三鷹女子高生殺害事件 [事件・事故]
10月8日の夕方、高校3年生の鈴木沙彩さん(18)が東京都三鷹市井の頭の自宅前の路上で首
などを刃物で切られて倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
逮捕された池永チャールストーマス容疑者(21)は被害者の元交際相手とみられ、「間違いない」
と容疑を認めているもよう。警視庁は交際上のトラブルがあった可能性も含め、殺人容疑で動機
などを調べているとのこと。
また、被害者の鈴木さんは池永容疑者からストーカー行為を受けていたようで、8日の朝、ご両
親と一緒に三鷹署に相談に行き、同署はその場で容疑者に電話したものの繋がらず、折り返し
連絡するよう伝言を残したそうです。その後、鈴木さんは高校で授業を受け、学校から帰宅した
直後に襲われたとみられ、制服姿だったとのこと。
またまた警察の対応のまずさが指摘されそうな事件が起きてしまいましたが、確かに三鷹署の
伝言は諸刃の剣だったでしょうね。それにしても、メールで「殺すぞ」と言われ、警察にまで相談
した被害者がなぜ家の外に一人でいたのか個人的に理解できません。容疑者を自宅近くで見
かけるようになっていたのなら、登下校時に一人にならないよう配慮するのが普通だと思うので
すが。。。まさかストーカー被害を訴える人全てを公的に警護するわけにもいきませんし、常人に
は理解し難い行動に出る者の存在はなくならないですから、ストーキングや脅迫、殺人が許され
る行為ではないことを踏まえた上で、日頃から言動には気をつけ、自分の身は自分で守る意識
を持つことも必要かと思います。通り魔や無差別殺人とは違いますからね。
ちなみに、私の周りではストーカー被害に遭った知人が一人いるのですが、相談した警察からは、
できるだけ相手をしないよう助言されたそうです。ストーカー行為に走る人の特徴の一つに妄想
癖があるようで、中途半端に相手をしていると誤解を招き、状況が悪化することもあるらしいです。
知人の場合、しばらくの間完全無視を続けていたら、相手も諦めたのか無事解決しました。もと
もと痴情の縺れというわけでもなく、状況がさほど深刻ではなかったことも幸いしたのでしょうが、
警察への早目の相談、そして初期の対応が肝心なのかもしれないですね。
ところで、被害者と容疑者はFacebookで知り合ったとのこと。一つの出会いの場としてはアリな
のかもしれませんが、SNS上で見せる顔がその人の真の姿ではない可能性もあることを肝に銘
じておいたほうが良さそうです。また、警察に相談する際、ややもすれば人は自分に都合の悪い
ことは言わない傾向があるようにも感じられます。警察の適切な判断・対応に繋げるためにも、
話したくないことでも包み隠さず情報提供する覚悟も必要なのではないかと思います。
2013年10月10日追記:
報道によると、池永容疑者は「事件当日、女子生徒宅に侵入し、室内のクローゼットの中で待ち
伏せしていた」と供述しているそうです。家の外ではなく、家の中だったのですね。なぜ被害者が
家の外で容疑者と二人で居合わせたのか不思議だったのですが、これで納得できました。
ただ、鍵が壊された形跡はなく、容疑者は無施錠の窓から侵入したようです。私的には、ストー
カー被害に遭っている最中に無施錠など有り得ない話で、被害者側の危機管理の甘さを感じま
した。また、ネット上では容疑者による被害者のプライベート画像の流出についても話題になって
いるようです。もしそれが事実ならば、被害者にとっても不名誉なことではあるでしょうが、ストー
カー行為ではなく、脅迫も含めた犯罪として事前に取り締まることができなかったのが残念です。
とどのつまり、被害者を美化して警察を批判しても、この手の犯罪はなくならないと思います。
2013年10月14日追記:
被害者は昨年9月頃に池永容疑者と別れた後、容疑者本人の携帯電話を着信拒否にしていた
そうです。また、池永容疑者は友人から携帯を借り、今年3月頃から再び被害者に連絡を取り、
復縁を迫るようになったようですが、その携帯も6月に着信拒否にされており、連絡手段を繰り
返し絶たれたことで、恨みを増幅させたとみられているとのこと。
別れ話は誰にとっても面倒なこととは思いますが、ここまで恨まれてしまうとは、被害者は容疑
者ときちんと話さず、突然着信拒否してしまったのでしょうか。。。この事件は、被害者が未成年
ということもあって全てを報道しずらい状況にあるようですが、痴情沙汰と純粋なストーカー犯罪
