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慢心は成長の妨げ [フィギュアスケート]

5月10日の日本経済新聞に『世界フィギュアで銀…小塚を変えた「真央効果」』という
見出しの記事がありました。
以前の小塚選手は、ちょっと調子が悪かったり、疲れたりすると、すぐに諦めて力を抜
いてしまうところがあったけれど、練習熱心な浅田選手からいい影響を受けたそうです。
浅田選手も、小塚選手から何か影響を受けているのでしょうか。

基礎をおろそかにして、手っ取り早く自分が跳びやすい跳び方でジャンプを身につけて
しまったため、ルールが厳しくなった今苦労している浅田真央選手ですが、残念ながら、
他者から学ぶ謙虚さは、浅田選手に欠けているものの一つだったように思われます。

2005年のGPFで優勝して以来、浅田選手には慢心があったように感じます。
そして、2006年の世界ジュニア選手権でキム・ヨナ選手に完敗しました。
しかしながら、「自分がノーミスなら誰にも負けない」という慢心は、相変わらず続いてい
るように見受けられました。

浅田選手のライバルと言われてきたキム選手は、基礎がしっかりしているそうです。
本人の才能によるところも大きいのでしょうが、決して恵まれていたとは思えない環境の
中で、憧れの海外スケーター達の演技を参考にしながら、幼い頃から地道な研究と練習
を重ねて、あの質のいい滑りやジャンプを身につけていったのだろうと思います。

浅田選手は練習の鬼だと言われていますが、もともと、どちらかというと注目されやすい
大技の「とりあえず」の習得に熱心なようで、一見華やかさに欠ける基礎や完成度には
関心が薄かったようにも見受けられます。そして、過去に訪れたであろうジャンプ修正の
チャンスも、結局自分のものにすることはできなかったようです。
以前は後回しにしていたと思われる地味な努力を、これから先続けることができるかどう
か、真価が問われるところでしょう。

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