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市橋達也被告に2審も無期懲役判決 [事件・事故]

英国人英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさんを殺害したとして殺人などの罪に問われ、
一審の裁判員裁判で無期懲役の判決を受けた市橋達也被告の控訴審で、東京高裁は
11日、明確な殺意を認定し、一審判決を支持、弁護側の控訴を棄却しました。

本件については、今でも不可解なことだらけで、真相が究明されたとは思えないのです
が、事の成り行き上、無期懲役という判断もあり得るだろうとは思っていました。
ただ、裁判長の言葉とされる「逃亡生活を綴った手記を出版した印税で遺族に弁償を申
し出るなど、周到に刑事責任を軽減しようとしており、真摯な悔恨はうかがえない」という
くだりには少々疑問を感じます。常識に照らし合わせた場合、確かに軽はずみで浅はか
な行為だったとは思いますが、この辺の感覚には個人差があるでしょうし、いくら裁判官
とはいえ、(主観と感情で)被告の内面までをも裁いているようで違和感を覚えます。

本件に限らず、被告の個人的な事情や反省の有無が判決に影響することは、それが被
告にとって有利に働こうが不利に働こうが、個人的に馴染まないです。それでは、神様で
もない、限られた人生経験と洞察力しか持たない裁判官と被告の相性の問題にもなって
しまいますし、犯した罪の本質とは関係ないと思いますから。。。
また、本件は、被害者が英国人だったことが判決に少なからず影響したと言われることも
ありますが、「さもありなん」という感じで、私にはまるで「出来レース」にさえ見えました。

さて、市橋被告には上告の権利が残されているので、今しばらく注視したいと思います。

2012年4月30日追記:
市橋被告は上告せず、無期懲役が確定しました。

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