緑茶にお砂糖を入れるアメリカ人 [想い出]
日本では、緑茶には何も入れず、そのままいただくのが普通だと思います。
お砂糖や蜂蜜を入れる日本人もいるとは聞きますが、少なくとも、今までの私の人生
ではお目にかかったことはないです。
さて、私はアメリカの家庭にホームステイさせてもらったことがあるのですが、ある日、
日本のお茶を飲んでみようということになって、私がアメリカに持参した緑茶でティー・
パーティを開きました。「日本では何も入れずに飲むのが一般的」と私が説明すると、
最初は皆さん何も入れずに試したのですが、ほんのひと口かふた口で「お砂糖入り
がいい」と言って、ホストマザーを除く家族全員が、ごく自然にお砂糖あるいはミルク
をたっぷり入れていました。
ちなみに私は、コーヒーや紅茶にはお砂糖やクリームを入れることはあっても、緑茶
には何も入れずに飲みます。「緑茶にお砂糖」という発想がなかったので、正直なと
ころ、ホストファミリー宅での光景には驚きました。アメリカ式にお砂糖を入れてみた
こともあるのですが、何だか緑茶ではないような感じでしっくりきません。
「緑茶には何も入れずに飲むもの」という固定観念がなかなか捨てられないようです。
ところで、近年、日本食ブームとも相まって、海外でも緑茶が人気だと聞きます。
ただ、砂糖や蜂蜜入りの甘い緑茶が一般的で、中にはレモン果汁入りのものまで出
回っているそうです。お砂糖を入れることに違和感のある私ですが、世界的に見ると、
緑茶に何も入れないほうが珍しいというのが実情のようでもあります。うっかり「緑茶
にお砂糖は邪道だ」なんて言うと、「井の中の蛙」ということにもなりかねないですね。
お砂糖や蜂蜜を入れる日本人もいるとは聞きますが、少なくとも、今までの私の人生
ではお目にかかったことはないです。
さて、私はアメリカの家庭にホームステイさせてもらったことがあるのですが、ある日、
日本のお茶を飲んでみようということになって、私がアメリカに持参した緑茶でティー・
パーティを開きました。「日本では何も入れずに飲むのが一般的」と私が説明すると、
最初は皆さん何も入れずに試したのですが、ほんのひと口かふた口で「お砂糖入り
がいい」と言って、ホストマザーを除く家族全員が、ごく自然にお砂糖あるいはミルク
をたっぷり入れていました。
ちなみに私は、コーヒーや紅茶にはお砂糖やクリームを入れることはあっても、緑茶
には何も入れずに飲みます。「緑茶にお砂糖」という発想がなかったので、正直なと
ころ、ホストファミリー宅での光景には驚きました。アメリカ式にお砂糖を入れてみた
こともあるのですが、何だか緑茶ではないような感じでしっくりきません。
「緑茶には何も入れずに飲むもの」という固定観念がなかなか捨てられないようです。
ところで、近年、日本食ブームとも相まって、海外でも緑茶が人気だと聞きます。
ただ、砂糖や蜂蜜入りの甘い緑茶が一般的で、中にはレモン果汁入りのものまで出
回っているそうです。お砂糖を入れることに違和感のある私ですが、世界的に見ると、
緑茶に何も入れないほうが珍しいというのが実情のようでもあります。うっかり「緑茶
にお砂糖は邪道だ」なんて言うと、「井の中の蛙」ということにもなりかねないですね。
スコーンとホットビスケット [想い出]
イギリスのティータイムには欠かすことができないと言われるスコーン。
発祥の地はスコットランドだそうです。
私が生まれて初めてスコーンを体験したのはアメリカ留学中のことでした。
ホストマザーがとても料理上手な方で、ある日、お菓子のような平らで丸いパンを焼い
てくれました。あまりにも美味しくて、立て続けに6個も食べてしまいました。
以前には食べたことのない、ほっぺたが落ちそうなくらい美味しいそのパンがスコーン
だったのですが、アメリカではスコーンではなくホットビスケットと呼ばれていました。
後になって、それがイギリスではスコーンと呼ばれていることを知りました。
当時ビスケットというと、私には「表面に小さな穴の開いているクッキーのようなもの」と
