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世界フィギュアスケート国別対抗戦2012(結果) [フィギュアスケート]

19日から22日まで東京で開催された世界フィギュアスケート国別対抗戦で、日本チームが
55ポイントを獲得して見事優勝しました。選手の皆さん、おめでとうございます。
2位はアメリカ、3位はカナダ、続いて4位フランス、5位ロシア、6位イタリアとなりました。

日本チームは初日でアメリカと並び暫定トップにつけ、2日目でアメリカを抑えて単独トップに
立ち、最終日もそのまま逃げ切りましたが、終わってみれば2ポイント差、危なかったです。
個々の選手(組)の成績は、男子の高橋大輔選手が1位、小塚崇彦選手が6位、女子の鈴
木明子選手が1位、村上佳菜子選手が6位、ペアの高橋成美&マーヴィン・トラン組が3位、
アイスダンスのキャシー・リード&クリス・リード組が6位でした。

男子シングルの高橋選手は本当に素晴らしかったですね。SP、フリーともに目立ったミスの
ない心技体の充実したほぼ完璧な演技で、パトリック・チャン選手を抑えて堂々の1位。
特にフリーの演技では、テレビの画面を通して会場の熱気が伝わって来るようでした。
今季のモチベーションの高さを見るにつけ、改めて良きライバルの存在の大切さを感じます。
国内でも羽生選手が順調に伸びてきていますし、良い刺激になっていることでしょう。
ただ、チャン選手のほうは、クリスティ・クラールコーチの辞任が今後どう影響するのか少々
気になるところです。

女子シングルの鈴木選手も良かったですね。アメリカのアシュリー・ワグナー選手とグレイシ
ー・ゴールド選手の力強いフリー演技の後、村上選手が大きなジャンプミスを連発して冷や
冷やしましたが、ベテランらしくミスを最小限に抑えた演技でコストナー選手を逆転して1位。
今季の鈴木選手は、大崩れしない安定感があります。27歳にしてなお進化し続けることが
できるのも、基礎技術がしっかりしていることと日頃の鍛錬の賜物だろうと思います。

ペアの高橋&トラン組と女子の村上選手も、フリーは残念だったけれど、SPと応援席で存在
感を見せてくれました。ただ、小塚選手は世界選手権に続き、ちょっと元気がなかったかな。
そして、アイスダンスのリード組は、クリスの右足に酷い痛みがある中での出場だったようで
す。しっかり養生して、来季は良いシーズンになることを願っています。

個人的に特に目を引いたのは、本大会がシニア・デビューとなったアメリカの16歳、ゴールド
選手です。ジャンプが素晴らしく、演技も溌剌としていて若さに溢れ、容姿も可愛らしく、夫婦
揃ってすっかり魅了されてしまいました。今後の活躍がとても楽しみです。

さて、気になるニュースとして、ペアのマーヴィン・トラン選手(カナダ国籍)が、日本代表とし
てソチ五輪に出場するため、日本国籍取得を目指すことになったようです。
また、安藤美姫選手が来季のGPシリーズにエントリーの意向を示したそうです。ただ、競技
復帰については決断までには至っていないとのことで、キャンセルの可能性もあるもよう。

2012年4月25日追記:
国別とは関係ないですが、羽生結弦選手がブライアン・オーサー・コーチに師事することにな
ったようです。びっくりだけれど、ちょっとワクワクもします。

2012年4月26日追記:
自民党のスポーツ立国調査会で26日、トラン選手がソチ冬季五輪に出場できるよう、特例の
適用を目指し、日本国籍取得を後押しする方針が決まったそうです。

2012年5月18日追記:
朝日新聞によると、安藤美姫選手が2012~13年シーズンのGPシリーズから復帰することに
なったようです。ISUは休養した選手が復帰する場合、不測の事態が起こらない限り必ず試合
に出場することなどを約束する誓約書への署名を義務化。安藤選手もこれに署名したとのこと。

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