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「品川区西大井マンション騒音裁判生活」と称するブログ [社会問題]

先ごろ原告側が勝訴して、音の制限、慰謝料60万円と騒音の測定費用64万円の支払い
を命じる判決が出た裁判について、原告夫人によると思われる「品川区西大井マンション
騒音裁判生活」と称するブログをざっと読ませてもらいました。
裁判記録を中心に、被告側との騒音・隣人トラブルについて綴ってあります。
いろいろな意味で、興味深い内容です。ただ、少々原告に対する印象も変わりました。

「興味深い」というのは、「上下間の生活騒音」という検証の難しい裁判で、何故ここまで
一方的な判決が出たのか不思議だったのですが、何となく謎が解けました。
原告側が早い段階から訴訟準備を始めているのに対して、被告側は代理人に任せっ放
しで準備も不十分、ブログを読む限りでは、被告本人は期日にもほとんど出廷していなか
ったようです。面倒でも、やはり合理的な主張・反論をしっかりしないとね。

そして、「原告に対する印象」というのは、一方的な被害者だとは思えなくなったことです。
本件は、単なる騒音トラブルではなく、感情的なもつれを伴う隣人トラブルのようです。
ブログの話題は騒音と裁判が中心ですが、かなり好戦的で、被告側を挑発しかねない記
述もあります。裁判で言い足りないことでもあって、ブログを始めたのかなと思いました。
裁判では裁判官の心証に配慮し、不適切な主張はたいてい弁護士に止められますから。

また、騒音被害の内容に特徴があります。
毎日普通に幼稚園(学校)や職場に通っている家族が出しているとは思えない騒音が出
ているようです。子供は、連日昼夜を問わず走り回り、夜中の12時を過ぎても走り回り、
騒音は訴訟中も絶えることがないらしい。ずいぶん奇妙な状況ですね。。。
騒音の測定値からして周りも迷惑しているはずですが、それらしい様子も見当たりません。
被告は今のマンションを売りに出したこともあるようで、むしろ精神的に追い詰められてい
るのは、ひょっとして苦情を受けている被告側の可能性もあるかもしれないですね。

原告側がうるさいと感じる音の中には、もちろん被告宅からの音もあると思います。
ただ、推測の域は出ないですが、ウォーターハンマー(ドン、ゴンなどの衝撃音)や水道管
の音(ドンドン、ゴンゴンなどの異音)など、他に可能性もあるのではないかと思いました。
実際、建物の設備から出る音は、誤解され、騒音トラブルの一因となることもあるようです。
そもそも原告側が準備した騒音の測定値に、一体何の意味があるのでしょう。
被告側は、もし身に覚えがないのであれば控訴もアリなのではないかと、このブログを読
んで感じました。もちろん、今度は本腰を入れて。。。

ところで、一昨日は普通に読めていた同ブログが、なぜか今は消されているようです。
やっぱり…と思いました。少々独善的で、とても分別ある内容とは思えなかったですから。
記述の所々にたちの悪さを感じましたし、首謀者不明の嫌がらせに関するくだりにしても、
誇大表現的な不自然さを覚えました。あくまでも、私の個人的な印象ですが…

2012年3月23日追記:
聞くところによると、同ブログは、削除される前に一部書き換えられたようです。
私が最初に読んだバージョンには、かなり微妙な表現もありましたからね。。。

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