いうイメージがあったので、最初、聞き間違えたと思って何度も確認してしまいました。
ちなみに、日本で言うところのクッキーとビスケットをまとめて、イギリスではビスケット、
アメリカではクッキーと呼ぶそうです。また、アメリカでスコーンと言うと、STARBUCKS
COFFEE(スターバックス・コーヒー)のスコーンのように、具入りのものを指すようです。
ホストファミリーの家庭では、焼き立てのビスケットを専用のかごに入れて、冷めないよ
うにカラフルな布をかぶせていたのですが、その中から最初にビスケットをつまむのは、
私に与えられた特権でした。初めてビスケットを体験して手が止まらなくなった私を見た
ホストマザーが、嬉しそうに追加分を焼いてくれたことを懐かしく思い出します。
ホームステイは、部屋を気に入ってもらえるか、食べものは口に合うか等、受け入れる
側もいろいろ気を遣うものなのですね。
日本に帰ってきてからも幾度となくスコーン(ビスケット)をいただく機会がありましたが、
市販、自家製を問わず、十代の頃にアメリカで食べたホットビスケットを越えるものには
なかなか出会えていません。感じとしては、ケンタッキー・フライドチキンのビスケットが
近かったのですが……初めて体験した時の感動が大き過ぎたのかもしれないです。
発祥の地はスコットランドだそうです。
私が生まれて初めてスコーンを体験したのはアメリカ留学中のことでした。
ホストマザーがとても料理上手な方で、ある日、お菓子のような平らで丸いパンを焼い
てくれました。あまりにも美味しくて、立て続けに6個も食べてしまいました。
以前には食べたことのない、ほっぺたが落ちそうなくらい美味しいそのパンがスコーン
だったのですが、アメリカではスコーンではなくホットビスケットと呼ばれていました。
後になって、それがイギリスではスコーンと呼ばれていることを知りました。
当時ビスケットというと、私には「表面に小さな穴の開いているクッキーのようなもの」と
いうイメージがあったので、最初、聞き間違えたと思って何度も確認してしまいました。
ちなみに、日本で言うところのクッキーとビスケットをまとめて、イギリスではビスケット、
アメリカではクッキーと呼ぶそうです。また、アメリカでスコーンと言うと、STARBUCKS
COFFEE(スターバックス・コーヒー)のスコーンのように、具入りのものを指すようです。
ホストファミリーの家庭では、焼き立てのビスケットを専用のかごに入れて、冷めないよ
うにカラフルな布をかぶせていたのですが、その中から最初にビスケットをつまむのは、
私に与えられた特権でした。初めてビスケットを体験して手が止まらなくなった私を見た
ホストマザーが、嬉しそうに追加分を焼いてくれたことを懐かしく思い出します。
ホームステイは、部屋を気に入ってもらえるか、食べものは口に合うか等、受け入れる
側もいろいろ気を遣うものなのですね。
日本に帰ってきてからも幾度となくスコーン(ビスケット)をいただく機会がありましたが、
市販、自家製を問わず、十代の頃にアメリカで食べたホットビスケットを越えるものには
なかなか出会えていません。感じとしては、ケンタッキー・フライドチキンのビスケットが
近かったのですが……初めて体験した時の感動が大き過ぎたのかもしれないです。
アメリカのセントラル空調システム(エアコン) [想い出]
8月も終わりに近づき、東京は幾分か涼しくなってきました。
今、日本は暑くても寒くても「節電ムード」ですが、思い返してみれば、私の子供の頃は
夏は扇風機、冬は石油ストーブかガスストーブというのが一般的でした。初めて実家に
エアコンが設置されたのは、私が大学生の頃だったと記憶しています。
ところで、日本で空調といえばルームエアコンが標準ですが、私が高校生の頃留学した
アメリカではセントラルエアコンが一般的でした。当時お世話になったホームステイ宅も
セントラルエアコンで、一年中、家の中は全て快適(?)な温度に保たれていました。
快適(?)と言うのは、実際はエアコンの効き過ぎで、夏は寒くて部屋で長袖のカーディ
