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関越道ツアーバス事故「居眠り運転」と「法令違反」 [事件・事故]

4月29日未明、群馬県藤岡市の関越自動車道上り線で高速ツアーバスが防音壁に激突し、
7人が死亡するという凄惨な事故が起こりました。

自動車運転過失致死傷の疑いで逮捕された運転手の河野化山容疑者は、「疲れていて居
眠りをした」と供述しているそうです。自ら4台のバスを所有し、個人営業をしていたとみられ、
出発前のホテル滞在中も、バスの修理の手配などをして寝たり起きたりしていたとのこと。
運転中に居眠りなど言語道断ではありますが、多くの命を預かる長距離バス、しかも徹夜の
運転を1人で担うのは、やはり荷が重過ぎるのではないかと思います。国土交通省も従来の
基準を見直す方針を固め、厚生労働省もようやく国土交通省との連携を示唆したようですが、
後手後手に回っている感は否めません。

一方、事故を起こしたバス会社「陸援隊」には36項目の法令違反があったことが分かったそ
うです。作成・保管が義務付けられている「運行指示書」や「点呼簿」などを作成しておらず、
禁止されている「日雇い」で河野容疑者を使っていたとのこと。また、個人営業していた河野
容疑者に対する「名義貸し」の疑いもあるそうです。針生裕美秀社長は「20件ぐらいは認識し
ていた」と違反を知りつつ運行していたことを認めたようですが、本人の倫理観を疑います。

また、今回のツアーを企画した旅行会社「ハーヴェストホールディングス」にも法令違反が見
つかったそうです。運行するバス会社名を客に対して明示することが義務付けられているの
に、同社が客に渡した書類にはバス会社名が明記されていなかったとのこと。
さらに、「ハーヴェストホールディングス」と「陸援隊」の間には2つの業者が介在し、それぞれ
が1万円ずつ手数料を取っていたため、「陸援隊」は相場より安い料金で運行を受託していた
そうです。旅行会社も無責任、仲介業者もなんだかなぁ…という感じです。

概して大事故の発生要因は複雑に絡み合うものだと思いますが、今回も行政・バス会社・旅
行会社・仲介業者などの無責任さ・モラルの欠如が気になります。しかし、ややもすると薄れ
がちになりそうですが、やはり直接の原因である「居眠り運転」の責任は重いと思います。
それにしても、(中国残留孤児の子弟で)日本語が不自由だと報道されている河野容疑者が、
大型2種免許を取得できたのも不思議ですね。

そして、「安かろう悪かろう」とも言いますし、私たち消費者側も、格安の理由が何かを事前に
よく見極める必要がありそうです。もちろん安全なサービスが提供されるのが原則ではありま
すが、現実問題として、「安全をお金で買う」という意識も大事かもしれません。

2012年5月24日追記:
群馬県警は、河野容疑者を道路運送法違反(無許可営業)容疑で再逮捕する方針だそうです。
また、バス会社「陸援隊」の針生社長を同じく道路運送法違反(名義貸し)の疑いで逮捕する
方針を固めたそうです。

2012年5月29日追記:
群馬県警は28日、バス運行会社社長・針生裕美秀容疑者を道路運送法違反(名義貸し)容疑
で逮捕し、運転手の河野火山容疑者を道路運送法違反(無許可営業)容疑で再逮捕しました。

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