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ISU GPS NHK杯 2013(日本大会) [フィギュアスケート]

ISU GPS NHK杯が開催され、男子シングルの優勝は高橋大輔選手、2位は織田信成選手、
3位はジェレミー・アボット選手という結果となりました。そして、女子の優勝は浅田真央さん、
2位はエレーナ・ラディオノワ選手、3位は鈴木明子選手でした。
また、ペアの高橋成美&木原龍一組は8位、アイス・ダンスのキャシー・リード&クリス・リー
ド組は6位という結果でした。

織田選手の演技はSPもフリーもなかなか良かったですね。フリー冒頭の4T-3Tが3T-1Tに
なってしまったのは、SPでの4TのUR判定が精神的に影響したのでしょうか。。。個人的に、
あの判定は気の毒としか言いようがありません。まるで回転不足の基準が選手によって違う
かのようです。私の目には、認定された高橋選手のいくつかのジャンプよりも見事なジャンプ
に見えましたけれど…高橋選手もそれなりの演技をしたとは思うのですが、日本開催となる
GPFに何とか彼を出場させたいという思惑が見え隠れする違和感の残る採点結果でした。
そして、細かいジャンプ・ミスはあったものの、アボット選手のフリー演技は素晴らしかったで
すね。勝負という意味ではそうも言っていられないとは思うのですが、高難度のジャンプ構成
などなくとも、十分に鑑賞に堪え得るプログラムだと思います。

女子の浅田さんはジャンプの難度を上げると演技が雑になりますね。ツーフットの3Aを2本跳
んでフリーではUR判定、またSPでは3Lo-2Loの2LoがUR判定を受けました。私的には他に
も回転の怪しいジャンプがあったように感じましたが、すべてはジャッジ次第ですからね。。。
ただ、ご本人が質の良いジャンプの習得に真剣に取り組んでこなかった印象を受けます。
2位のラディオノワ選手のフリーは3Fのe判定以外はミスの無い演技で、TESはトップでした。
SPの3-3のリカバリといい、14歳とは思えない技術と表現力、メンタルの強さに驚かされます。
鈴木選手はなかなかSPとフリーを揃えることが出来ないのがもどかしいですね。ミスはあり
ながらもSPは観客を惹き込む感動的な演技でしたが、フリーではミスを引きずってしまったの
か、少々元気がないようにお見受けしました。それでも一つ一つの所作は本当に綺麗ですね。

さて、個人的に、人の目による回転不足判定に対して懐疑的にならざるを得ない後味の悪い
大会でした。いくら興行とはいえ、PCSのみならずTESまでもがジャッジの匙加減次第でどう
にでもなる競技にフィギュアスケートがなりつつあるようにも感じられ、とても残念です。
でもまあ、所詮「高橋杯」「浅田杯」などと揶揄されることもあるNHK杯ですからね。。。
それにしても、ワールド銅メダリストのハビエル・フェルナンデス選手の調子がイマイチでした
ね。熱狂的な高橋ファンの異常な熱気にでも当てられたのでしょうか。。。

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