ガンをはおり、逆に冬は暑くて半袖のTシャツを着てアイスクリームをほおばるという感じ
だったからです。就寝時も、外出時も、スイッチを切らずに入れっ放しでした。
当初私は、「無駄だなぁ」と思う反面、「これが大国アメリカかぁ~」と感心していました。
そんなある日、「夏に長袖って、何だか不思議な感じがする」と、何気にホストファミリー
の前でつぶやいたことがあります。すると、彼らにしてみれば「目から鱗」だったようです。
おのおのに「そう言われてみると、その通り。なぜ夏にここまで部屋を冷やしているのだ
ろう」という疑問が出て、その後、設定温度は少しだけ上がりました。冬も同様に、以前
よりも設定温度は下げられ、真冬に暑くて半袖という不自然な状況は多少和らぎました。
それにしても、習慣というのは実に不思議なものです。
きっと日本人も、外から見ると、何かしら奇妙な習慣を持っていることでしょう。
しかし、最初は不思議だったアメリカのエアコン事情ですが、正直なところ、その快適さに
慣れてしまうと、帰国後の我が家の環境はかなり微妙でした。
今、日本は暑くても寒くても「節電ムード」ですが、思い返してみれば、私の子供の頃は
夏は扇風機、冬は石油ストーブかガスストーブというのが一般的でした。初めて実家に
エアコンが設置されたのは、私が大学生の頃だったと記憶しています。
ところで、日本で空調といえばルームエアコンが標準ですが、私が高校生の頃留学した
アメリカではセントラルエアコンが一般的でした。当時お世話になったホームステイ宅も
セントラルエアコンで、一年中、家の中は全て快適(?)な温度に保たれていました。
快適(?)と言うのは、実際はエアコンの効き過ぎで、夏は寒くて部屋で長袖のカーディ
ガンをはおり、逆に冬は暑くて半袖のTシャツを着てアイスクリームをほおばるという感じ
だったからです。就寝時も、外出時も、スイッチを切らずに入れっ放しでした。
当初私は、「無駄だなぁ」と思う反面、「これが大国アメリカかぁ~」と感心していました。
そんなある日、「夏に長袖って、何だか不思議な感じがする」と、何気にホストファミリー
の前でつぶやいたことがあります。すると、彼らにしてみれば「目から鱗」だったようです。
おのおのに「そう言われてみると、その通り。なぜ夏にここまで部屋を冷やしているのだ
ろう」という疑問が出て、その後、設定温度は少しだけ上がりました。冬も同様に、以前
よりも設定温度は下げられ、真冬に暑くて半袖という不自然な状況は多少和らぎました。
それにしても、習慣というのは実に不思議なものです。
きっと日本人も、外から見ると、何かしら奇妙な習慣を持っていることでしょう。
しかし、最初は不思議だったアメリカのエアコン事情ですが、正直なところ、その快適さに
慣れてしまうと、帰国後の我が家の環境はかなり微妙でした。
タグ:アメリカのエアコン事情
アメリカ人に受けた意外なもの(ボディタオル) [想い出]
私は高校生の時、アメリカ人の家庭にホームステイしたことがあります。
お世話になるホストファミリーに、日本風情のある浴衣や日本人形、ウォークマンなど
いろいろなお土産を持って行きました。
それはそれで喜んでもらえたと思うのですが、私がアメリカに持って行ったものの中で
最も受けたのは、何と、私の周りでは「美容タオル」とか「健康タオル」などと呼ばれて
いた、お風呂で身体を洗うためのボディタオルでした。
当時気に入って使っていたタオルを一本だけ日本から持って行ったのですが、ある日、
浴室に置き忘れてしまって、「一体これは何だ。」ということになったのです。
私が用途を説明すると、まずホストマザーが、そして次々に家族全員がタオルを試した
結果、「気持ちがいい」と大絶賛されました。
近所にも「すごいものがある。」と自慢するものだから、お隣さん達も見に来て、興味深
げに触って、わざわざシャワーを浴びていく人まで出てしまいました。
慌てて日本に電話して、30本くらい送ってもらい、親戚や近所中に配ったものです。
