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昨今の騒音トラブル事情 [社会問題]

先日、騒音の差し止めなどを求めた裁判で、原告側が勝訴しました。
本件については、個人的に、裁判官によっては異なる判決もあり得たような気もします
が、今後、もしかしたら同様の訴訟が増えてくるかもしれないですね。
もっとも、騒音トラブルは、裁判所の判決をもって簡単に解決するとも思えませんが…

さて、集合住宅における騒音トラブルの原因には、実際に特定の住人が常識を超える
騒音を出しているケースだけでなく、建物の構造に問題があり音が響きやすいケース、
苦情主が水道の配管・エレベーター・機械室など建物の設備から発生する音を勘違い
しているケースなどもあるかと思います。また、苦情主の個人的な事情により、通常で
はあまり問題にはなり得ないレベルの音でトラブルになることもあるでしょう。

よくコミュニケーション不足を指摘されますが、それは多分にあるとは思います。
おそらく通常の騒音トラブルならば、日頃から近隣関係を良好にすることで、ある程度
は解決できるのではないかと思います。
ただ、他人の生活音に対して苦情を言う人の中には、実は音以外の何かに、より強く
反応しているケースもあり、そのような場合はコミュニケーションも逆効果になります。

知り合いの不動産業者の話では、近年、苦情主のほうに問題がある騒音トラブルも増
えていて、騒音苦情が「言いがかり」であることも少なくないそうです。「何か変だな」と
感じたら、直接関わるより、第三者に間に入ってもらうほうがいいかもしれません。
とにかく騒音トラブルでは、苦情を出す側も出される側も、感情的にならないのが肝要
だと思います。そして今後は、苦情を受ける側も、苦情を受けた日時・苦情内容・自分
(達)が何をしていたかなどの記録を取ったほうが良さそうですね。

ところで、ただでさえ少子化が進む日本で、子供による生活騒音が訴訟にまで発展す
るのは、見聞きするに忍びないものです。躾けも度を越すと虐待にもなりかねません。
もし子供の足音が気になるなら、私なら最上階か戸建に住むことを選びます。
結局のところ、集合住宅における遮音性能の法的な基準を、根本的に見直したほうが
いいのではないかと思ったりもします。

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