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世界フィギュア2016(ボストン大会) [フィギュアスケート]

アメリカ・ボストンでフィギュアスケートの世界選手権が開催され、男子シングルの羽生
結弦選手選手が2位、宇野昌磨選手が7位、また女子シングルの宮原知子選手が5位、
浅田真央選手が7位、本郷理華選手が8位となり、男女ともに3枠を獲得しました。
また、アイスダンスの村元哉中&クリス・リード組は15位、ペアの須藤澄玲&フランシス・
ブードロ・オデ組はFSに進むことができませんでした。

男子シングルは、ハビエル・フェルナンデス選手が2連覇。FSの演技は素晴らしかった
ですね。また、12ポイント差でSP首位だった羽生選手はFSで大きく崩れ、大差をつけら
れて2位、王座奪還とはなりませんでした。見るからに自滅、己に負けた感じでした。
3位は中国のボーヤン・ジン選手。初出場で表彰台は立派。ジャンプ好きな私としては、
とても魅力を感じる選手なので、大きな怪我なく、活躍してくれることを期待しています。
それにしても、トップ選手2人を抱えているオーサー氏は大変ですね。このままの体制
で無事五輪まで行けるのでしょうか。。。

一方、女子シングルはやはりロシア強しで、2人が表彰台に乗りました。優勝した昨季
ジュニア女王のエフゲニア・メドヴェージェワ選手と3位のアンナ・ポゴリラヤ選手です。
また、2位は開催国アメリカのアシュリー・ワグナー選手でした。ロシアは世界ジュニア
が不本意な結果に終わったのでメドヴェージェワ選手には大きなプレッシャーもあった
でしょうが、本当に強かったですね。ワグナー選手も地元開催、しかも最終滑走という
緊張の中いい演技で、観ている私までホッとしました。それにしても、毎年エースが代
わる層の厚いロシア女子の中で、3年連続出場のポゴリラヤ選手、成長期にありなが
ら大きく崩れることなく2年連続出場のエレーナ・ラディオノワ選手(6位)は何気に凄い。

さて、日本女子がメダルを逃したのは残念でしたが、3枠確保できて良かったと思いま
す。ただ、現エースの宮原選手は、見た目ノーミスでも、他のトップ選手達がいい演技
だった場合、アウェーの大きな大会では厳しい闘いになりそう。離氷時のチートには甘
い現行のルールですが、時に回転不足を取られてしまう安定感抜群の低いジャンプ
が気になります。ジャパン・マネーの恩恵を受けつつ、状況に応じてスコア調整されて
いる感が否めません。来季シニアに上がるであろう樋口新葉選手、今季世界ジュニア
を制した本田真凜選手ら次世代が首尾よくシニアでも活躍できるといいですね。

ところで、オリンピック・チャンピオン羽生選手が、大会期間中に珍騒動を起こしました。
なんと「デニス・テン選手に故意に曲掛け練習を妨害された」というニュアンスの発言を
したようです。公式練習で思い通りの軌道を確保できないのはお互い様。しかも、羽生
選手は「当たり屋」などと揶揄されることもあるほど接触事故やニアミスの多い選手。
正直、「どの口が言うか」と思いました。自分の迷惑行為も許されてきたことに気づいて
いないか、まさか自分は特別な存在で、相手が譲るのが当たり前だと思っていたりして。。。
一年も前のことを被害妄想的に根に持ったり、過剰反応した挙句にメディアを使って仕
返しのようなことをしたり、意外と女々しいのでびっくり。今回の結果は、「今のままでは
王者にふさわしくない」という神様の思し召しなのかもね。。。

最後に、今回特に印象に残ったのは、4位になったロシアのミハイル・コリヤダ選手のFS
の演技、数々の激しい転倒が目に焼き付いているポゴリラヤ選手のワールド初メダル、
後半4Tの転倒後2本の3Aを決めた宇野選手のガッツ、そしてコンビを組んで1年目の村
元&リード組の演技がどんどん良くなっていることです。もちろん、現役復帰したパトリッ
ク・チャン選手の存在感も。。。

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