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京都18歳少年の無免許・居眠り運転事故 [事件・事故]

京都・祇園で凄惨な事故が起こって間もない4月23日午前8時頃、京都・亀岡市でも登校中の
小学生の列に軽自動車が突っ込み、2人が死亡、2人が重体、6人が重軽傷を負うという痛まし
い事故が起こりました。死亡者の一人は妊婦で、赤ちゃんも助かりませんでした。
京都府警は、運転していた少年を自動車運転過失致死傷容疑で捜査しているとのこと。

現行犯逮捕された18歳の少年は無免許で、事故当時は制限速度を超える時速50キロ程度を
出していたとみられ、「居眠りしていた」などと供述しているようです。
この少年は、1年半ほど前にバイクの無免許運転で検挙されたこともあるとのこと。
また、車には無免許の同乗者が2人おり、「無免許運転ほう助」の疑いで逮捕されたそうです。

18歳にもなった少年3人が揃いも揃って、無免許で一晩中ドライブとは一体どういうつもりなの
でしょうね。車は同乗者の友人から借りたそうですが、車の所有者が無免許の少年に車を貸す
ことになったいきさつも気になります。もし無免許と知って貸していたら大問題です。

ところで、報道を見聞きすると、この事件には「危険運転致死傷罪」の適用は難しいらしく、「自
動車運転過失致死傷罪」と「道路交通法違反」が適用される可能性が高いようです。そうなると、
最長で8年くらいの懲役・禁固だそうで、無免許、居眠り運転、スピード違反で死傷事故を起こし
たにしては軽いですね。私の感覚では、危険運転致死傷どころか殺人事件なのですけれど…
個人的に、無免許運転という行為には、「未必の殺意」のような潜在的な殺意を感じます。

ただ、一方で、もしこの通学路にガードレールでもあれば…との思いは消せないです。
交通事故を完全に無くすことができない以上、人と車が共存、時に交差する道路の環境整備と
運転する側の意識改革の両面から改善が必要なのではないかと思います。
同時に、事件の実態に沿った法改正の必要性も強く感じます。

2012年4月27日追記:
報道によると、車を運転していた少年は、常習的に無免許運転を繰り返していたようです。
また、逮捕された友人2人以外にも、複数の人物が交替で乗車していたもよう。
そして、亀岡署と小学校が、加害者側に被害者側の連絡先などを無断で教えていたそうです。

27日の朝、千葉県と愛知県でも登校中の列に車が突っ込む事故が起こり、千葉県の小学生が
1人亡くなりました。どちらのドライバーも、「ぼーっとしていた」と供述しているとのこと。
一刻も早く、「危険運転致死傷罪」適用の幅を広げてもらいたいものです。

2012年4月30日追記:
29日未明、群馬県の関越自動車道で高速バスが防音壁に激突し、乗客7人が死亡しました。
運転手は「居眠りしてしまった」と話しているそうです。

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