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五年前のジャンプ [フィギュアスケート]

浅田真央選手は、5年前のジャンプ、つまり15歳でGPF(グランプリ・ファイナル)を
制した頃のジャンプを取り戻したいのだそうです。

5年前と言えば、エッジ・エラーも回転不足も今ほど厳しくは判定されなかった時代です。
浅田選手ご自身、ルッツとフリップの跳び分けも出来ていませんでしたし、トウ・ジャンプ
のトウの突き方も微妙でした。巧みな氷上回転(チート)も健在でしたし、やはり回転不足
気味のジャンプが少なくなかったと思います。
なのに、なんで「5年前のジャンプ」を取り戻したいのか、不思議です。

よく「浅田選手のジャンプはGOEが伸びない」と言われますが、浅田選手のジャンプの
最大の欠点は、助走スピードを活かすことが出来ず、氷上回転が甚だしく、回転不足に
陥り易いことであって、加点の前に、減点される可能性が高いことだと思います。
なのに、なんで自分で「ジャンプが得意」だと勘違いしたのか、不思議です。

浅田選手の「5年前のジャンプ」の意味は、今のように勝負に囚われるのではなく、
「無心で跳んでいた頃のジャンプ」と解釈することにします。

それにしても、浅田姉妹による、事前にシナリオが用意されてそうなインタビュー・ショーは
いい加減にしてもらいたいものです。彼女の言動によって一喜一憂する熱心なファンの心を
もてあそんでいる様で、嘆かわしい気分になります。

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