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世界体操東京2011 男子団体 銀メダル獲得 [スポーツ]

現在東京で開催されている体操の世界選手権。6日目の12日には男子団体決勝
が行われ、日本は3大会連続の銀メダルを獲得しました。優勝は中国、3位はアメ
リカという結果になりました。それにしても、中国は強いですね。5連覇だそうです。

最後まで目の離せない戦いで、日本とアメリカのポイント差も0.01と僅差でした。
日本は、2種目めのあん馬で小林研也選手の落下がありましたが、その後巻き返
し、4種目めの跳馬を終えたところで首位に立ちます。しかし、5種目めの平行棒で、
つり輪、跳馬に続き種目別得点1位をマークするも、予選より難度を上げて鉄棒に
臨んだ中国に逆転され、0.609ポイントを追う形となります。
そして、迎えた最終種目の鉄棒で、田中和仁選手が無難に演技をまとめた後、田
中佑典選手と内村航平選手が落下してしまい、中国に次ぐ2位で演技を終えました。

1位中国とは2.068ポイント差。あん馬と鉄棒、計3つの落下を思うと、悔しい銀では
ありますが、ひょとしたら銅もあり得た状況と、土壇場で難度を上げ成功させる中国
の気迫と底力を考えれば、私的には、ここは微妙に「おめでとう」という感じです。
それにしても、3つも落下がありながら銀って、ある意味すごいですね。
最後まで美しい演技を見せてくれた日本選手達に拍手を送りたいと思います。

ところで、決勝の「6-3-3制」は、予選の「6-5-4制」と比べて、決勝であることを差し
引いても、観る側もかなり緊張します。たった1つのミスが順位に直接影響してきま
すから、特に上位を狙うチームにとっては失敗は許されないですね。選手達の緊張
も半端ではないでしょう。もちろん、その分緊迫感が高まり、競技そのものが面白く
なるとも言えますが……ちなみに、ロンドン五輪の決勝は「5-3-3制」だそうです。

本日13日から、個人種目の決勝が行われます。
決勝に進出される選手の皆さん、個人総合、種目別でもがんばってください。

余談ですが、頭を打って脳震盪を起こし、首を痛めた選手を中一日で試合に出すの
は、正直、私的には微妙です。メダルよりも選手の身体のほうが大事ですし、代わ
れる選手がいなかった時点で、団体は既に総力で負けていたような気もします。
心配しながら田中佑典選手の鉄棒の演技を観ていたら、本当に落ちてしまいました。
ゆかで脳震盪を起こしながらもなお競技を続けようとした姿には、アスリートとしての
本能のようなものを感じました。後遺症などのないことを願います。

2011年10月14日追記:
昨日女子個人総合決勝が行われ、ジョーディン・ウィーバー選手(米)が最終種目の
ゆかで逆転して初優勝を飾りました。2位はヴィクトリア・コモワ選手(ロシア)、3位は
ヤオ・ジンナン選手(中国)。3人とも16歳です。ウィーバー選手とコモワ選手のポイン
ト差は0.033。ヤオ選手は平均台で落下がありましたが、コモワ選手との差は0.751
ポイント。最後のゆかの演技まで、目の離せない熾烈なトップ争いでした。
日本の鶴見虹子選手は15位、田中理恵選手は20位でした。

2011年10月15日追記:
昨日男子個人総合決勝が行われ、内村航平選手が金メダル、山室光史選手が銅
メダルを獲得しました。両選手とも、おめでとうございます。
内村選手は、ひとりだけ格の違いを感じさせる演技で、銀メダルのフィリップ・ボイ選
手(ドイツ)に3.101ポイントの差をつけ、史上初の3連覇を達成しました。
山室選手は、個人種目では初めてのメダル獲得だそうです。

タグ:体操競技
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