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ISU GPS 中国杯 2014 (中国大会) [フィギュアスケート]

ISU GPS 第3戦中国杯(Cup of China)が開催され、男子シングルに出場した羽生結弦
選手が2位、田中刑事選手が8位、女子シングルの村上佳菜子選手が3位となりました。

男子シングルの優勝はロシアのマキシム・コフトゥン選手、2位が羽生選手、3位はアメリ
カのリチャード・ドーンブッシュ選手。FS直前の6分間練習で羽生選手とハン・ヤン選手の
接触事故があり、他の選手達も少なからず影響を受けてしまったように感じました。優勝
したコフトゥン選手のキス&クライでの複雑そうな浮かない表情が目に焼きついています。
個人的に、伊藤みどりさんが6分間練習で他選手と接触して負傷し、五輪の枠取りのかか
った本番に臨んだ1991年の世界選手権を思い出しました。

女子シングルではロシアのエリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手がSP2位から逆転優勝を
果たし、ファイナル進出を決めました。2位には同じくロシアのユリア・リプニツカヤ選手、
3位に村上選手が入りました。ロシア女子はGPS3連勝、やはり強い。
トゥクタミシェワ選手のジャンプは本当に綺麗ですね。SPもFSも彼女の雰囲気に合ってい
て素敵。正確な技術を持つ選手が正当に評価されるためにも、今季のジャンプに関する
ルール変更は大歓迎です。もっと厳しくてもいいくらい。くれぐれも怪我なきよう願います。
リプニツカヤ選手はFSでジャンプ・ミスが続き、SP1位から順位を落としました。らしからぬ
ミスの連続には驚きましたが、トゥクタミシェワ選手の良演技、熾烈な代表争いのプレッシ
ャーを考えると無理からぬところもあるのかな。ライバルが自国の選手達というのも大変。。。
そして、村上選手は引退までこのまま山田満知子コーチに師事するのでしょうか。。。

ところで、羽生選手はSPもFSも良い演技ではなかったですが、アクシデント後のFSでは
後半の4Tを回避はしたものの、ジャンプの抜けがなかったのは良かったと思います。
ただ、彼の美意識は私のそれとは合わないようで、時に恍惚感を漂わせながら自己陶酔
している芝居がかった姿にカッコ悪さ、カメラを意識したわざとらしさを感じ、感動どころか、
興醒めでした。良くも悪くも目立ちたがり屋ですね。悲劇の主人公にでもなったつもりなの
でしょうが、以前パトリック・チャン選手に怪我を負わせた際のまるで他人事のような様子
とのギャップに呆れ、むしろ巻き込まれてしまった周りの選手達のほうが気の毒でした。
事故についても十分予想できたことなので特に驚きも無かったです。一応「三冠王」なの
ですから、そろそろ6分間練習では周りにもっと注意を払う余裕と品格が欲しいですね。
また、滑稽極まりない実況・解説にも白けましたし、浅田真央さん同様、羽生選手も印象
操作されている感があり、メディアの発信する情報を鵜呑みにはできないと思いました。

私事ですが、事故後の羽生選手の様子を見ていて不快感を覚えた主人が「この人、本当
にナルちゃんだな。本人的には、ちょっと痛かったけど、こんなオイシイ状況を逃すものか
といったところだろう。どうせ美談に持っていくつもりだろうから、気持ち悪くて観る気にもな
らない。フィギュアも安っぽいスポーツになったものだ。映像を見る限り、ハン・ヤン選手の
ほうが心配」と言って観戦を止めてしまったので、後半グループの演技を一人寂しく観るこ
とになりました。また、「棄権すべき、させるべき」という声もあるようですが、ドクターの許可
も出ていたようですし、最終的に決めるのは選手自身。本人の大袈裟な自己演出につられ
て少々大騒ぎし過ぎではないかと思います。とにかく、後味の悪さが残る試合でした。

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