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さいたま市親子3人餓死事件 [社会問題]

さいたま市のアパートで親子とみられる3人の遺体が見つかりました。
部屋にはあめ玉が数個と1円玉が数枚あっただけで、冷蔵庫はほとんど空だった
そうで、病死か餓死の可能性が高いようです。電気やガスは止まり、水道だけが
利用できる状態だったとも言われています。

このケースでは、生活保護の申請どころか同市への住民登録もなかったとのこと。
登録できない(あるいはしたくない)事情があったのでしょうが、住民登録は一応
義務でもありますから、それをしていないということは、生活保護の申請が認めら
れずに死に至るケースとは全く異なる印象を受けます。
近隣の住人に借金を申し込んでいたとの報道もあり、近所には借金を打診、でも
民生委員への相談、生活保護の申請は躊躇するというのも妙な感じがします。

大人3人の所帯ですし、報道から察するにチャンスはあったとものと思われ、行動
を起こさなかったのは、それが本人達の意思であり選択だったのかもしれません。
何となく素性を隠したがっていた印象を受けますが、生活保護を受けるにしても、
役所への相談・申請などの意思表示は必要です。それを嫌がる場合、行政や周
囲のできることには限界があったと思います。親族でもない限り、個人の死生観
にまで干渉はできないですから。

私の周りでも連帯保証人になって自己破産した人、バブル期に外車を乗り回して
今は行方不明になった人の話を聞きますが、この親子がどのような境遇だったの
か気になります。そして、もちろんお亡くなりになった3人は気の毒ですが、家賃を
滞納された挙句に一家心中にも近い事件を起こされた大家さんも気の毒だと思い
ます。権利と義務は表裏一体、行政とボランティアは別物です。

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