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大飯原発の運転再開と電力不足と原発問題 [社会問題]

関東地方も梅雨本番、蒸し暑さが気になる季節になりました。
今年は比較的涼しい日が多いものの、それでも除湿機だけでは厳しい時もあり、冷房を
入れることも。。。やはり我が家では、この季節にエアコンは必須です。

さて、関西電力管内の電力不足が懸念される中、大飯原子力発電所3、4号機が再稼動
することとなり、7月1日にまず3号機が運転を再開しました。原子炉の起動から9時間後
には予定通り「臨界」に達しましたが、新調したタービンの起動で調整が必要になったた
め、4日に予定されていた送電開始は5日に、フル稼働は9日になる見通しのようです。
また、4号機については、7月下旬にフル稼働させる予定だそうです。

3号機がフル稼動すると関電管内の夏の電力不足は幾分か緩和され、政府が掲げる節
電目標も、15%から10%(猛暑だった2010年夏比)に引き下げられるとのこと。
また、関西電力は3、4号機が再稼動すれば電力不足はほぼ解消するとの試算を示して
いますが、他地域での電力不足も予想されており、まだまだ油断はできません。将来の
脱原発のためにも、国民一人一人が恒常的な節電意識を持ち続けたいものです。

ところで、地元周辺には、全国から再稼動に反対する活動家や市民が集まったそうです。
原子力問題は一言で賛成とも反対とも明言できない難しい問題ですが、こと大飯原発に
関しては、夏の計画停電のリスクがある中、地元(福井県)の同意も得られているわけで、
個人的には再稼動もやむを得ないのではないかと感じている次第です。
今の日本で電力不足や計画停電など、あってはならないことだと思います。
むしろ、苦渋の選択をしたであろう地元住民の前でお祭りデモとは、いささか呆れます。

そして、この夏を乗り切っても、次は寒い冬が待っています。来年の夏もあります。
今冬には北海道電力管内で電力不足に陥る可能性があるとも指摘されているようですし、
他の原子力発電所についても、必要なら再稼動も致し方のないことではないでしょうか。
速やかな脱原発は確かに理想でもあり、「反原発」を唱えるのは簡単ですが、現実的には
電力の安定供給のための代替案もなく、実現にはいくつものハードルがありそうです。
日本経済が衰退し、国力も衰え、私達の生活水準が低下しても良いのなら話は別ですが…

2012年7月5日追記:
大飯原発3号機は5日午前7時頃、発電と送電を開始したそうです。
9日にもフル稼働に到達し、関電管内の8月のピーク時における電力不足は、14.9%から
9.2%に縮小する見込みとのこと。

2012年7月9日追記:
大飯原発3号機は9日午前1時にフル稼働となり、現在15%の節電目標は10日から10%に
引き下げられるとのこと。

2012年7月13日追記:
関西電力は、大飯原発4号機を18日に起動、25日にフル活動する予定だそうです。

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