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ISU GPS スケート・カナダ 2013(カナダ大会) [フィギュアスケート]

ISU GPS の第2戦スケート・カナダが開催され、男子の羽生結弦選手が2位、織田信成選手が
3位、そして女子の鈴木明子選手が2位という結果になりました。

男子の優勝はパトリック・チャン選手で、2位の羽生選手に30ポイント近い差をつける圧勝でした。
フリーでは4T-3Tと4Tを見事に決め、定評のあるスケーティングに加え、表現力もかなり向上し
ているように感じました。今季のフリーはとても気に入っています。
今大会での羽生選手は、目の前のチャン選手とその場にはいない町田樹選手を意識してしまっ
たのか、どこか自分の演技に集中できていないようにも見受けられ、ミスが目立ち、フリーでは
後半の大事なところで失速してしまい、多くの課題を残す結果となりました。ただ、それでも2位
に入るところが、色々な意味で彼の強さなのかなとも思います。気負わず、マイペースで。。。
織田選手については、ミスもありましたが、SP、フリーともにプログラム全体の印象は悪くなか
ったと思います。ただ、演技後の羽生選手との様子の違いに、主人は「力残しすぎだろう。わざ
わざ息を切らす必要はないけれど、もっとできるんじゃないか」と期待も込めて申しておりました。

一方、女子の優勝はユリア・リプニツカヤ選手。SPもフリーも素晴らしい演技でした。プログラム
も素敵ですし、3-3も跳べる上に驚異的な柔軟性を持ち、しっかり技術点を稼ぐことのできるミス
の少ない選手なので、今後PCSも上がってくれば、トップ選手達を脅かす存在になりそうです。
そして、鈴木選手の滑りと表現力は、今大会の女子出場選手達の中では別格でしたね。この
年齢まで現役で活躍できるのは凄いことです。技術がしっかりしていることと日々の鍛錬の賜
物だろうと感心させられます。悔いなく競技生活を終えることができるといいですね。
グレイシー・ゴールド選手はSP1位から順位を落として3位という結果になりましたが、ジャンプ
もスピンもいいですし、何と言っても華がありますから、怪我に気をつけて頑張って欲しいです。

さて、町田選手の存在が日本の他の男子選手達に与えるプレッシャーの大きさを感じさせられ
る初戦に続く第2戦でした。また、個人的には、浅田真央さんが出場していないため観戦する
気になった主人と水入らずで楽しめた大会でした。鈴木選手をお気に入りの主人が鈴木選手と
浅田さんがぶつかるNHK杯の観戦をどうするつもりなのか、今からちょっと気になっています。
そして、若手中心に女子選手の3Lz-3Tを観る機会も増えてきましたが、それぞれの素晴らしさ
を認めた上で、やはりキム・ヨナ選手の3Lz-3Tは最高だと改めて思いました。

最後になりますが、ジェレミー・アボット選手のフリー「エクソジェネシス」を再び観ることができて
嬉しく思っています。音楽表現という意味では最高の選手の一人だと思うのですが、なかなか
ジャンプが決まらない。。。スポーツの非情さを感じるものの、かと言って現在特定の選手には
適用されているかのようにも見える「PCSで救済」的な措置も興醒めです。時折見聞きすること
ではありますが、ジャンプの比重を軽くしたダンス(シングル)のような種目を作ってみてはどう
かと思ったりもします。(でも、やはりスポーツとしては邪道かな。。。)

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