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ISU GPファイナル2012とキム・ヨナ選手の復帰戦 [フィギュアスケート]

ロシアのソチでフィギュアスケートのグランプリ・ファイナルが開催され、男子シングルで高橋
大輔選手が優勝、羽生結弦選手が2位、パトリック・チャン選手が3位、ハビエル・フェルナン
デス選手が4位、小塚崇彦選手が5位、町田樹選手が6位となりました。また女子では浅田
真央選手が優勝、アシュリー・ワグナー選手が2位、鈴木明子選手が3位、キーラ・コルピ選
手が4位、エリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手が5位、クリスティーナ・ガオ選手が6位でした。
男女ともに、日本選手が表彰台の2つずつを占める大活躍でしたね。

さて、男子の演技で最も興奮したのは、見事なクワド・ジャンプを3回決めたフェルナンデス選
手のフリーです。SPでは5位と出遅れたもののフリーでは1位となり、3位のチャン選手に0.04
ポイント差に迫る追い上げを見せました。男子のクワド合戦はどこまで行くのでしょう。。。
SPでのミスが響いて2位となった羽生選手はとても悔しそうでしたが、高橋選手とはお互いが
良い刺激になっているようです。今後も切磋琢磨してソチを目指して欲しいと思います。また、
羽生選手には近い将来、高橋選手に続く日本のエースとして頑張ってもらいたいですね。
今大会のチャン選手は今ひとつ調子が良くないようで、フリー終盤の2A-2Tがノーカウントに
なるミスや転倒もありましたが、それでもやはりスケーティングの素晴らしさはピカイチでした。

そして女子のフリーでは、鈴木選手、ワグナー選手と上位選手がミスを連発した後、浅田選手
にも連鎖反応的にミスが出ないか心配しましたが、落ち着いて演技を終えることができて良か
ったです。ご本人はフリーの前に弱気になっていたそうですが、腰痛が深刻というより、むしろ
フリーに対する苦手意識による精神的な要因のほうが強いような印象を受けました。
ワグナー選手はフリーで前のめりに激しく転倒後かなり痛そうでしたが、最後まで全力で演じ
切ったのは立派だったと思います。全米女王としての誇りと意地を感じます。
鈴木選手はメンタルの問題なのか、なかなかSPとフリーを揃えることができずに悔しい試合が
続いています。その詰めの甘さが、後一歩のところでトップに届かない一因なのでしょうね。
また、トゥクタミシェワ選手の誤魔化しのない潔いジャンプはいつ観ても気持ちが良いです。

ところで、心待ちにしていたキム・ヨナ選手の復帰戦の映像を観ました。
スピンやステップではレベルの取りこぼし、ジャンプでは転倒もあり、さすがにバンクーバー五
輪時と同じレベルとまではいきませんでしたが、長期休養明けとは思えない3Lz-3Tの成功や
独特のオーラ、やはり侮れない選手です。あっさりワールド出場のミニマムスコアをクリアしま
した。今の女子シングルには今ひとつ物足りなさを感じているので、キム選手の復帰は嬉しい
限りです。あとは安藤美姫選手が復帰してくれれば…
それにしても、復帰戦で高難度の3-3を着氷されてしまい、更にはB級大会とはいえSP72.27、
フリー129.34と高得点までマークされ、激しく動揺したアンチと某タレントスケーターの熱狂的
なファンによると思われるダブルスタンダードな妄想系コメントの数々には大いに笑わせてもら
いました。コメント数も浅田選手以上と思われ…すごい注目度です。

2013年1月7日追記:
キム選手が復帰第2戦となる韓国選手権でSP、FSともに1位で優勝しました。
SPでは転倒や3Lzが1回転になるなどのミスがありましたが、ステップからの3Fに3Tをつけて
3-3のコンビネーションにするという素晴らしいリカバリーを見せ、またFSでは3Lz-3T、3Lz、3F
を含む全てのジャンプを着氷し、ほぼノーミスの演技を披露しました。
とても1年8ヶ月ぶりに競技に復帰したばかりの選手とは思えない貫禄ですね。

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