってそんなに正々堂々じゃなかったですよね。宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の戦いだって姑息と言えば姑息だったような ^^;
by AnotherGreenWorld (2018-07-01 14:29) 

GreenGarnet

AnotherGreenWorldさん、こんにちは!
「そこまでして決勝トーナメントに進む必要はない」と言われればそれまでですが、あの状況で自力突破は難しかったと思いますし、最も可能性の高い方法はやはり「コロンビアが勝つことに賭けて日本は現状維持」だったと思います。それにしても、西野監督はすごい策士かつ勝負師ですね。失敗したら批判の嵐だったでしょうから、覚悟の上での選択ですよね。今回のことは、「己の実力不足を重々承知の上、それでも何とか決勝トーナメントに進みたい一心でルールの範囲内で奇策を練った」という感じですよね。後はベルギーといい試合をして、海外メディアの批判を少しでも跳ね返して欲しいです。
巌流島の戦いでの武蔵の姑息な作戦については聞いたことがあります。確か、わざと遅れて行って小次郎をイラつかせたとか(笑)
by GreenGarnet (2018-07-02 10:11) 

AnotherGreenWorld

ベルギー戦惜しかったですね〜 素人目にはやりかたによっては勝てたんじゃ?なんて思っちゃいました。たしかに相手がやばいって思ってからは十分に対応できなかったように見えました。メディアなどの論調をみてると前回の試合の汚名を挽回できたみたいで、それだけは良かったかなと思います。
それにしても、西野監督って策士なんだか天然なんだかよくわからない人ですね(笑)
by AnotherGreenWorld (2018-07-04 12:49) 

GreenGarnet

AnotherGreenWorldさん、
グループリーグでは最後までコロンビアに助けられて決勝トーナメントに進んだ日本ががベルギーに勝てる可能性は低いと思っていたので、個人的にあまり残念という感じはないんですよ。見せ場も作って、海外メディアも好意的みたいですから、良かったのではないかと思います。やりようによってはもう少し違う展開もあったかもですけれど、主力メンバーを休ませたポーランド戦で選手層の薄さが露呈していたので、結局は負けていたと思います。
ところで、西野監督は退任、次期監督は海外から招聘することになるかもしれないみたいですよ。ポーランド戦後自分で選択した戦略を後悔しているようなコメントがあったので気になっていましたが、その影響なのかベルギー戦での采配は精彩を欠きましたね。でも、短期間でチームをまとめて決勝トーナメントに進ませたことは評価していいのではないかと思います。
by GreenGarnet (2018-07-06 21:41) 

AnotherGreenWorld

こんばんは。
ベルギーなななななんと、ブラジルにまで勝ちましたね。日本戦の時と違って最初から本気で行ってたように見えました。日本戦での最初の2失点はなんだったんだ状態で。やっぱ余裕かませてたんですかね。次はフランス戦ですね。このまま優勝してくれると日本も少し浮かばれるんですけどね(笑)
by AnotherGreenWorld (2018-07-08 02:10) 

GreenGarnet

AnotherGreenWorldさん、こんにちは!
ベルギー勝ちましたね。しかも日本戦の時とは全然違いましたよね。「日本はベルギーから2点取ってブラジルは1点しか取れなかったから、ブラジルより日本のほうが上」的な微笑ましい感想もあるみたいですが、「やはりベルギーは日本戦では最初手を抜いていたんだな」と思いました。ブラジルは負けたとはいえ、ゴールが決まりそうで決まらない惜しい場面が何度もあって面白い試合でした。ベルギー対フランスも見ごたえのある試合になりそうですね。主人もベルギーに勝って欲しいみたいですよ(笑)
by GreenGarnet (2018-07-09 21:11) 