とは区別して考えたほうがいいと思います。
などを刃物で切られて倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
逮捕された池永チャールストーマス容疑者(21)は被害者の元交際相手とみられ、「間違いない」
と容疑を認めているもよう。警視庁は交際上のトラブルがあった可能性も含め、殺人容疑で動機
などを調べているとのこと。
また、被害者の鈴木さんは池永容疑者からストーカー行為を受けていたようで、8日の朝、ご両
親と一緒に三鷹署に相談に行き、同署はその場で容疑者に電話したものの繋がらず、折り返し
連絡するよう伝言を残したそうです。その後、鈴木さんは高校で授業を受け、学校から帰宅した
直後に襲われたとみられ、制服姿だったとのこと。
またまた警察の対応のまずさが指摘されそうな事件が起きてしまいましたが、確かに三鷹署の
伝言は諸刃の剣だったでしょうね。それにしても、メールで「殺すぞ」と言われ、警察にまで相談
した被害者がなぜ家の外に一人でいたのか個人的に理解できません。容疑者を自宅近くで見
かけるようになっていたのなら、登下校時に一人にならないよう配慮するのが普通だと思うので
すが。。。まさかストーカー被害を訴える人全てを公的に警護するわけにもいきませんし、常人に
は理解し難い行動に出る者の存在はなくならないですから、ストーキングや脅迫、殺人が許され
る行為ではないことを踏まえた上で、日頃から言動には気をつけ、自分の身は自分で守る意識
を持つことも必要かと思います。通り魔や無差別殺人とは違いますからね。
ちなみに、私の周りではストーカー被害に遭った知人が一人いるのですが、相談した警察からは、
できるだけ相手をしないよう助言されたそうです。ストーカー行為に走る人の特徴の一つに妄想
癖があるようで、中途半端に相手をしていると誤解を招き、状況が悪化することもあるらしいです。
知人の場合、しばらくの間完全無視を続けていたら、相手も諦めたのか無事解決しました。もと
もと痴情の縺れというわけでもなく、状況がさほど深刻ではなかったことも幸いしたのでしょうが、
警察への早目の相談、そして初期の対応が肝心なのかもしれないですね。
ところで、被害者と容疑者はFacebookで知り合ったとのこと。一つの出会いの場としてはアリな
のかもしれませんが、SNS上で見せる顔がその人の真の姿ではない可能性もあることを肝に銘
じておいたほうが良さそうです。また、警察に相談する際、ややもすれば人は自分に都合の悪い
ことは言わない傾向があるようにも感じられます。警察の適切な判断・対応に繋げるためにも、
話したくないことでも包み隠さず情報提供する覚悟も必要なのではないかと思います。
2013年10月10日追記:
報道によると、池永容疑者は「事件当日、女子生徒宅に侵入し、室内のクローゼットの中で待ち
伏せしていた」と供述しているそうです。家の外ではなく、家の中だったのですね。なぜ被害者が
家の外で容疑者と二人で居合わせたのか不思議だったのですが、これで納得できました。
ただ、鍵が壊された形跡はなく、容疑者は無施錠の窓から侵入したようです。私的には、ストー
カー被害に遭っている最中に無施錠など有り得ない話で、被害者側の危機管理の甘さを感じま
した。また、ネット上では容疑者による被害者のプライベート画像の流出についても話題になって
いるようです。もしそれが事実ならば、被害者にとっても不名誉なことではあるでしょうが、ストー
カー行為ではなく、脅迫も含めた犯罪として事前に取り締まることができなかったのが残念です。
とどのつまり、被害者を美化して警察を批判しても、この手の犯罪はなくならないと思います。
2013年10月14日追記:
被害者は昨年9月頃に池永容疑者と別れた後、容疑者本人の携帯電話を着信拒否にしていた
そうです。また、池永容疑者は友人から携帯を借り、今年3月頃から再び被害者に連絡を取り、
復縁を迫るようになったようですが、その携帯も6月に着信拒否にされており、連絡手段を繰り
返し絶たれたことで、恨みを増幅させたとみられているとのこと。
別れ話は誰にとっても面倒なこととは思いますが、ここまで恨まれてしまうとは、被害者は容疑
者ときちんと話さず、突然着信拒否してしまったのでしょうか。。。この事件は、被害者が未成年
ということもあって全てを報道しずらい状況にあるようですが、痴情沙汰と純粋なストーカー犯罪
とは区別して考えたほうがいいと思います。
タグ:三鷹女子高生殺害事件 ストーカー