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四大陸フィギュア2012 [フィギュアスケート]

米コロラド州・コロラドスプリングスにて四大陸フィギュアスケート選手権大会が開催され、
男子シングルで高橋大輔選手が244.33点で銀メダル、女子シングルでも浅田真央選手
が188.62点で銀メダルを獲得しました。おめでとうございます。
この大会では、選手達は標高1800メートルという環境とも闘うこととなり、演技後に酸素
吸入器を使用する選手の姿も見られたようです。

男子の優勝は、273.94点でパトリック・チャン選手。高橋選手とは30点差の圧勝でした。
SPでは手をついてしまったものの、フリーでは見事な4T-3T、4Tを見せてくれました。
昨季のGPファイナル以降チャン選手の強さは半端なく、他の選手は、自分がミスのない
演技をした上でチャン選手が大崩れでもしない限り、勝てる見込みは薄そうです。
高橋選手は、SPで4TがUR判定、フリーで3Aが1Aになるなど痛いミスも出てチャン選手
とは大差がついたものの、3位とも21点という大差での銀でした。
そして、3位争いはアメリカの選手同士で繰り広げられ、ロス・マイナー選手がミスの少な
い丁寧な演技でアダム・リッポン選手を押さえ、銅メダルを獲得しました。

一方、女子の優勝は、192.41点で全米女王のアシュリー・ワグナー選手。安定した力強
い演技で、SP2位からフリーで逆転して金メダル獲得となりました。フリーのGOEは10点
を超えており、改めてミスの少ない質の良い演技を心がけることの重要性を感じます。
銀の浅田選手は、演技後のインタビューでの満足げな受け答えが印象に残りました。
ただ、3AはSP、フリーともにURを取られてしまい、ツーフット気味に着氷するのが半ば癖
になっているようにも見受けられ、少々気になります。
銅メダルのキャロライン・ジャン選手は、ジャンプの癖が改善されて見違えましたね。何に
も増して、長いトンネルを抜けた喜びに溢れる、晴れやかな笑顔が印象的でした。

村上佳菜子選手は、フリーでコンビネーション・ジャンプのセカンド・ジャンプが全て1回転
になってしまい、SP3位からジャン選手に逆転され4位でしたが、SPの演技は良かったと
思います。また、フリーの3T-3Tは、手堅く冒頭で決めて勢いに乗るほうが賢明な気もし
ますが、3T-3Tをフリーに入れること自体は良い選択だと思います。もちろん後半で成功
すれば、基礎点も1.1倍ですし、それはそれで魅力ですけれどね。

その他、男子の無良崇人選手は5位、町田樹選手は7位という結果となりましたが、二人
ともフリーでは崩れてしまったものの、SPの演技は素晴らしかったと思います。
また、女子の今井遥選手は9位、ペアの高橋成美&マーヴィン・トラン組は5位でした。

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