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ISU GPファイナル2011 [フィギュアスケート]

カナダでISU GPファイナルが開催され、男子シングルで高橋大輔選手がSP5位からフリー
で見事な追い上げを見せて、銀メダルを獲得しました。また、女子シングルでも鈴木明子
選手がSP2位、フリー3位で総合2位、銀メダルを獲得しました。おめでとうございます。
出場を予定していた浅田真央選手は欠場となり、女子シングルは5選手で行われました。

男子シングルの優勝はパトリック・チャン選手、銅メダルはハビエル・フェルナンデス選手、
羽生結弦選手は惜しくも4位、ジェレミー・アボット選手が5位、ミハル・ブレジナ選手は6位。
ベテランと若手、持ち味の異なる選手達が切磋琢磨し合って、今季の男子トップクラスの
戦いはハイレベルでとても面白いです。また、絶対王者としての地位を確立したかのよう
なチャン選手を崩すのは誰なのか、それともしばらくは誰も崩せないのか、わくわくします。
なお、時折物議を醸すチャン選手のスコアですが、個人的に、彼だけが不自然に高いよう
には感じないです。

17歳の羽生選手は、今が伸び盛りですね。試合の度に成長を感じます。
ロシア大会では0.03点差で抑えたフェルナンデス選手に、逆にファイナルでは1.73点差で
かわされましたが、フリーでは4Tも決めましたし、ファイナル初出場で4位は立派な成績だ
と思います。ちなみに、私は羽生選手の躊躇の感じられないジャンプの入りが好きです。
それにしても、フェルナンデス選手は3つのクワドが全て成功。驚異的な成功率ですね。

女子シングルの優勝はカロリーナ・コストナー選手、銅メダルはアリョーナ・レオノワ選手、
エリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手が4位、アリッサ・シズニー選手は5位。コストナー選手
は、SP、フリーともに1位の完全優勝でした。ただ、今季の女子シングルは、競技としての
緊張感や期待感に欠け、個人的に物足りなさを覚えます。

トゥクタミシェワ選手は、初めてのGPファイナルで最終滑走の緊張からなのか、SPで2つの
ジャンプミスが出てしまい、最下位でフリーに臨むこととなりました。でも、フリーではトップ
のTESで2位。調子の良し悪しに関わらず、3Lz-3Tをしっかり決めるあたりはさすがです。
シリーズ通して、シニア初参戦とは思えぬ堂々とした戦いぶりを見せてくれた14歳でした。

シズニー選手は大会直前に左足首を怪我していたそうで、ジャンプが安定せず、精彩を欠
きました。競技者が4人になってしまうので、棄権できなかったのかもしれないですね。
ジャンプに匹敵するアグレッシヴで美しい高速スピンを持つシズニー選手。スケーティング
や所作だけでなく、キス&クライでの立ち居振る舞いまでもが気品に溢れ、優雅で素敵で
す。フランス大会以降はプログラムから外していますが、当初から3Lz-3Tと3Sは無理しな
いで欲しいと思っていました。もともとジャンパーではないですから、繋ぎを犠牲にしてまで
拘らなくても良いのではないかと思います。今は怪我が大事に至らぬことを願っています。

ところで、ジュニアGPファイナル女子シングルで、ロシアが表彰台を独占しました。
ソトニコワ選手、トゥクタミシェワ選手だけではないのですよね。恐るべし、ロシア。

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