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海外ドラマ『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム』 [海外ドラマ]

7月下旬からシーズン2の配信が始まっているトルコのTVドラマ『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム』。私はhuluで観ています。どちらかというとドラマはまとめて一気に楽しむ派なので、せめて一週間くらいは我慢しようと思うものの、続きを見たい衝動を抑えきれずに毎日1話ずつ観てしまいます。豪華絢爛な衣装や宝飾品の数々に連日うっとり。日本で目にすることの多いアメリカのドラマとは一味違う面白さがあり、なかなか新鮮です。

さて、物語はスレイマン皇帝と寵妃ヒュッレムの結婚、そして皇子ムスタファとクリミア王女アイビゲの婚約という流れになりました。女優さんの演技力や華やかな容姿とも相俟って、女性陣の中ではヒュッレムが最高に魅力的。他の登場人物同様全くの善人とは言えないものの、奴隷からスレイマンの正妃にまで上り詰めるその姿は「壮麗帝のお相手はこうでなくては」と納得するくらい、美しいだけでなく、どこか凄みがあってカッコいい。数々のいじめや苦境にも負けません。母后や大宰相イブラヒム、皇帝妃マヒデブラン達の思惑とは裏腹に、その都度強くなっていく様は小気味良いくらいです。対するマヒデブランのせせこましさときたら、「浅はかな母を持つと息子も苦労するな」とムスタファが気の毒になってしまいます。

主な登場人物の中で、私が最も苦手なのはイブラヒムと母后です。権力を笠に着て、とにかく傲慢で陰険。特に、俳優さんも好みではないイブラヒムは最悪。ネット情報によるとトルコでは人気が出て処刑時期が先延ばしになったらしいとのことですが、ここのところ登場シーンのほとんどで不快感を覚える私としては全く理解し難いです。ただ、主要人物のひとりなのでご退場までは我慢、我慢。母后はシーズン2でお亡くなりになるようなので、もうしばらくの辛抱ですね。男性陣で魅力的なのは、やはり俳優さんも含めて存在感が素晴らしいスレイマン。そして、男優さんが超カッコいいイケメンな小姓頭マルコチョール。スタイルも抜群で目の保養になります。

ところで、このドラマはシーズン4(全139話)まであるらしい。1話が約2時間と長く、日本では部分的に割愛し、1話を2話に分割して放送しているようです。YouTubeに英語字幕版("Magnificent Century")やオリジナル版がアップされているので、字幕版で先(イブラヒムとムスタファの処刑シーンやマルコチョールの処刑未遂シーンなど)をチラ見してみました。その過程で偶然"Magnificent Century Kosem"という、やはりオスマン帝国に関するドラマの英語字幕版を見つけまして、シーズン1の最終話(第30話)まで観終えたところです。所々で字幕付きの映像を見つけることができずに字幕なしで観たのですが、俳優さん達の演技力が素晴らしいのか、予想通りの展開のお陰なのか、ストーリーを見失うことはありませんでした。ただ、あまりの冗長さと昼ドラのような俗っぽさに疲れてしまい、シーズン2はパスすることになりそう。個人的な感想ですが、"Magnificent Century"のほうがクオリティが高いと思います。日本でもぜひ最後まで放送して欲しいですね。

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