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面白くなってきたフィギュアスケート男子シングル [フィギュアスケート]

最近フィギュアスケート競技への関心が薄れがちな私ですが、男子シングルの新旧対決
には惹かれるものがあります。羽生結弦選手、ハビエル・フェルナンデス選手、パトリック・
チャン選手などベテラン勢、対する宇野昌磨選手、ボーヤン・ジン選手、とりわけ驚異的な
成長を見せているネイサン・チェン選手からは目が離せません。

そして、そのチェン選手。先月行われた全米選手権でSP、FS合わせて計7クワドを着氷し、
見事な優勝を飾りました。一年前は怪我で試合ができない状態だったとは思えない回復
力と精神力。若いって素晴らしい。ソチ五輪前の羽生選手を思い出します。しかも、独特
のナルシシズムやオーラは敵わないものの、ジャンプ、スケーティング、身のこなし、スタ
ミナ、風格などは同年齢時の羽生選手以上の印象を受けます。PCSが上がれば、羽生選
手の五輪連覇をも脅かす存在になるのではないでしょうか。難度が高くなると跳びやすい
ように型を崩す選手が目立つ中、チェン選手のジャンプは踏切りが綺麗なので気持ちいい
です。欲を言えば、着氷が詰まることがあるので、そこが改善されると更にいいですね。

ところで、同じクリケットを練習拠点とする羽生選手とフェルナンデス選手。クワドの種類を
増やした羽生選手に対してフェルナンデス選手は2種クワドのまま今シーズンを迎えたわ
けですが、平昌五輪を見据えた場合、4Loをプログラムに組み込んだ羽生選手の戦略は
正しかったような気もします。チャン選手の4Sも安定しつつありますし、若手はまだまだ伸
びるでしょうし、今後フェルナンデス選手はどうするのでしょうか。ノー・ミスのプレッシャー
は相当なものになると思われます。

今週末にかけて開催される四大陸選手権は平昌五輪と同じ会場で開催されるとのことで、
珍しく羽生選手も出場の予定。欧州選手権5連覇を達成したフェルナンデス選手を除く主要
選手達が勢揃いするようなので、世界選手権さながらのハイレベルな対決が必至。今から
とても楽しみです。

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