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浅田真央選手のエッセイが発売中止 [フィギュアスケート]

フィギュアスケートの浅田真央選手の初のエッセイ『大丈夫、きっと明日はできる』
(ポプラ社より2月8日に発売予定)が発売中止になったそうです。
同社によると、一部宣伝方法に浅田選手の意にそぐわない部分があったとのこと。
一方、浅田選手は自身のブログで「宣伝、告知について、私の思いと異なるもので
進められたところがある」と説明しているそうです。

それにしても、不思議なニュースですね。私以上に、主人が訝しがっています。
仮に浅田選手にとって不本意な宣伝・告知だったとしても、どうにでも解決できそう
なものですが、いきなり出版中止とは。。。信頼関係の破壊…ですか???
この時期の中止では損失も出ることと想像しますが、今のところ訴訟問題に発展し
そうな様子もないですし、出版社が詫びる形で四方八方丸く収まったのでしょうか。
何となく、皆が納得の上での中止、つまり「まず中止ありき」という印象を受けます。

聞くところによると、今回のエッセイは、仕入れ値と同額で返品できる「委託販売制」
ではなく、返品の引き取り額が仕入れ値より低くなる「責任販売制」で発売されるこ
とになっていたようです。書店は仕入れ部数を読み誤ると、売れ残った時の負担が
大きくなりますから、商品は確保したいものの、当然、発注については慎重にならざ
るを得ないでしょう。私は、話題の宣伝文句よりも、このことのほうが気になります。

ところで、1月12日が注文受付の期限、同12日に発売中止の発表だったようです。
昨年末の予約で10万部らしいですが、その後キャンセルでも続出したのでしょうか。
「責任販売制」の性質を考えると、10万部というのも、仮にこの数字が正しいとして、
もともと書店からの見込み注文で、すべてが消費者がらみだとは考えにくいですし、
そもそも宣伝・告知に関して、浅田選手側が全く把握していなかったとも考えにくい
です。おそらく、発売中止の理由は後づけだろうと思われます。

結局、私的には「出版のメリットがないので中止」と考えるのが一番しっくりきます。
ただ、真相がどうであれ、浅田選手(陣営)は身勝手だとの印象は拭えません。
よく言われる「今は喪に服すべきで、本の出版なんて不謹慎」とは思わないですが、
時期が時期ですし、予約まで取って発売中止にするくらいなら、最初から出版延期
などの可能性を模索しなかったことが悔やまれます。

2012年4月3日追記:
世界選手権での浅田選手の戦いぶりを見ていて、エッセイの発売を中止して正解
だったと思いました。啓発本の出版は、まだ早いですね。

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