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中国高速鉄道の追突・脱線・転落事故と中国品質 [事件・事故]

7月23日、中国の高速鉄道で大事故が起きました。
雷の影響で停止した列車に後続の列車が追突して、一部の車両が脱線して高架橋から
転落したようです。驚くことに、多くの死傷者を出したにもかかわらず、十分な検証もない
まま転落した追突車両は穴に埋められ、25日には運行が再開されたとのことです。
そして、その後、各方面からの批判を受け、原因究明をアピールするためなのか、地中に
埋められた車両が再び掘り出されたそうです。

中国の高速鉄道は日本、ドイツ、フランスなど複数の国の技術の寄せ集めなのだそうで、
事故の原因を解明するのは容易ではないとのことですが、運行システム上のトラブルの
可能性が高いとみられているようです。列車同士の衝突を回避するために必要不可欠な
制御システムに、重大な問題があったのではないかと言われています。

さて、近年経済成長が目覚しい中国ですが、私の周りでの評判はあまり芳しくないです。
以前、知り合いの靴店の店長から、「多くの日本の靴メーカーが中国に工場を移した結果、
著しい品質の低下を招き、結局倒産してしまった会社は少なくない」と聞いたことがありま
す。また、中国に工場のあるアパレルメーカーの関係者の話では、「常に日本人が監視し
ていないと、工場長をはじめ中国の従業員はすぐに手を抜く」そうです。
今の中国に誠実さや品質を求めても、仕方のないことなのかもしれません。

中国では人権や安全管理に対する意識が希薄なことはある程度分かってはいたものの、
事故発生後の一連の報道を見聞きすると、中国当局の発想には恐怖を通り越して狂気
すら感じてしまいます。

私の主人は、以前仕事で中国に行ったことがあるのですが、その時同行していた韓国人
スタッフから、「中国のいい加減さは韓国のそれとはレベルが違うので、(まして日本とは
大違いなので、)特に日本人は道中気を抜かないように」と言われたそうです。
今回の鉄道事故を受けて、主人は、プライベートではもちろんのこと、仕事でも中国に行く
のは金輪際やめることにしたようです。お金よりも命のほうが大事ですから。

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