私の場合は交換留学で、当時ホストファミリー宅には無償で滞在させてもらっていたの
で、ささやかなご恩返しができて嬉しかったのを覚えています。
ところで、アメリカではボディタオルを使う習慣はないようで、ボディブラシやスポンジで
身体を洗うのが一般的だったようです。
私は、「こんな小さなスポンジで、よく背中が洗えるな。アメリカ人は関節が柔らかいの
かな。」と不思議に思っていましたが、多分、洗えていなかったのが現実ではないかと
思います。あと、ボディブラシを使ってみたこともあるのですが、私には刺激が強すぎて、
ちょっと使いにくかったです。やっぱりボディタオルが一番でした。
お世話になるホストファミリーに、日本風情のある浴衣や日本人形、ウォークマンなど
いろいろなお土産を持って行きました。
それはそれで喜んでもらえたと思うのですが、私がアメリカに持って行ったものの中で
最も受けたのは、何と、私の周りでは「美容タオル」とか「健康タオル」などと呼ばれて
いた、お風呂で身体を洗うためのボディタオルでした。
当時気に入って使っていたタオルを一本だけ日本から持って行ったのですが、ある日、
浴室に置き忘れてしまって、「一体これは何だ。」ということになったのです。
私が用途を説明すると、まずホストマザーが、そして次々に家族全員がタオルを試した
結果、「気持ちがいい」と大絶賛されました。
近所にも「すごいものがある。」と自慢するものだから、お隣さん達も見に来て、興味深
げに触って、わざわざシャワーを浴びていく人まで出てしまいました。
慌てて日本に電話して、30本くらい送ってもらい、親戚や近所中に配ったものです。
私の場合は交換留学で、当時ホストファミリー宅には無償で滞在させてもらっていたの
で、ささやかなご恩返しができて嬉しかったのを覚えています。
ところで、アメリカではボディタオルを使う習慣はないようで、ボディブラシやスポンジで
身体を洗うのが一般的だったようです。
私は、「こんな小さなスポンジで、よく背中が洗えるな。アメリカ人は関節が柔らかいの
かな。」と不思議に思っていましたが、多分、洗えていなかったのが現実ではないかと
思います。あと、ボディブラシを使ってみたこともあるのですが、私には刺激が強すぎて、
ちょっと使いにくかったです。やっぱりボディタオルが一番でした。
ナイフとフォークでピザを食べる英国人 [想い出]
もう昔の話ですが、アメリカに留学した際、近所にイギリスから来た留学生がいました。
私がイギリスの音楽を好むこともあって話も合い、仲良くさせてもらっていたのですが、
彼女のことを考えると今でも思い出すことがあります。
アメリカにはピザレストランがたくさんあって、たいていのアメリカ人は手で食べていたの
で、私も手で食べていました。でも、彼女はピザを手で食べるのが苦手だったようです。
私のホームステイ先で宅配ピザを頼んだ時も、ナイフとフォークで食べていました。
アクセントは英語から米語に変えて、「電話でイギリスの家族と話すと、アクセントのこと
で小言を言われるのよ。」と笑っていましたが、ピザの食べ方だけは「郷に入っては郷に
従え」というわけにはいかなかったようです。
ある時、私達だけでなく、ドイツ、イタリア、フランス、スペイン、スウェーデンからの留学
生が一堂に会したことがあったのですが、ナイフとフォークでピザを食べたのはイギリス
から来た彼女だけでした。全てのイギリス人がナイフとフォークを使ってピザを食べるわ
けでもないですし、彼女は紳士ではないものの、つい「英国紳士」という言葉を思い浮か
べたものです。
ところで、そんな折、自分でもナイフとフォークでピザを試してみたところ、手や口が汚れ
なくて案外いいのです。そして、やがてそれが習慣になり、いつの間にか、彼女と一緒
に私自身もナイフとフォークを使うようになっていました。
ちなみに、私は今でも、(もちろん手でも大丈夫なのですが、)ピザを楽しむ時はたいてい
ナイフとフォークを使います。
ピザを見る度にふと思い出す、懐かしい青春の一ページです。
