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孤独死・孤立死と日本の社会 [社会問題]

東日本大震災から1年が経ちました。
昨日は主人と二人、黙祷しました。

さて、このところ孤独死・孤立死のニュースが立て続けに飛び込んできます。
おそらく、ニュースとして上がってくるのは氷山の一角でしょう。
当然の結果として、行政を批判する声も上がります。

でも、行政だけで解決する問題でしょうか。
近年日本人の価値観も多様化し、自治会などに加入するのを好まない人もいると聞き
ますが、「遠い親戚より近くの他人」とも言います。行政だけでなく、地域社会、そして
個々人による危機管理に関する工夫や対策も必要なのではないかと思います。
個人的には、行政がむやみに個人のプライバシーに介入するのもどうかと思いますし、
常日頃から信頼できる人間関係、ネットワークを作っておきたいものです。

ところで、ほんの数日前にタレントの山口美江さんが、また数年前には同じくタレントの
飯島愛さんが孤独死されました。確か女優の大原麗子さんもそうでした。
死は老若男女、裕福か否かにかかわらず、誰にでも訪れます。
そして、孤独死・孤立死は、個人の自由度の高い今の日本社会において、多くの人に
起こりうることだとも思います。また、有名人の孤独死は本人の選択の結果、一般人の
それは行政の怠慢の結果というものでもないと思います。

確かに行政の至らないところもあるでしょう。でも、個々の事件の背景を無視して、ヒス
テリックに行政を批判する風潮には少々うんざりします。
人の生死には、個人の人生観・死生観も影響します。ただ行政に責任を押し付けるの
ではなく、まずは私達一人一人が自分の人生と向き合い、大小の選択を重ね、譲ると
ころは譲り、それぞれの形で備えておきたいものですね。

極論にはなりますが、行政が個を統括・管理、ひいては監視するような社会にはなって
欲しくないです。

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