AnotherGreenWorld

こんばんは~ わはは。「ブラジルより日本のほうが上」は少々電波強すぎですね。日本戦で爽快に逆転勝利したベルギーは、ブラジル破ってその勢いで行けるか!?と思ったんですが、なんとフランスに負けちゃいましたね。ご主人はがっかりですね(笑) フランスが1点とった後は守りに入っちゃったんで、渋いと言うかつまんない試合って思っちゃいました。まあ、それでも日本とポーランドとの塩試合より見応えは感じました。やっぱあのクラスとは格が違うんですかね。日本もあれくらいやれば非難されなかったんでしょうけどね。さて、今日はイングランドとクロアチア戦ですね。観たいけど起きていられるかなぁ ^^;
by AnotherGreenWorld (2018-07-11 22:10) 

GreenGarnet

AnotherGreenWorldさん、こんにちは!
ベルギー負けちゃいましたね。主人はがっかりです(笑)ブラジル戦はラッキーなオウンゴールで先制しましたが、フランス戦は逆に先制されて厳しい展開になりました。AnotherGreenWorldさんのように「つまらない試合だった」という声もあるようですね。日本の場合は、ポーランドも点を取りに来なかったので、更に悲惨な状況になってしまったような。フランスの試合運びは狡猾だとは思いましたが、勝つための戦略なので個人的にはアリかな。ただ、イエローカードをもらったエムバペ(ムバッペ)選手の露骨な遅延行為は微妙。
次の試合は主人と一緒にクロアチアを応援するつもりです。確かに夜中の3時は大変ですが…
by GreenGarnet (2018-07-12 01:43) 

AnotherGreenWorld

こんにちは。
イングランド vs クロアチアの準決勝とベルギー vs イングランドの3位決定戦の2試合、どちらも面白かったですね。イングランドは平素のイメージと違っててあんまりクリーンじゃないように感じて、どちらもイングランドじゃない方を応援しちゃいました(笑)
判官贔屓かもしれませんが、ここまで来たらクロアチアに優勝して欲しいなって思ってます。さてさて、今夜ですね。楽しみ。
by AnotherGreenWorld (2018-07-15 15:20) 

GreenGarnet

AnotherGreenWorldさん、こんにちは!
主人はベルギー、私はクロアチアを応援しました。夜中というより早朝と言ってもいい時間帯の試合は睡魔に負けてテレビ観戦を諦めることもあるのですが、モドリッチ選手が私の好みということもあって、イングランド対クロアチア戦は眠気を吹き飛ばすくらい興奮しました。ベルギー対イングランド戦はフランス戦で不完全燃焼気味だったベルギーが気持ちよくプレーできているようで、見ているほうも楽しかったです。
イングランド代表のクリーン度がどれくらいかはよく分からないのですが、イギリスはスポーツに関してはあまりフェアな国ではなく、採点競技などでも地元判定が甚だしい傾向が強いように言われることはありますよね。
フランスは手強いですけれど、私も決勝戦はクロアチアに勝って欲しいと思っています。
by GreenGarnet (2018-07-15 22:08) 

AnotherGreenWorld

こんにちは!
フランスが勝っちゃいましたね、しくしく。クロアチアには運がなかったようにもみえました。まあ、でも準優勝だから立派なものですよね。
ところで、フランスのエムバペ選手って変わった名前ですね。調べて見たらご先祖様がカメルーン出身らしいです。日本でも表記が揺れてるみたいですね。私はエムバペが発音し易くていいなって思いました(笑)
by AnotherGreenWorld (2018-07-16 15:33) 

GreenGarnet

AnotherGreenWorldさん、こんにちは!
クロアチアは残念でしたが、モドリッチ選手はMVPでしたし、準優勝は凄いことですよね。何よりも、見る側を楽しませる面白い試合をしてくれました。決勝に関しては、最初の2失点がオウンゴールと偶然と思われるハンドによるPKで、不運といえば不運でしたね。しかもフランスの先制ゴールのきっかけとなったグリーズマン選手に対するファウルはシミュレーション気味で誤審っぽかったです。過程がどうであれ結果は変わらなかったかもしれないですが、少々後味の悪さが残りました。
主に「エムバペ」とか「ムバッペ」という表記を目にしますね。ただ、個人的に母音の入る「ム」は馴染まない(発音し難い)んですよ(笑)私の場合は「(エ)ンバペ」に近い発音になっている(口を閉じる「ン」)と思うのですが、便宜上、よく見かける「エムバペ」を使おうかと思っています。それにしても、「エムバペ」と聞くと不愉快になる「ムバッペ」に慣れたサッカーファンがいるようで笑えます。所詮日本語表記、どちらも正確ではないのにね。
by GreenGarnet (2018-07-17 02:16) 

