世界フィギュア2015(上海大会) [フィギュアスケート]
中国・上海で世界フィギュアスケート選手権大会が開催され、男子シングルに出場した
羽生結弦選手、女子シングルに出場した宮原知子選手が揃って銀メダルを獲得しました。
また、小塚崇彦選手が12位、無良崇人選手が16位という結果に終わり、男子は枠を2つ
に減らしましたが、女子は本郷理華選手が6位、村上佳菜子選手が7位と共に入賞を果
たし、3枠を確保しました。
さて、男子はとうとうハビエル・フェルナンデス選手が優勝しましたね。スコアが出た時の
驚いたような表情が印象的でした。今まで本来の実力を十分に出し切れていない感があ
ったので、これを機にいっそうやる気になって潜在能力が開花することを期待します。
2位の羽生選手は連覇を逃して不満そうでしたが、さすがに今回は優勝は無理でしたね。
微妙な演技で優勝とならずに却って良かったと思います。来季こそはクワドの安定を…
3位のデニス・テン選手のSPでのアクシデントは本当に気の毒でした。でも、演技内容も、
その後のコメントも実に立派。気品を感じます。私的に好感度アップ中の選手です。
そして、4位のジェイソン・ブラウン選手。クワドは無くとも、彼の演技からは目が離せませ
ん。アメリカ男子は3枠獲得です。
女子の優勝はSPで見事な3Aを決めたエリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手。伊藤みどり
さんとトゥクタミシェワ選手、2人の天才ジャンパーをリアルタイムで経験できた幸せを感じ
ています。SPのジャンプ構成は3A、3Lz、3T-3Tとすべてトリプル。しかもクリーン。すごい。
宮原選手は運も味方したとはいえ、2位は快挙ですね。個人的に彼女のジャンプ(特に離
氷)は好みに合わないのですが、大きく崩れることのない安定感は素晴らしいと思います。
3位のエレーナ・ラディオノワ選手はSPでは38度の熱があったとか。そんな状態での3位
ですから立派です。成長期をうまく乗り越えて長く活躍して欲しい選手の一人です。
あと、SPで出遅れたグレイシー・ゴールド選手、アシュリー・ワグナー選手らアメリカ勢の
FSでの追い上げが見事でした。3枠獲得です。ちなみに、来季の開催国はアメリカですね。
ところで、シーズンが始まる前は主力選手達が抜けた女子シングルの枠が心配だったの
ですが、蓋を開けてみれば男子が枠を減らしてしまいました。もっとも主力が抜けたと言う
意味では、男子も織田信成選手、高橋大輔選手に続き、町田樹選手が突然の引退とな
り、多少心配はありました。平昌に間に合うように3枠に戻るといいですね。4Tと3Aの習得、
Lzエラーの克服など目覚しい進歩を遂げ、今季世界ジュニアを制した宇野昌磨選手に期
待しています。女子も、世界ジュニアで銅メダルを獲得した樋口新葉選手など有望な若手
が育っているようですし、いくらロシアが強いと言っても最大3枠です。油断は禁物ですが、
今季を乗り切り、取り敢えずいい形で次に繋がったのではないでしょうか。。。
最後に、今季も相変わらずフィギュアスケートはアマチュア・スポーツではなく、興行(主人
は、「まるでプロレスのようだ」と申しております)であることを実感している次第です。
ISU、各国連盟の思惑、スポンサーへの配慮、それらに影響されたかのようなジャッジメント…
恩恵を受ける側の選手達はいいとして、巻き込まれて割を食う選手達が気の毒ですね。
残念ながら、もう真っ当な競技としては見ていない自分がいたりもします。
羽生結弦選手、女子シングルに出場した宮原知子選手が揃って銀メダルを獲得しました。
また、小塚崇彦選手が12位、無良崇人選手が16位という結果に終わり、男子は枠を2つ
に減らしましたが、女子は本郷理華選手が6位、村上佳菜子選手が7位と共に入賞を果
たし、3枠を確保しました。
さて、男子はとうとうハビエル・フェルナンデス選手が優勝しましたね。スコアが出た時の
驚いたような表情が印象的でした。今まで本来の実力を十分に出し切れていない感があ
ったので、これを機にいっそうやる気になって潜在能力が開花することを期待します。
2位の羽生選手は連覇を逃して不満そうでしたが、さすがに今回は優勝は無理でしたね。
微妙な演技で優勝とならずに却って良かったと思います。来季こそはクワドの安定を…
3位のデニス・テン選手のSPでのアクシデントは本当に気の毒でした。でも、演技内容も、
その後のコメントも実に立派。気品を感じます。私的に好感度アップ中の選手です。
そして、4位のジェイソン・ブラウン選手。クワドは無くとも、彼の演技からは目が離せませ
ん。アメリカ男子は3枠獲得です。
女子の優勝はSPで見事な3Aを決めたエリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手。伊藤みどり
さんとトゥクタミシェワ選手、2人の天才ジャンパーをリアルタイムで経験できた幸せを感じ
ています。SPのジャンプ構成は3A、3Lz、3T-3Tとすべてトリプル。しかもクリーン。すごい。
宮原選手は運も味方したとはいえ、2位は快挙ですね。個人的に彼女のジャンプ(特に離
氷)は好みに合わないのですが、大きく崩れることのない安定感は素晴らしいと思います。
3位のエレーナ・ラディオノワ選手はSPでは38度の熱があったとか。そんな状態での3位
ですから立派です。成長期をうまく乗り越えて長く活躍して欲しい選手の一人です。
あと、SPで出遅れたグレイシー・ゴールド選手、アシュリー・ワグナー選手らアメリカ勢の
FSでの追い上げが見事でした。3枠獲得です。ちなみに、来季の開催国はアメリカですね。
ところで、シーズンが始まる前は主力選手達が抜けた女子シングルの枠が心配だったの
ですが、蓋を開けてみれば男子が枠を減らしてしまいました。もっとも主力が抜けたと言う
意味では、男子も織田信成選手、高橋大輔選手に続き、町田樹選手が突然の引退とな
り、多少心配はありました。平昌に間に合うように3枠に戻るといいですね。4Tと3Aの習得、
Lzエラーの克服など目覚しい進歩を遂げ、今季世界ジュニアを制した宇野昌磨選手に期
待しています。女子も、世界ジュニアで銅メダルを獲得した樋口新葉選手など有望な若手
が育っているようですし、いくらロシアが強いと言っても最大3枠です。油断は禁物ですが、
今季を乗り切り、取り敢えずいい形で次に繋がったのではないでしょうか。。。
最後に、今季も相変わらずフィギュアスケートはアマチュア・スポーツではなく、興行(主人
は、「まるでプロレスのようだ」と申しております)であることを実感している次第です。
ISU、各国連盟の思惑、スポンサーへの配慮、それらに影響されたかのようなジャッジメント…
恩恵を受ける側の選手達はいいとして、巻き込まれて割を食う選手達が気の毒ですね。
残念ながら、もう真っ当な競技としては見ていない自分がいたりもします。