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井岡一翔選手のWBA・WBC世界ミニマム級王座統一 [ボクシング]

6月20日にWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔選手とWBA世界同級王者・八重樫東選手
による王座統一戦が行われ、井岡選手が3-0の判定勝ちを収めました。

両者ともに決め手を欠きましたが、どちらかというと主役は八重樫選手だったと思います。
序盤から瞼が腫れて目が塞がり、視界が悪くなってしまったのが痛かったですね。
でも、あのハンディの中で、最後まで見せ場を作り続けた心身のタフネスには脱帽です。
井岡選手はミニマム級では体格の利があり、ガードもそこそこいいので安心して観ていら
れるのですが、個人的に上手さは感じるものの、いかんせん強さをあまり感じません。
そして、時に過剰とも思われるワセリンの塗り方が気になりました。

ところで、井岡選手にとってこの試合は通過点だそうで、今度こそ本当に転級でしょうか。
対戦相手としてWBA世界Lフライ級王者・ローマン・ゴンザレス選手の名前を挙げているよ
うですが、のんびりしているとゴンザレス選手も階級を上げてしまうかもしれないですね。
しかし、ミニマム級では是非デンバー・クエリョ選手と対戦して欲しかったのですけれど。。。
ミニマム級最強とも言われるIBF王者・ヌコシナチ・ジョイ選手との対戦は難しいとは思って
いましたが、クエリョ選手ともタイミングが合わなかった…ですね。

それにしても、天才とも謳われる井岡選手にさほど凄さを感じない私の目は節穴でしょうか。
過去の試合にもいろいろと疑問を感じますし、普通にいい選手だとは思いますが、過大評
価されているような気もします。また、本人は亀田興毅選手とは対極にいると思っているよ
うにお見受けするのですが、私的には大同小異、ある意味同じような選手です。
本物志向発言が多い割には、時折、怪しげな計算高さやセコさを感じることもあります。
ただ、かなりの幸運の持ち主だとは思いますし、「運も実力のうち」とも言いますけどね。。。

とにかく毎回繰り返される「減量苦」報道にも少々飽きてきましたので、今後、井岡選手に
は本人の思う適正階級で、是非その実力の程を見せてもらいたいものです。
夢は強い選手と対戦して4階級制覇でしたね。

2012年6月30日追記:
井岡選手がWBC王座を返上し、年内にもLフライ級で試合を行う意向を発表したそうです。
WBA王座については、井岡陣営がもう1試合分の興行権を持っており、同じジムの東洋太
平洋Lフライ級王者・宮崎亮選手の王座挑戦を視野に入れ、当面は保持するとのこと。
しかし、宮崎選手は、もしミニマム級となると階級を下げることになりますね。
そして、井岡選手は日頃の発言が微妙なだけに、「クエリョ選手を避け、ゴンザレス選手の
転級を待っている」などと思われぬようご注意を。ただ、WBC返上は予想通りの展開です。

2012年12月2日追記:
井岡選手の次戦は12月31日、ホセ・ロドリゲス選手とのWBA世界Lフライ級王座決定戦と
なるようです。ローマン・ゴンザレス選手はスーパー王者に格上げとか。。。
う~ん、どこかでお馴染みの展開ですね。しかも二番煎じの感があり、個人的には、先に
この手の戦略を展開した亀田一家のほうがまだマシな気がしてしまいます。
自らを貶めることにも繋がりかねませんので、今後井岡陣営は、同業者の批判と口先だけ
の本物志向発言は控えたほうがよろしいかと思います。
もし大晦日に放送時間が重なるようであれば、私は内山高志選手の試合を観るつもりです。

タグ:ボクシング
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