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福島の避難所閉鎖と被災地の子供達の作文集 [東日本大震災]

先日、たまたまテレビを観ていたら、文藝春秋の8月臨時増刊号として発売された
「つなみ~被災地のこども80人の作文集」という本が紹介されていました。
いくつか作品が朗読されたのですが、子供達の力強い言葉に、大人顔負けの逞し
さや生命力を感じました。でも、その一方で、まだ自分の体験を言葉にすることの
できない子供達もたくさんいることだろうと思いました。

ところで、福島県は、被災者の住居に対する支援について、県内のすべての避難
所を10月いっぱいで閉鎖し、仮設住宅や借り上げ住宅への移転を進めることなど
を決めたそうです。まず県内の避難所の運営を8月末で事実上終了させ、2ヵ月間
の猶予期間を設けた上で、10月末には全面閉鎖する方針のようです。

「とうとう来るべき時が来たんだな」という印象を受けました。
福島県は「避難所の閉鎖は被災者の方々の自立した生活を促すために決めた」と
しているそうですが、確かに今の状態を永遠に続けるわけにはいかないですから、
次のステップに進むためにも、どこかで区切りが必要なのだろうと思います。

今後は、物資中心の支援から、被災者が自立、生活再建できるような支援に移行
していくことになるのでしょう。被災者にとって、ある意味、自立を見据えたこれから
が本当に厳しい現実なのかもしれません。
ただ、健康上の問題など被災者の抱える事情も考慮した上で、きめ細やかな対応
が必要なことは言うまでもないことと思います。

今年の夏は、姪達と一緒に、「つなみ~被災地のこども80人の作文集」を読んでみ
るつもりです。

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