私がイギリスの音楽を好むこともあって話も合い、仲良くさせてもらっていたのですが、
彼女のことを考えると今でも思い出すことがあります。
アメリカにはピザレストランがたくさんあって、たいていのアメリカ人は手で食べていたの
で、私も手で食べていました。でも、彼女はピザを手で食べるのが苦手だったようです。
私のホームステイ先で宅配ピザを頼んだ時も、ナイフとフォークで食べていました。
アクセントは英語から米語に変えて、「電話でイギリスの家族と話すと、アクセントのこと
で小言を言われるのよ。」と笑っていましたが、ピザの食べ方だけは「郷に入っては郷に
従え」というわけにはいかなかったようです。
ある時、私達だけでなく、ドイツ、イタリア、フランス、スペイン、スウェーデンからの留学
生が一堂に会したことがあったのですが、ナイフとフォークでピザを食べたのはイギリス
から来た彼女だけでした。全てのイギリス人がナイフとフォークを使ってピザを食べるわ
けでもないですし、彼女は紳士ではないものの、つい「英国紳士」という言葉を思い浮か
べたものです。
ところで、そんな折、自分でもナイフとフォークでピザを試してみたところ、手や口が汚れ
なくて案外いいのです。そして、やがてそれが習慣になり、いつの間にか、彼女と一緒
に私自身もナイフとフォークを使うようになっていました。
ちなみに、私は今でも、(もちろん手でも大丈夫なのですが、)ピザを楽しむ時はたいてい
ナイフとフォークを使います。
ピザを見る度にふと思い出す、懐かしい青春の一ページです。
アメリカ留学時の不思議な体験(英語と筋肉痛) [想い出]
私は高校生の時、交換留学生としてアメリカにホームステイした経験があります。
ホストファミリー宅に滞在を始めて直ぐに、ひどい筋肉痛になりました。
筋肉痛と言っても、激しい運動などによる普通の筋肉痛ではなくて、一日中英語
を話すことで、何と口と舌が筋肉痛になったのです。
英語には日本語にはない発音が多々あるので、考えてみれば当り前の現象と言
えなくもないのですが、最初は、自分で何が起こったのかさっぱり理解できなかっ
たです。留学が決まってから、それなりに英会話の練習をしていたつもりだったの
で、全然足りなかったと分かって自分でも可笑しくて笑ってしまいました。
筋肉痛は直ぐに治りましたが、無邪気な子供達には発音のつたなさを指摘され、
早口の英語はちんぷんかんぷんで聞き取れず、最初は散々でした。
でも、半年もすると慣れてきて、それほど不自由は感じなくなりましたが…
ところで、子供は大人と違って、発音がちょっとでも変だと容赦してくれないので、
実際はとてもいい先生達でした。中には私の発音をからかって親に叱られている
子供もいましたが、私にとっては全てがありがたい指摘でした。
厳密に言うと、英語ではなく、しっかり米語になってしまいましたが…
若かりし頃の、懐かしい思い出です。
ホストファミリー宅に滞在を始めて直ぐに、ひどい筋肉痛になりました。
筋肉痛と言っても、激しい運動などによる普通の筋肉痛ではなくて、一日中英語
を話すことで、何と口と舌が筋肉痛になったのです。
英語には日本語にはない発音が多々あるので、考えてみれば当り前の現象と言
えなくもないのですが、最初は、自分で何が起こったのかさっぱり理解できなかっ
たです。留学が決まってから、それなりに英会話の練習をしていたつもりだったの
で、全然足りなかったと分かって自分でも可笑しくて笑ってしまいました。
筋肉痛は直ぐに治りましたが、無邪気な子供達には発音のつたなさを指摘され、
早口の英語はちんぷんかんぷんで聞き取れず、最初は散々でした。
でも、半年もすると慣れてきて、それほど不自由は感じなくなりましたが…
ところで、子供は大人と違って、発音がちょっとでも変だと容赦してくれないので、
実際はとてもいい先生達でした。中には私の発音をからかって親に叱られている
子供もいましたが、私にとっては全てがありがたい指摘でした。
厳密に言うと、英語ではなく、しっかり米語になってしまいましたが…
若かりし頃の、懐かしい思い出です。
タグ:語学と筋肉痛