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大阪2幼児放置・餓死事件で懲役30年の判決 [事件・事故]

2010年6月、大阪市西区のマンションに長女(当時3歳)と長男(同1歳)を放置して
餓死させたとして殺人の罪に問われた母親の下村早苗被告(24)の裁判員裁判で、
大阪地裁は16日、検察側の求刑無期懲役に対して、有期では最高刑となる懲役
30年の判決を言い渡しました。

幼児達が閉じ込められていた部屋の扉には、粘着テープが貼ってあったそうです。
弁護側は被告が幼い頃に受けたネグレクトなどの影響を訴え、殺意を否認し、保護
責任者遺棄致死罪にとどまると主張しましたが、「立ち去れば死亡させる危険性が
高いと認識していた」と未必の殺意が認定され、殺人罪が成立すると判断されたと
のこと。

テレビ画面に映し出された下村被告の写真を見て、同じようなヘアスタイルとメーク
でポーズを取り、プリクラに収まる姪と重なってしまいました。
まずは身内から絶対に同様の事件を発生させないよう、肝に銘じました。

以前、子供を連れて離婚した従姉妹にネグレクトの傾向がみられ、子供を置いて遊
び回る従姉妹の子供を彼女の母親(子供の祖母)が育てていました。
でも、数年で遊び飽きたようで、今は仕事も持ち、いくらか母親らしくなっています。
きっと、実年齢に精神年齢が追いついていない若い母親もいるのだろうと思います。

ところで、今回の判決は過去の同様のケースと比べると重いそうですが、個人的に
は、それでも軽いなという感覚を持ちます。幼子を2人も餓死させたのですから。。。
犯した罪と判決の間に被告の個人的な事情を強く反映させることは、私にはあまり
馴染みません。犯した罪に対する判決であって欲しいと思います。
ただ、一方で、同様の犯罪を未然に防ぐための多面的方策の必要性を強く感じます。

2012年4月5日:
下村被告が控訴したそうです。
控訴は被告の当然の権利ですから別に控訴してもいいのですけれど、懲役30年でも
軽いと感じる私としては、「本当に反省しているのかな」と疑問に思ってしまいます。

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