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キム・ヨナ選手韓国選手権で優勝 [フィギュアスケート]

1月5日、6日に行われたフィギュアスケートの韓国選手権でキム・ヨナ選手が210.77点で優勝し、
3月にカナダで開催される世界選手権の代表に決まりました。

国内大会のスコアはあまりアテにならないので置いておくとしても、キム選手のSPとFSの映像
を観て、やはり抜きん出た才能を持つ侮れない選手だと思いました。
SPでは転倒というアクシデントや3Lzが1回転になるなどのミスがありながらも、ステップからの
3Fに3Tをつけて3-3のコンビネーションにするという素晴らしいリカバリを見せ、FSでは全ての
ジャンプを着氷し、ほぼノーミスの演技で締めくくりました。

コンビネーション・ジャンプのリカバリに3Tを跳べる選手が一体どのくらいいるでしょうか。普通
は3-2になるのではないかと思います。また、3Lz-3T、3Lz、3Fを含むFSをノーミスで滑るという
のも、とても1年8ヶ月ぶりに競技に復帰した選手とは思えないです。しかも臨時コーチの状態
ですから驚きです。まだ全盛期ほどの力強さやスピードは感じられないものの、NRW杯の時よ
りも演技全体にキレが戻り、しっかりジャンプをコントロールできているような印象を受けました。

キム選手は、スピンとステップについてはまだレベル4を揃えることができていません。でも徐々
に強化してくるだろうと予想されますし、おそらくジャンプの質も今以上に良くなってくるでしょう。
ISU主催の国際大会における演技と評価を見るまでは何とも言えないところもあるのですが、
バンクーバー五輪時より劣るとはいえ、質の良い高難度ジャンプを持つ上に高いPCSが見込ま
れる選手に復帰早々ここまでの演技を見せられると、何気に女子シングルは再びキム選手を
中心に回りそうな予感すらしてしまいます。フィギュアスケート競技を熟知している感じですね。

さて、ソチ五輪まであと1年になりました。本番に向けて今後選手達がジャンプの難度を上げる
などしてくれば、より高いレベルでの戦いが見られそうで楽しみです。今季のプログラムに3Lz
を入れているカロリーナ・コストナー選手にも要注目でしょうか。世界女王としてキム選手を迎え
撃つ世界選手権が待ち遠しいです。そして、高難度ジャンプを跳ぶ若手選手達のPCSがどこま
で伸びてくるか興味が尽きません。

ところで、浅田真央選手がショーで3Aを披露したようです。動画を観たところ、私にはツーフット
のDGに見えました。浅田選手の転ばない技術はある意味すごいとは思いますが、残念ながら、
とても「試合で跳んでも認定されるくらいにきている」ようには見えなかったです。
でもまあ、ショーですから、転ばなければいいとも言えますけど。。。
ただ、試合には「転んでも回りきる」くらいの気概を持って臨んでもらいたいものですね。

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