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韓国ドラマとシナリオ変更 [その他]

聞くところによると、韓国では、ドラマの延長や短縮だけでなく、頻繁にシナリオの変更が
行われるそうです。そして、その場合、どうもストーリーや登場人物のキャラクターの整合
性は無視される傾向があるように思われます。

たとえば、『善徳女王』も延長され、シナリオが書き換えられ、終盤はピダム中心に話が
進められます。そして、クライマックスはピダムのためのシナリオになっています。
見せ場でもあるピダム最期のシーンでは、家臣が次々に殺されていく様を眺めているだけ
のトンマンに呆れ、あまりの演出の滑稽さに苦笑してしまいました。
確か、ピダム役のキム・ナムギルは『善徳女王』でブレイクしたと聞きましたが、そのことと
無関係とは思えない終盤でした。

また、『海神(ヘシン)』のラストにも、何故か違和感が残ります。
私には、俳優ソン・イルグク(ヨムジャン役)のための不自然なラストに感じられました。
聞くところによると、ソン・イルグクもこのドラマでブレイクしたそうです。

俳優の人気におんぶに抱っこという感が否めない、場当たり的なシナリオ変更。
目先の視聴率のために作品そのものの質を下げているようにも感じられ、残念に思います。
(もちろん、より良いシナリオになるのであれば、変更も歓迎すべきだとは思いますが…)

日本のテレビ局が自力で放送枠を埋められず、その一部を韓国ドラマにも頼らざるを得ない
ように見受けられる昨今ですが、視聴者を尊重しているのか馬鹿にしているのか分からない
安易なドラマ作りは何とかならないものかと、期待も込めて思います。

タグ:韓国ドラマ
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