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奇妙なWBC世界バンタム級王座決定戦 [ボクシング]

11月6日、WBC世界バンタム級王座決定戦が行われ、山中慎介選手がクリスチャン・
エスキベル選手を11回TKOで下し、王座を獲得しました。

この対戦は、ノニト・ドネア選手の王座返上により、試合2日前に指名挑戦者決定戦
から王座決定戦に昇格したとのこと。しかし、当のドネア選手は王座返上を否定して
いるとも聞きます。試合中に停電はするし、私的には解せない、変な世界戦でした。
何気に大人の事情が見え隠れするようですが、またまた日本経済の威力でしょうか。

WBC側は、ドネア選手が王座を返上するか山中選手と対戦すべきとしているらしい。
ただ、結局ドネア選手は王座を返上して階級を上げるでしょうから、さすがに山中選手
とドネア選手の対戦はないでしょうね。もしあれば、それはそれで嬉しいですけど。。。

それにしても、ドネア選手は先月下旬に王座を防衛したばかり。いくら近い将来階級
を上げる予定だとしても、次戦も決まっていないこの時期に王座返上を無理強いする
とは、私の感覚では甚だ野蛮な行為にも感じられます。WBCもドネア選手を批判して
いるようですが、ドネア選手に何か違反があるのであれば剥奪すればいいことですし、
ドネア選手がWBOのベルトも持っているので、本人には事後承諾でいいとの判断だっ
たのでしょうか。ボクシングのチャンピオンって、ずいぶん粗末に扱われるのですね。

また、怪我により休養中の清水智信選手は、来春には防衛戦も可能との見通しの中、
WBA世界Sフライ級王座獲得から約2ヶ月で、休養王者に変更されたそうです。
一応休養王者と正規王者は同等の扱いだそうですが、ボクシングのチャンピオンって
権威も何もないのですね。おちおち怪我もできません。そして、来月7日には亀田大毅
選手が正規王者に昇格したテーパリット・ゴーキャットジム選手に挑戦するそうです。

正直、なんだかなぁ…という感じです。
政治力と経済力の行使はスマートに、場外戦は紳士的にお願いしたいものです。

2011年11月22日追記:
ドネア選手がWBO世界バンタム級王座を返上したそうです。そして、ホルヘ・アルセ選
手もWBO世界Sバンタム級王座を返上したとのこと。ドネア選手は、ウィルフレド・バス
ケスjr選手とWBO世界Sバンタム級王座決定戦、アルセ選手もWBO世界バンタム級王
座決定戦を行う予定だそうです。やはり返上は次戦のメドが立ってからですよね。
さて、ドネア選手のWBC世界バンタム級王座は…

タグ:ボクシング
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