AnotherGreenWorld

こんばんは。 確かに違和感を感じる判定が多かったですもんね。もう少し機械判定を使えば良いのにと思っちゃいますけどね。他のスポーツに比べて遅れてるように感じます。 それはそうと、モドリッチ選手のMVPよかったですよね。なんか北欧っぽい容貌でモテそうですね(笑)
あー、なるほど。GreenGarnetさんは留学経験ありますもんね。日本語は母音の数が少ないので表記で揺れることが多そうです。なのに表記の仕方でマウンティングするのは哀れですよね。外国語にふれる機会が少なかったんでしょうね。
ところで「ン」で始まる名前が増えると、日本語での尻取りルールを変えなきゃですね(笑)
by AnotherGreenWorld (2018-07-17 03:26) 

GreenGarnet

AnotherGreenWorldさん、こんにちは!
せっかくVAR制度を導入したものの、ビデオ判定するか否かの決定権は主審にあるようで、上手く機能しているようには見えない場面もありましたね。ビデオ判定を行っていれば誤審は避けられたであろうグリーズマン選手に対するファウルは試合の流れを左右するキーポイントになってしまっただけに、新制度が活用されなかったことを残念に思います。その後、主審がバランスを取ろうとしたのか、フランスの選手に対しても微妙な判定をしているように感じる場面があっていい加減だなと思いました。1点、2点で勝負が決まってしまう競技ですから、できるだけ誤審を減らす更なる工夫が必要ですよね。興醒めなシミュレーションもビシバシ取り締まって欲しいです。
日本語表記は認識可能な範囲で個人の自由でいいと思います。そんなことで通ぶってもカッコ悪いだけですね。ボクシングの世界でも、ドネア選手のことをドナイレと言う人もいますよ。全然関係ないのですが、ドネア選手がWBSSに参戦だそうです。バンタム級のドネア選手は久しぶりで楽しみ。井上尚弥選手との対戦はあるかな。。。
「モテそう」と「尻取りのルールを変えなきゃ」に笑ってしまいました(笑)
by GreenGarnet (2018-07-17 23:21) 

AnotherGreenWorld

こんばんは〜
確かにシミュレーションには、うんざりしますね。実力も人気もある選手がやるもんじゃないのにって思います。せっかくビデオを援用して判定するのだったら、きっちりと反則にして欲しいものです。
ところで、後半の流れを読むと、やはりGreenGarnetさんは、ボクシングのほうがお好きなんですね?って思いました。たしかに、いろいろ問題があるとはいえ、ボクシングのほうがまだフェアな判定が期待できそうですね。
by AnotherGreenWorld (2018-07-20 23:43) 

GreenGarnet

AnotherGreenWorldさん、こんにちは!
あっ、分かっちゃいました?そうなんですよ。昔からけっこう格闘技系が好きで、その中でも特にボクシングが好きなんですよ。「あしたのジョー」世代ですしね(笑)
正直なところ、私的にはサッカーは心底楽しめるスポーツではないです。ラフプレーで対戦相手を骨折させたり、ファウルをもらうために演技してみたり、露骨な遅延行為に理不尽な誤審などなど。おおよそフェアープレーとは程遠いルール違反も珍しくないですよね。「イエロー覚悟の自己犠牲的なプレー」などとあたかも反則を奨励しているかのよう(笑)それがサッカーだと言われればそれまでですが、私の周りに限って言うと、以前に比べてサッカー人気は確実に落ちています。今回のワールドカップも日本が決勝トーナメントに進んだ割にはイマイチ盛り上がりに欠けました。
by GreenGarnet (2018-07-21 12:40) 

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